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2020.02.06
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個人再生を利用したが返済が苦しいです

(秋田市|50代|男性|タクシー運転手)

私は2年ほど前に個人再生を利用し、現在、再生計画による返済を継続しているところです。

最初は返済もスムーズに進んでいたのですが、突如として母が体調を崩してしまい、我が家の生活費から医療費の一部を負担することになり、一気に返済が苦しくなってしまいました。

しかし、いつまでも医療費を負担できるわけではないため、母にはできれば生活保護を受けてもらいたいのですが、父の残した家屋があるため、すぐには受けられそうにありません。

かといって、私も住宅ローンの返済、再生計画による返済と、決してお金に余裕があるわけではないため、妻に頭を下げては節約の毎日を過ごしています。

なんとかお金を借り入れられないかと消費者金融の審査にも臨んだのですが、私は個人再生、妻にも過去の債務整理歴があって、審査に通ることはありませんでした。

ここまできたら、もう自宅はあきらめて、自己破産するしかないのでしょうか?

■相談に対する回答

相談者様のように、再生計画中に返済が苦しくなってしまった場合でも、自己破産を回避する方法は2つ残されています。

まず1つ目が、返済期間延長という方法です。

個人再生は裁判所に申請すれば、後からでも2年間まで返済期間の延長が認められています。
もちろん理由もなしに延長が認められることはありませんが、相談者様の場合、十分な事情があるため、認められる可能性は高いです。

2つ目が、ハードシップ免責という方法です。

個人再生にはハードシップ免責といって、再生計画の4分の3以上の支払いが済んでいる場合、支払い困難な事情を裁判所に説明し、残りの4分の1の支払いを免除してもらえる制度があります。

こうした方法が残されているため、まだ自宅を諦めて自己破産を検討する段階にはありません。

返済期間延長は2年まで

個人再生は途中で支払いが苦しくなった場合、2年間までは返済期間の延長が認められています。もともとの再生計画が3年であった場合は5年に、5年であった場合は7年に変更されます。

ただし、延長は個人の意思によってされるわけではなく、利用するには裁判所から許可をもらわなければならない点に注意です。とはいえ、返済期間の延長はほとんどの場合で認められるため、まずは返済期間を延長し、返済継続を試みてみましょう。

ハードシップ免責は敷居が高い

もし、返済期間の延長でも再生計画の継続が難しい場合は、ハードシップ免責を検討します。 ただし、ハードシップ免責を利用するにはいくつか条件があります。

まずは「再生計画の4分の3以上の支払いが済んでいる」ことです。

次に「返済が困難になった事情が本人のせいでない」こと、最後が「返済期間を延長しても完済の見込みがないこと」です。

自己破産を回避するために残された方法は2つしかないことから、ハードシップ免責は個人再生と自己破産の最後の砦です。

まずは2年間の延長を利用し、その間に、現在ある返済問題を解決、それが難しいのであれば、再生計画の4分の3までなんとか支払い継続できれば自宅を守ることができます。

現段階ではまだ自宅を諦める必要はありません。

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