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債務整理は結婚を妨げる?結婚生活への影響と借金解決策

島村 海利
監修者:弁護士法人・響 弁護士
島村 海利
  • 弁護士会所属:第二東京弁護士会 第52828
  • 出身地:高知県
  • 出身大学:香川大学法学部卒 九州大学法科大学院卒
  • 保有資格:弁護士、2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP2級)
  • コメント:人に対する温かいまなざしを持ち、ご依頼者の話をよく聞き、ご依頼者様に寄り添える弁護士になれるよう日々努めています。
  • 弁護士法人・響HPの詳細プロフィール

債務整理すると結婚できなくなるの?
結婚相手にバレないように債務整理するにはどうしたらいい?

結婚を考える相手ができると、独身時代に作ってしまった借金がこれまで以上に悩ましくなります。
借金問題はできれば結婚前に解決しておきたいですよね。

しかし債務整理が結婚に与える影響を心配する人も多いのではないでしょうか。

そこでこちらの記事では、
  • 債務整理は結婚を妨げる制度なのか
  • 債務整理をすると結婚にどう影響するか
  • 結婚相手にバレずに債務整理するには
  • などについて解説します。

    記事をチェックして結婚前の心配は少しでも解決しておきましょう。

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    結婚前に債務整理しても結婚はできる

    借金の解決方法として有効な債務整理ですが、これから控えている結婚には影響するものなのでしょうか。
    まずは債務整理という制度の仕組や目的を理解しておきましょう。

    債務整理は結婚できない法的根拠とはならない

    結婚前に債務整理をすると結婚ができなくなる、などという法的な根拠はありません
    債務整理をしても日常生活に与える影響は小さく、まして結婚できるかどうかとはまったく無関係です。
    結婚後に配偶者の職場に知らされたり請求がいったりなどの心配もする必要はありません。

    ただし債務整理をしたことが結婚相手やその家族にバレてしまい、それをきっかけに結婚ができなくなるというケースは考えられます。

    債務整理のやり方次第でバレにくい進め方もあります。
    自分の希望に沿った解決をするためにも債務整理の仕組みを押さえておきましょう。

    債務整理は借金生活からの救済制度

    任意整理、個人再生、自己破産などで借金の解決を図るのが債務整理ですが、そもそも借金に悩んでいる人の生活を立て直すための救済制度であり、借金を返せなくなった人を罰するためのものではありません

    債務整理をすると次のような誤った情報を心配する人が多いようです。

  • 戸籍や住民票に記録が残る
  • 選挙権がなくなる
  • 賃貸住宅から追い出される
  • 仕事に就けなくなる
  • 財産がすべて没収される
  • これらはすべて債務整理の誤解です。

    債務整理は生活再建が目的であるため、こういった結婚生活を邪魔するような罰則はありません

    ただし、債務整理をしても無傷でいられるとは限らず、間接的に結婚相手にも影響が出てくる場合もあります。

    債務整理によって結婚生活に生じる不便はある

    債務整理をしても生活に大きな支障があるわけではありませんが、これまでのようなお金の使い方はできなくなるなどの影響は少なからず生じます。

    場合によっては結婚相手にも関わることがあるので、ここで押さえておきましょう。

    事故情報の登録は避けられない

    債務整理を行うと、信用情報機関には事故情報の登録が残ります。
    俗に「ブラックリスト」を呼ばれているもので、債務整理はブラックリスト入りが避けられません。

    信用情報機関とは、金融機関や貸金業者などがクレジットカードやローンの申込みを受け付けた際、申込者の返済能力を審査するための情報を提供する機関で、次の3つがあります。

  • 日本信用情報機構(JICC)
  • シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
  • 信用情報機関に登録される事故情報は、内容によって登録期間が異なります。
    任意整理、個人再生、自己破産、それぞれの目安の登録期間は次のようになっています。

    任意整理個人再生自己破産
    日本信用情報機構5年5年5年
    シー・アイ・シー5年5年5年
    全国銀行個人信用情報センター5年10年10年

    事故情報の登録で生じる生活への支障

    事故情報が登録されると、結婚生活に次のような支障が生じる可能性があります。

    ローン契約や借入ができなくなる

    ローン契約や借入などの新規申込をしても審査が通らなくなるので、家や車など、高額な買い物をローンで購入することができなくなります。

    結婚相手の名義で購入すれば問題ありませんが、家の購入など夫婦の共有名義でローン契約する際には注意が必要です。

    共有名義の片方に事故情報があるからといって必ず審査で落とされるわけではありませんが、必ず過去の債務整理は調査されるので審査に影響することになります

    カードの作成や利用ができなくなる

    クレジットカードの新規作成も、ローンと同様に申し込んでも審査が通らなくなります。
    すでに利用しているクレジットカードも、債務整理をすると利用停止されます。 債務整理をした会社のカードはもちろんですが、他社のカードもいずれ使えなくなるでしょう。

    クレジット会社は新規申込のときだけではなく、すでに契約中の顧客についても信用情報機関で調査します(途上与信)。

    他の会社で手続きをした債務整理であっても途上与信の際に事故情報が確認されれば、カードの利用は止められてしまいます

    保証人にはなれなくなる

    事故情報があると、連帯保証人や保証人にはなれません。

    車や教育などのローンを組むときや借入を行うときなどには連帯保証人を求められることがあります。

    結婚している場合は配偶者になってもらうケースが多いのですが、事故情報が残っていると連帯保証人や保証人になれないため、他の親族などにお願いすることになるでしょう。

    名前が変わっても事故情報はごまかせない

    結婚をすると夫婦一方の苗字が変わるため、旧姓で行った債務整理の情報は引き継がれないと考える人がいますが、そのようなことはありません。

    名前が変わっても生年月日や住所・電話番号といった個人情報からも調査できるため、事故情報をごまかすことはできないと考えた方がいいです。

    債務整理を結婚相手に知られたくないとき

    債務整理による生活の変化が大きいと、結婚相手にバレてしまう可能性があります。
    できるだけ債務整理を知られないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

    債務整理は結婚前にするべき

    債務整理は結婚前にしておくのが賢明です。
    結婚後に債務整理をすると次のようなリスクが生じてきます。

  • 借金を滞納すると督促状が家に届く
  • 借金がバレたときに結婚相手からの信用をなくす
  • 個人再生や自己破産では配偶者の収入が調査される
  • すでに借金の返済が難しくなっているのであれば、結婚をしても遅かれ早かれ債務整理が必要になる可能性は高いと言えます。
    滞納をすれば金融業者から督促状が届くため、結婚相手に隠し通すことは困難です。

    借金や収入の状況によっては個人再生や自己破産を検討することになりますが、これらの手続きには配偶者の収入証明書が必要になるため、結婚相手への相談は避けられないでしょう。

    結婚前に債務整理をしておけば自分一人で手続きができますし、無理のない返済計画を立て直して滞納を防ぐことができます

    バレたくないときは任意整理を検討しよう

    結婚相手に借金がバレたくない場合は、任意整理を検討しましょう。
    任意整理は利息と遅延損害金をカットして借金を減額し、毎月の返済額を減らすことができる手続きです。

    任意整理は次のような特徴が好まれてよく利用されています。

  • 比較的簡単で早く手続きが終わる
  • 債務整理したくない借金を除外できる
  • 無理のない金額で返済を続けられる
  • 任意整理は、個人再生や自己破産と比べると手続きが簡単で、整理する金融業者も選べるため、周囲に与える影響が小さくバレにくいといえます。

    ただし任意整理をする際には次の点に注意をしてください。

  • 元金だけは全額返済しなければならない
  • 任意整理後に滞納をすると金融業者から厳しい対応をされる
  • メリットと注意点を踏まえて、どういった手続きをするべきかを専門家に相談するといいでしょう。
    周囲にバレないように進める方法など、結婚生活への影響を最小限にするアドバイスもしてくれます。

    まとめ

    結婚前に債務整理をしても、結婚ができなくなることはありません
    ただし、債務整理をすると事故情報として信用情報機関登録されるため、結婚生活に少なからず影響は生じてきます

    2人の信頼関係を壊さないためにも正直に打ち明けるという選択肢も考えられますが、結婚相手に債務整理がバレたくない場合は任意整理を検討しましょう。
    任意整理は比較的簡単で早く終わる手続きで、結婚後の影響も最小限に抑えられます

    借金のことで悩みがあったら、専門家に相談してみましょう。
    よい結婚生活をスタートできるように、まずは現在の状況を相談し、どのように解決できるかをアドバイスしてもらってはいかがでしょうか。

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