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アコムに過払い金請求をするために知っておきたいこと

澁谷 望
監修者:弁護士法人・響 弁護士
澁谷 望
  • 所属弁護士会:第二東京弁護士会 第54634号
  • 出身地:熊本県
  • 出身大学・大学院:関西大学法学部 同志社大学法科大学院
  • 保有資格:弁護士・行政書士
  • コメント:理想の弁護士像は、「弱い人、困った人の味方」と思ってもらえるような弁護士です。 そのためには、ご依頼者様と同じ目線に立たなければならないと思います。そのために日々謙虚に、精進していきたいと考えています。
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アコムの過払い金対象者はどんな人なのか

アコムの過払い金の期限はいつか

アコムに限ったことではありませんが、過払い金は最後の取引日から10年で時効となります
この時効期間が経過すると、過払い金請求をしても返還されなくなってしまうのです。

現在も取引を継続している方は、取引がある度に10年という時効期間がリセットされるので期限を気にする必要はないのですが、すでに完済している方は最後の取引日(完済した日)から10年が経過すると過払い金が手元に返還されないため注意が必要です。

残債があったり返済中でも過払い金は返ってくるのか

現在も残債があるという方も、過払い金を諦める必要はありません。

というのも、現在の残債というのは、過去の高利だったころの利息が適用されたままである可能性があるのです。
これを現在の利息に引き直してみないことには、正確な金額は判明しません。

よって、残債がある方、返済中という方にも過払い金が発生している可能性は十分にあります。

金利、利息がいくらであれば過払い金を請求できるか

過去、アコムは年率27.375~29.2%という金利を設定していました。
しかし、現在は年率15~20%を上限とするように法律が改正されました。この改正によって、過払い金が発生するようになったのです。

ということは、過去に年率27.375%以上で借入をしていた方が過払い金請求の対象者です。

なお、アコムの場合、2007年6月に年率の変更を行っています。
よって、これより以前から取引があったという方は、上記で説明した引き直し計算をする価値が十分にあるということ。 過払い金が発生している可能性が非常に高いです。

過払い金請求ができないのはどんな人か

過払い金請求ができないのは、上記で説明した高利での貸し付けがなかった方です。
アコムでいえば、2007年6月以降に取引開始した方に過払い金は発生していません

また、過払い金というのはショッピングではなくキャッシングでのみ発生します。2007年6月より前の取引でも、ショッピングのみの取引しかない方に過払い金は発生しないので注意が必要です。

その他、厳密にいえば過払い金請求ができないわけではないのですが、生活保護費を受給されている方は、過払い金が返還されることで生活保護費を受給できなくなってしまう可能性、または一部を福祉事務所に返還しなければならない場合があります

生活保護費を受給されている方は、過払い金請求については慎重に検討する必要があると覚えておきましょう。

アコムで過払い金を請求するとどのような流れになるのか、また、注意点はあるか

過払い金を請求する方法は

アコムに過払い金を請求するには、取引履歴を取得するところからスタートします。
この取引履歴が手元にないと過去から現在までの正確な取引を知ることができないため、正確な過払い金額を求めることができないのです。よって、まずは取引履歴を取得します。

取引履歴を取得し、正確な過払い金額を算出した後、過払い金請求を行います。
なお、請求する方法としては口頭でも構わないのですが、後々の証拠として残しておくために書面による請求をおすすめします。

この際もっとも良いとされているのが「内容証明郵便」による請求です。
過払い金請求は、事情次第では裁判にまで発展する可能性が十分にあるため、請求した日付などを証明できる内容証明郵便は非常に証拠力が高く、実務でも利用されています。

過払い金を請求するにはどのくらいの期間がかかるのか

上記のことからわかるように、過払い金請求は取引履歴を取得し、引き直し計算を行ってはじめて請求が可能となります。
個人で過払い金請求をするのであれば、この取引履歴の入手におよそ1~2ヶ月(相手となる貸金業者によって前後あり)、引き直し計算を行うのに1~3日程度です。

なお、取引履歴の取得自体はそれほど難しくはありませんが、慣れない引き直し計算を行うとなるとかなりの手間となります。
間違った金額を出してしまう恐れもあるため、より正確な金額を算出したい方は専門家への依頼を検討しましょう

過払い金を請求することによるデメリットはないか

以前まで、過払い金請求をすることでブラックリスト(個人信用情報機関におけるマイナス情報のこと)に登録されてしまう運用がなされていました。

しかし、本来、過払い金とは払いすぎた利息を取り戻しているだけにすぎません。
自身のお金を請求しているというのに、ブラックリストに登録される運用は酷だということで、現在はこうした運用がされることはなくなりました。(一部例外あり)

強いてデメリットといえば、過払い金請求をした貸金業者とは、今後取引ができなくなることくらいです。とはいえ、貸金業者は数多くあるため、それほどのデメリットとはいえないためご安心ください。

アコムで過払い金の返還請求をするときの注意点は

アコムは数ある貸金業者の中でも、過払い金請求への対応は良心的と言えます。
それほど注意することもないのですが、請求する相手は交渉に慣れているということを忘れてはいけません。
少しでも返還する過払い金額を少なくする交渉を行ってくる可能性が高いです。

相手から提案された金額に本当に納得しているのか、提案された金額は本当に妥当なのか、といった点については必ず注意しなければならないと覚えておきましょう。

過払い金請求するときの費用は

過払い金請求を個人で行う場合、これといった費用はかかりません。
もちろん、相手側とやり取りするための通話料金や郵便料金といったものはかかってしまいますが、過払い金請求自体にお金がかかることはないのです。

しかし、相手からの提案に納得できずに裁判を起こす場合は、手数料として郵便用の切手と請求する金額に応じた収入印紙を納めなければなりません。
郵便用の切手については6000円程度ですが、収入印紙については請求額が大きければ大きいほどかかってしまいます。

また、専門家に過払い金請求を依頼するとなれば、当然その報酬を支払わなければなりません。一般的に、回収できた過払い金の20%が相場となっています。
どういった手続きで過払い金を請求するかによって、費用は大きく異なってくるのです。

アコムの特徴

アコムに過払い金の返還を請求するとどんな対応をされるか

アコムというのは、いわゆる銀行系と呼ばれる貸金業者で、三菱UFJ銀行のグループ会社であるため経済基盤が安定しています。
そのため、経営基盤が安定していない貸金業者に比べると過払い金請求への対応も良心的で、それほど嫌な思いをすることはないと言えます。

とはいえ、上述したように請求するのは交渉に慣れている相手であることに変わりはないため、良心的な対応に惑わされ、損をしてしまわないように慎重な対応をするよう心がけましょう。

取引履歴の開示は可能か

貸金業者には、契約者から取引履歴の開示を請求された場合、必ず回答しなければならない義務があります。よって、取引履歴の開示はそれほど困難な手続きではありません。

よく開示する際の理由を気にされる方がいますが、こちらもいちいち告げる必要はありません。
なにか言われた場合でも、「単に確認しておきたいだけ」で問題はありません。
理由次第では開示しないなんて事態にはならないのでご安心ください。

請求先はどうなるのか

過払い金請求をする場合は、アコムの本店所在地に対して請求すれば問題はありません。
裁判を提起する際も、本店所在地に対して請求することになっています。
請求後は担当部署に回されるため、連絡はその担当部署からくることになります。

過払い金の入金日はいつか

アコムの場合、過払い金の入金は比較的早いケースがほとんどです。
和解日から約4ヶ月後の末日というケースが多いようです。

経営基盤が安定していない経営難に陥っている貸金業者の場合、和解から半年後や10ヶ月後といった提案をされることもあるため、その点、アコムは良心的と言えるでしょう。

アコムの過払い金でいくら返ってくるのか

アコムの過払い金の回収率の目安を知りたい

アコムに過払い金請求した場合、個人での交渉の場合は7~8割程度がそれほど困難なく手元に返還される可能性が高いです

しかし、満額回収や、過払い利息を含めた金額を請求する場合、任意交渉(電話などによる交渉のこと)では合意に至らない可能性があります。
となれば、専門家に依頼するか、裁判にて過払い金を回収するしかありません。

専門家に依頼した場合や、裁判を試みる場合は満額での回収も十分に実現可能です
ただし、上記でも説明したように専門家への依頼や裁判には費用がかかってしまう点に注意しましょう。

いくら返ってくるのか金額が知りたい

過払い金がいくら返ってくるのかについては、取引期間に応じてまったく異なります。

過払い金の返還金額というのは、高い利息を返済し続けていた期間、取引を継続していた期間によって左右されます。
取引が長ければ長いほど金額は大きくなり、何百万円という過払い金を手にした方は数え切れないほどいらっしゃいます。

しかし、取引期間が短い場合は数十万円にしかならないといった場合もあります。
まさにケースバイケースとなっているため、いくら過払い金が返ってくるのか正確な金額が知りたい方は、取引履歴を入手し、引き直し計算をしてみるしかありません。

過払い金請求は弁護士や司法書士に相談した方がいいのか

アコムと過払い金交渉は難しいのか

アコムとの過払い金交渉は、数ある貸金業者の中ではそれほど難しくはありません。
しかし、十分な専門知識がなければ損をしてしまう可能性が高いのが過払い金請求です。

また、満額での回収を希望する場合や、過払い金利息も請求したい場合、交渉は困難を極めるかもしれません。過払い金請求を少しでも不安に感じる方や、アコムからの提示された金額が希望に満たない方は弁護士や司法書士への依頼を検討しましょう。

アコムに過払い金の返還を請求したいが、相談先が分からない

過払い金請求をしたい場合の相談窓口は数多くあります。

まずは、地域ごとにある弁護士会に相談するという方法、次に、市区町村役場が実施している法律相談会を利用するという方法があります。

弁護士会への相談については地域によっては有料の場合もありますが、市区町村役場が実施する法律相談会は無料となります。

その他にも、無料法律相談を実施している事務所をインターネットなどで探すという方法もあります。
現在、無料法律相談を実施している事務所は数多くあるため、それほど苦労せずに見つけられるはずです。

それでもうまく見つけられないという方は、法テラスという国が設立した司法支援センターを利用するという手もあります。
資力要件(収入が多すぎる場合は利用できない)があるものの、3回までは無料で相談が受けられるため、うまく利用してみましょう。

過払い金請求は難しいため弁護士や司法書士に相談することも手段の一つ

上記のように、アコムが相手であれば過払い金請求はそれほどの困難は伴わないはずです。
しかし、絶対に損はしたくない、自分の知識だけでは不安だ、という方は弁護士や司法書士への相談も検討しましょう

過払い金請求の場合、回収した過払い金の中から弁護士や司法書士への費用が支払われるケースがほとんどであるため、持ち出し0円で過払い金を手にする可能性もあります。

弁護士や司法書士への相談は非常に有用な選択肢の1つです。

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