アイコン

クレジットカードの任意整理を解説!その影響や手続き後の注意点とは

2020.12.23 2021.09.15

クレジットカードを使いすぎて増えてしまった残高は、なんとか解決したいものです。
できるなら任意整理をしたいとは思っても、今まで便利に使っていたクレジットカードにどういった影響があるのかは、気になるところではないでしょうか。

クレジットカードの利用に影響があるとすれば、そのリスクはできるだけ避けたいですよね。

そこでこの記事では、クレジットカードを任意整理する際の影響や、手続き後のカード作成に関する注意点などについて詳しく解説します。

【弁護士法人・響に依頼するメリット】

  • 最短即日!返済ストップ
  • 相談実績12万件以上!
  • 明瞭なご説明で費用への不安をゼロに
  • 相談は何度でも無料

クレジットカードの残高は任意整理できる

クレジットカードの残高を任意整理することはできますが、任意整理によってできることと、任意整理してもできないことがあります。
それぞれ具体的に解説いたします。

クレジットカードの任意整理でできること

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、どちらも任意整理が可能です。 任意整理によってショッピングの手数料、キャッシングの利息をカットできますし、支払いの滞納によって発生した遅延損害金もカットできます。

手数料と利息をカットして残った元本は、3年~5年の期間で分割払いによる完済を目指します。

クレジットカードの任意整理でできないこと

クレジットカードを任意整理するときは、ショッピングまたはキャッシング、どちらか一方だけ任意整理することはできません。
キャッシングを任意整理してショッピング枠を残したり、ショッピングを任意整理してキャッシング枠を残すという選択はできないということです。

また、任意整理で減らせるのは基本的に利息と遅延損害金のみで、元本は減らせません。
これは消費者金融や銀行カードローンを任意整理する場合も同様です。

クレジットカードを任意整理して受ける影響

クレジットカードを任意整理すると、生活には次のような影響があります。

契約中のカードは解約される

契約中のクレジットカードを任意整理すると解約になります。

クレジットカード会社はキャッシングの利息やショッピングの手数料で収益を上げています。
クレジットカード会社も利益を得なければビジネスになりませんが、任意整理によって本来支払われるべき利息を得られなくなるわけですから、会社としては「今までどおりクレジットカードを使い続けてもいいですよ」と認めるわけにはいかないのです。

溜まったポイントは失効する

任意整理するとクレジットカードは解約になるので、過去にカードを利用して溜まっているポイントも全て失効します。

ポイントを使いたい場合は、任意整理前に使う必要があるでしょう。
ただしポイントを使っても足りない分を同一のクレジットカードで借入れしてしまうと、任意整理を進める際に不利になる可能性があるのでご注意ください。

任意整理していないカードもいずれ使えなくなる

任意整理していないクレジットカードに関しても、やがて使えなくなります。 クレジットカード会社は定期的に途上与信を行うからです。

途上与信とは、クレジットカード発行後に行う中間審査のことです。
クレジットカード会社は、カードを新規発行するときだけでなく、発行後も定期的に審査を行っています。

そして途上与信で参照されるのが、信用情報機関に登録されているカード利用者の情報です。

任意整理すると信用情報機関に事故情報(ブラックリスト)が登録されます。
途上与信によって事故情報がクレジットカード会社に知られれば、「カード利用者の支払い能力に問題がある」と判断されて解約になる可能性があるわけです。

ETCカードが使えなくなる

ETCカードは有料道路(高速道路)を利用する際に便利なカードですが、任意整理して事故情報が登録されると、クレジットカードとしても使えるETCカードは使えなくなります。 ETCカードはクレジットカードの付属の機能なので、クレジットカードが使えなくなると同時にETCカードも利用できなくなる、ということです。

任意整理後のクレジットカード作成に関する影響

クレジットカードを使えていた今までの便利な生活に慣れていると、任意整理をした後に新しくクレジットカードを作成できるかどうかについても気になるのではないでしょうか。
ここでは任意整理後のカード作成に関して解説していきます。

約5年間は新規のカード作成ができなくなる

任意整理によって信用情報機関に事故情報が登録されるとお伝えしましたが、任意整理による事故情報の登録期間は約5年間です。

基本的には任意整理をしてから約5年で事故情報は消えますが、それまでは事故情報の登録によって新規のカード発行が制限されます。

任意整理した会社やグループ会社のカードは作れない

任意整理した会社だけでなく、グループ会社のカードも作成できません。
任意整理されたカード会社は、信用情報機関の事故情報とは別に、グループ会社で共有する独自のブラックリストをデータベース化していて確認できるので、新規の申し込みのときに知られてしまうのです。

独自のブラックリストを社内ブラックといいますが、たとえば三井住友カードはSMBCグループなので、三井住友カードを任意整理した場合、同じSMBCグループであるSMBCファイナンスサービスのカード作成は難しくなります。

任意整理後にクレジットカードを作るときの注意点

任意整理すると事故情報の登録は避けられないので、少なからず生活への影響があります。
その影響を極力回避してクレジットカードをスムーズに作るには、次の点に注意しましょう。

信用情報が回復するまで待つ

任意整理の事故情報は、登録期間が約5年と限られていますので、焦ってカードを作成せずに事故情報の削除を待つといいでしょう。

ただし必ず5年で削除されているとは限りません。
カードを作成する前に、自分で事故情報を確認しましょう。

事故情報は次の3つの信用情報機関に問い合せれば分かります。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

クレジットカード系の情報が多いのはCICですが、3つの信用情報機関それぞれに問い合せることで、確実に事故情報が削除されているかどうかが分かります。 手数料は税込500円~1,000円かかりますが、郵便やネットなどで問い合わせて確認が可能です。

複数のクレジット会社に同時に申し込まない

事故情報が削除された後でも複数のクレジットカード会社に同時に申し込むと、発行時の審査に落ちる可能性が高くなります。

カード作成を申し込むと、申し込んだという情報は信用情報機関に残るため、その記録を見た別のカード会社は、「様々なカードを申し込んでいるということは、お金を多方から集めようとしているのかも」 「やがて多重債務になって返済できなくなるのでは?」 と疑われてしまう可能性があるからです。

短期間に様々な金融機関に借入の申し込みを行うことを申し込みブラックといいます。

複数のクレジットカードを同時に保有することで再び借金を抱えてしまうというリスクもありますので、複数のカードを作成することは避けましょう。

審査に落ちたときは半年以上は開ける

クレジットカードの審査に落ちると、その情報は信用情報から把握することができます。

信用情報には、申し込みをした情報も残りますが、審査が通らなければクレヒス(クレジットカードやローンの利用履歴)はつきません。
他のカード会社がこれを確認すれば、申し込みをしているにも関わらず利用履歴がないことを不審に思い、
「過去の事故情報によって審査に落ちているのでは?」
と審査落ちを疑われるのです。

申し込みをした記録は半年間は信用情報機関に残るので、別なカードの申し込みまで最低半年は開けましょう。

限度額が高いカードは避ける

ショッピングは立替え払いですが、キャッシングはお金の借入れに該当します。
キャッシングの限度額が高いということは、そのクレジットカードで借金できる金額も高くなるので、審査の難易度は高くなります。

そのため、まずは限度額が低いカードを作って、公共料金や携帯電話などの支払いでクレヒスを積むといいでしょう。
クレヒスを積むことで支払い能力に対する信用がつくので、カード作成だけでなく、住宅ローンや自動車ローンの審査に通る可能性も上がります

クレジットカードがなくても不便を感じないための対処法

任意整理後は、一定期間はクレジットカードがない生活を覚悟しなければなりませんが、クレジットカードを利用していたときに近い生活を送ることは可能です。
ここではその方法について解説します。

家族カードを使う

任意整理による事故情報が家族に及ぶことはないので、家族は自分名義でカードを作って利用できます。
そのため、家族が主契約者であるクレジットカードの家族カードを利用するという方法があります。

家族カードは主契約のクレジットカードと同等の機能を利用できますから、主契約のクレジットカードの限度枠の範囲内でショッピングができます
このように家族カードを利用すれば、自分が主契約のクレジットカードを使っていたときに近い生活を送れるでしょう。

ただし、今までと同等の機能が使えるといっても、任意整理をしている立場なので、使いすぎにはくれぐれも注意しましょう。

デビットカードを使う

デビットカードは、事故情報の登録があっても作成や利用ができます。

デビットカードは登録してある銀行口座と紐付いていて、買い物で利用した分の金額が銀行口座から引き落とされる仕組みです。
デビットカードは国際ブランド加盟店で利用できるので、クレジットカードに近い使い方が可能です。

ただし、クレジットカードとは違って、登録してある銀行口座の残高以上は利用ができません。
デビットカードで毎回スムーズに買い物をしたいときは、口座の残高には気を掛けながら使う必要があるでしょう。

ETCパーソナルカードを使う

クレジット機能付きのETCカードは任意整理によって使えなくなりますが、クレジット機能がないETCパーソナルカードは利用できます。

ETCパーソナルカードはデポジット(保証金)を預けることで、デポジット金額の80%まで有料道路の利用料金として使える仕組みです。
ただしデポジットはあくまでも保証金なので、ETCで利用した料金は別途、ETCパーソナルカードの申し込み時に登録した銀行口座から引き落としされます。

このようにETCパーソナルカードがあれば有料道路の利用料金を払うことができるので、クレジットカードがない不便さを補えるでしょう。

まとめ

まとめ
  • クレジットカードはショッピングもキャッシングも任意整理が可能ですが、どちらか一方だけを手続きすることはできません。

  • 任意整理によって契約中のカードは制限を受けます。
    手続き後に新しくカードを持ちたいときには、注意点も踏まえてから作成するようにしましょう。

  • 任意整理による事故情報でクレジットカードが使えない期間は、他のカードを使うなどの工夫で今までに近い生活を送ることも可能です。使いすぎには気を付けて、新しいクレジットカードを作るまで堅実的な生活を心がけましょう。

【弁護士法人・響に依頼するメリット】

  • 最短即日!返済ストップ
  • 相談実績12万件以上!
  • 明瞭なご説明で費用への不安をゼロに
  • 相談は何度でも無料
[実績]
12万件の相談実績あり
[弁護士数]
21人(2021年3月時点)
[設立]
2014年(平成26年)4月1日