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リボ払いと分割払いの違いは?クレジットカードの使い分け方

島村 海利
監修者:弁護士法人・響 弁護士
島村 海利
  • 弁護士会所属:第二東京弁護士会 第52828
  • 出身地:高知県
  • 出身大学:香川大学法学部卒 九州大学法科大学院卒
  • 保有資格:弁護士、2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP2級)
  • コメント:人に対する温かいまなざしを持ち、ご依頼者の話をよく聞き、ご依頼者様に寄り添える弁護士になれるよう日々努めています。
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リボ払いと分割払いの違いはなに
リボ払いと分割払いのどちらを使えば損をしない?

クレジットカードの主な返済方法として「リボ払い」と「分割払い」がありますが、その違いは以下のような点です、

・リボ払い
あらかじめ設定した毎月一定の金額だけを返済していく返済方法

・分割払い
支払回数を複数回に分割指定して支払う返済方式

毎月の返済額を抑えたいなら「リボ払い」を、トータルの支払総額や手数料を抑えたいなら「分割払い」を選ぶのが損をしない支払方法といえます。

リボ払いと分割払い、違いはどこなのか、それぞれ便利に使うには具体的にどういった方法があるのか、解説しましょう。

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リボ払いと分割払いの違いは?

クレジットカードの「リボ払い」と「分割払い」、そもそも何が違うのでしょうか?

リボ払いと分割払いそれぞれの仕組み・メリット・デメリットについて、わかりやすく紹介します。

リボ払いは「毎月の返済額」が一定の返済方法

リボ払いとは、「リボルビング(=反復)払い」の略語で、クレジットカードの利用金額・利用件数にかかわらず、あらかじめ設定した毎月一定の金額だけを返済していく支払方法のことです。

リボ払いの返済方式には主に「定額方式」と「残高スライド方式」の2つがあります。どの返済方式を採用しているかはクレジットカード会社によって異なります。

自分が所有しているクレジットカード、これから所有を検討しているクレジットカードがどのような返済方式なのかは、クレジットカード会社の公式Webサイトにて確認してみましょう。

-リボ払いの返済方式①定額方式-
利用残高にかかわらず毎月の返済額は一定

「定額方式」とは、毎月あらかじめ設定した返済額を支払う方式です。

定額方式には主に「元利定額方式」と「元金定額方式」の2種類があります。

元利定額方式とは?
元金と利息を足した金額を毎月一定の金額で返済する方式。毎月の返済額は変動しません

〈元利定額方式(利用残高50万円 毎月1万円返済)の支払い例〉

元利定額方式の返済例

上の図を見ると、元利定額方式の場合、1回目の返済額(1万円)の内訳は、元金は3,750円なのに対し、利息は6,250円。返済当初は利息のほうが元金より多くなります。

利用残高が減るとともに、元金の割合が増えていき、返済のスピードも早くなっていきます。

元金定額方式とは?
毎月一定額の元金に利息を追加した金額を返済する方式。元金のみが定額で、そこに利息を上乗せするため、毎月の返済額は変動します

〈元金定額方式(利用残高50万円 毎月元金1万円と利息返済)の支払い例〉

元金定額方式の支払い例

上の図を見てのとおり、元金定額方式の場合、毎月の返済額のうち、元金1万円は変動しません。

1回目の返済だと、利息は6,250円になりますが、利用残高が減るごとに、毎月支払う利息も減っていきます。

-リボ払いの返済方式②残高スライド方式-
利用残高に応じて毎月の返済額が増減

残高スライド方式」とは、利用残高に応じて毎月の返済額が増減する方式です。

利用残高に応じた毎月の返済額は、クレジットカード会社ごとに独自に決められていています。

残高スライド方式による毎月の返済額の例
  • 利用残高が10万円未満=1万円
  • 利用残高が10万円以上~20万円未満=1万5,000円
  • 利用残高が20万円以上~50万円未満=2万円

〈残高スライド方式の支払い例〉

残高スライド方式の支払い例

上の図を見てみると、利用残高が20万円~50万円未満の場合、毎月の返済額は2万円です。

利用残高が減っていき10万円以上~20万円未満になると、毎月の返済額は1万5,000円に減ります。

さらに利用残高が減って10万円未満になると、毎月の返済額は1万円へと減っていきます。

リボ払いの3つのメリット

まずはリボ払いにはどのようなメリットがあるのか、確認してみましょう。

毎月の支払額が一定である
毎月の支払額が変わらなければ、それだけ毎月の返済負担も軽くなります。
いつまでに、いくら準備しておけばいいのか明確になるため、家計の管理もしやすくなります。
いつでも繰り上げ返済ができる
繰り上げ返済とは、毎月の返済額とは別に、臨時的にまとまったお金を返済する方法です。繰り上げ返済することで、支払回数や支払総額を減らすことができます。
繰り上げ返済は自由にできます。毎月の返済とあわせて繰り上げ返済することで、利用残高が減るスピードを早められます。
ポイントが貯まりやすい
クレジットカード会社によりますが、リボ払いの利用状況などさまざまな条件に応じてポイントが増えるなど、各種の優遇特典が受けられるケースもあります。

リボ払いの3つのデメリット

一方でリボ払いにはどのようなデメリットがあるのか、把握しておきましょう。

手数料がかかる
クレジットカードでリボ払いを選択・利用した場合には、利用残高に応じて各クレジットカード会社が定める「手数料」を毎月支払わなければなりません。
リボ払いの手数料は、実質年率15.0%で設定しているクレジットカードが一般的です。
利用残高が把握しづらい
リボ払いの場合、クレジットカードで複数回買い物をしたり、高額の買い物をしたりすると、利用残高がふくらんでいき、残高が把握しづらくなるケースがあります。
支払期間が延びがち
リボ払いの場合、月々の返済額が少ないと、利用残高はなかなか減っていきません。
そのため、返済期間が延びがちになり、支払総額もふくらんでいくケースがあります。

分割払いは「支払回数」が変わらない返済方法

分割払いとは、クレジットカードで買い物をしたときに支払回数を複数回に分割指定して支払う返済方式で、一度決まった支払回数は変わりません。

毎月の返済額は、その支払回数に応じて決まります。支払回数が多いほど支払総額は増えますが、支払回数が少ないほど支払総額は少なくなります。

分割払いの3つのメリット

分割払いにはどのようなメリットがあるのか、確認してみましょう。

いつ完済がするのかわかりやすい
支払期間(回数)が明確なので、支払いがいつまで続くか、返済の管理がしやすくなります。
支払回数が多いほど、1回あたりの返済額を少なくできる
分割払いの支払回数は最高24回まで利用できるのが一般的です。
支払回数が多いほど、1回あたりの返済額を少なくできます。
2回払いなら手数料は無料
分割払いで「2回払い」を選択した場合は手数料がかかりません

分割払いの3つのデメリット

一方で分割払いにはどのようなデメリットがあるのか、チェックしてみましょう。

3回払い以上だと手数料がかかる
3回以上の分割払いだと、手数料が発生します。
分割払いの手数料は、実質年率12.0%~15.0%程度(例外あり)で設定しているクレジットカードが一般的です。
支払回数が多ければ、手数料や支払総額も多くなる
分割払いの支払回数が多ければ、支払う手数料や支払総額も多くなります。
自分で自由に支払回数を選べない
各クレジットカード会社で定められた支払回数以外は、選ぶことができません

リボ払い・分割払いの違いのまとめ

これまでリボ払いと分割払いの違いについて解説してきました。

それぞれのメリット・デメリットの違いについて、下の表に簡単にまとめてみましたので、あらためてチェックしておきましょう。

〈リボ払いと分割払いのメリット・デメリット〉
リボ払い 分割払い
メリット ・毎月の支払額が一定である
・いつでも繰り上げ返済ができる
・ポイントが貯まりやすい
・完済がいつまでかわかりやすい
・支払回数が多いほど、1回あたりの返済額を少なくできる
・2回払いなら手数料は無料
デメリット ・手数料がかかる
・利用残高が把握しづらい
・支払期間が延びがち
・3回払い以上だと手数料がかかる
・支払回数が多ければ、手数料や支払総額も多くなる
・定められた支払回数以外は選べない

リボ払いと分割払いの「手数料」の違いは?

リボ払いと分割払いを利用する際に毎月支払う「手数料」ですが、それぞれどんな違いがあるのでしょう?

リボ払いと分割払いの手数料について比較してみました。

手数料は、リボ払いのほうが分割払いより高いのが一般的

リボ払いと分割払いでは手数料がどれだけ違うのか、下の表に一覧表にまとめました。

〈主なクレジットカードのリボ払いと分割払いの手数料の違い〉
リボ払い
(実質年率)
分割払い
(実質年率)
エポスカード 15.00% 15.00%
JCBカード 8.04%~18.00% 7.92%~18.00%
ニコスカード 15.00% 12.25~15.00%
三井住友VISAカード 15.00% 12.00~14.75%
楽天カード 15.00% 12.25~15.00%

※カードの種類により手数料の実質年率は異なる

リボ払いの手数料は、実質年率が15.0%のケースが一般的です。

分割払いの手数料は、支払回数によって異なりますが、例外はあるものの、実質年率が12.0~15.0%程度で設定しているケースが多いようです。

比較してわかるように、分割払いよりリボ払いのほうが手数料は高い傾向にあるといえます。

支払総額は、リボ払いのほうが分割払いよりが多い

リボ払いと分割払いでは支払総額がどのように違ってくるのか、下の表でシミュレーション比較してみました。

〈リボ払いと分割払いの支払総額の違い〉
支払総額 うち手数料額
リボ払い 413,706円 113,706円
分割払い 348,553円 48,553円
その差は? 65,153円

※共通条件:利用残高30万円、手数料率(実質年率)15.0%の場合
※リボ払い:毎月の返済額5,000円(手数料を除く)、元金定額方式の場合
※分割払い:24回払いの場合

同じ利用残高30万円、手数料率(実質年率)15.0%であっても、リボ払いの支払総額は約41万円なのに対し、分割払いの支払総額は約35万円と違いがあります。

リボ払いのほうが分割払いより、支払総額を約6万5,000円多く支払わなければならないという結果となりました。

リボ払いと分割払い、どう使い分ける?

以上に述べたように、リボ払いと分割払いとではいろいろな違いがあることがわかりました。

ではリボ払いと分割払い、どのように使い分けるとよいのでしょうか?それぞれ便利な利用例について紹介します。

リボ払いの便利な利用例

まずリボ払いはどう活用すれば有効なのでしょうか?利用例を挙げて紹介しましょう。

毎月の支払いがきびしければ、返済額の減額という選択肢もある

リボ払いなら、現金で買えない場合や手持ちに余裕がない場合でもクレジットカードで買い物ができ、毎月一定額の支払いで済みます。

家計のやりくりが大変で毎月のリボ払いの返済がきびしければ、毎月の返済額の減額手続をとるのもひとつの方法です。

毎月の返済額の減額については、クレジットカード会社の会員専用Webサイトか電話にて手続ができます。

また、利用残高によって最低限の返済額が決められているので、それ以上は減額できない場合もあります。

家計に余裕が出てきたら、リボ払いの完済を目指して、毎月の返済額の増額を検討してみてはいかがでしょうか。

出費が増えた場合は「あとからリボ払い」という選択肢もある

クレジットカードで家電や家具など大きな買い物をしたり、臨時の支出が増えたりすると、利用金額が多くなってしまいます。

このような場合は、クレジットカードの返済を1回払いや2回払い、ボーナス払いで対応をするのは容易ではないこともあるでしょう。

出費が増えた場合は、クレジットカード利用後にリボ払いに変更する「あとからリボ払い」にするという方法もあります。

リボ払いに変更できれば、毎月の返済負担が軽くなります。

リボ払いにした場合、毎月の返済負担は減りますが、その分支払総額は多くなることがある点に注意が必要です。

また、リボ払いにも利用できる限度額があるため、すべての利用残高を「あとからリボ払い」に変更できないケースもあります。

その場合は1回払いや2回払い、ボーナス払いなど、利用時に選択した方法で返済しなければなりません。

分割払いの便利な利用例

では分割払いの場合だと、どう活用すれば有効なのでしょうか?利用例を挙げて紹介しましょう。

リボ払いよりも支払総額を抑えられる

先にも述べましたが、分割払いのほうがリボ払いよりも支払総額が少ないのが一般的です。

「トータルの支払額を抑えたい」という場合は、リボ払いではなく、分割払いを利用することを検討しましょう。

ただ、リボ払いから分割払いへの変更はできない点は注意が必要です。
同様に、分割払いからリボ払いへの変更もできません。

あらかじめ支払回数がわかるので、返済計画が立てやすい

分割払いの場合、あらかじめ支払回数がわかっているので、返済計画が立てやすくなります。

返済を着実に進めたい場合は、クレジットカード利用時に一番多い支払回数(最高で24回が多い)を指定するのもひとつの方法です。

分割払いの場合、利用金額によって指定できる支払回数は異なります。分割払いを利用する前に支払回数を確認しておくとよいでしょう。

なお、クレジットカード利用後に1回払いや2回払い、ボーナス払いにした場合でも、分割払いに変更できる「あとから分割払い」を利用できるクレジットカード会社もありますので、チェックしてみましょう。

【まとめ】リボ払いと分割払いの違いを理解して、損しないように使いわけよう

以上のように、リボ払いと分割払いは、仕組みやメリット・デメリットにも違いがあります。

リボ払い、分割払いにおいて使うべきシーンはどのような状況か理解した上で、リボ払いと分割払いのどちらが「損をしない」支払方法かを押さえておきましょう。

毎月の返済額を抑えたいならリボ払いを選ぶのがよいでしょう。余裕があるときに繰り上げ返済をすることで、支払総額を抑えることができます。

トータルの支払総額や手数料を抑えたいなら分割払いを選ぶのがよいでしょう。あらかじめ支払回数を少なめに設定しておけば、その分、支払総額を抑えられます。

リボ払いか分割払いか、どちらを使うべきかを判断して、クレジットカードで買い物をするときに便利に使いこなせるようになりたいですね。

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