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2020.07.02
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リボ払いを借り換える効果とは?借り換えが有効なケースと注意点

リボ払いの借り換えをすると早く返済できるの?
借り換えで返済は楽になるのかな・・・

リボ払いは、毎月返済をしていてもなかなか残高が減らず不安になる人もいることでしょう。
そんな時に、借り換えをすると返済を早く終えられる可能性があります。

ただし、借り換えをすれば必ず返済の負担を軽くできるとは限りませんし、借り換えには注意したほうが良いこともあります。

返済の負担を軽くするためにはどのように借り換えをしたら良いのか、借り換え以外にはどんな効果的な解決法があるかなどを詳しくお伝えします。

リボ払いの借り換えで抑えられそうな2つの負担

借り換えをすると、どうして返済の負担が減るのでしょうか。
負担が減る仕組みを説明します。

金利が下がるなら返済の総額は減らせる

リボ払いは、商品代金以外に手数料がかかります。
手数料は、商品代金に年一定の割合でかかる金利の額です。

借り換えをする場合、リボ払いの金利よりも少ない金利で借りられることがあります。

リボ払いの特徴
  • 月々の返済負担を抑えられる
  • 金利が高い
  • 頻繁に使うと残高が減らない

  • 金利の比較

    リボ払いの金利 15%~18%
    銀行・信用金庫のカードローンの金利 2.0%~年14.5%

    一本化すると見通しが立って管理の手間が省ける

    複数あるリボ払いを借り換えて一本化すると、お金の管理の手間が省けます。

    リボ払いを複数社利用すると、返済の期日や利用する口座が違うことがあります。
    これでは管理がしにくく、いくら返済し、いくら残高が残っているのか、わかりにくく、確認すること自体も負担になりがちです。

    これを借り換えて一本化すると、月々の返済額・残高の把握の手間や、口座への資金の準備の手間が省けます。

    カードローンへの借り換えに効果が期待できる具体例

    では、カードローンに借り換えると有効なケースとはどのようなケースでしょうか。
    具体的なシミュレーションを使って見ていきましょう。

    リボ払い手数料が18%程度あるとき

    リボ払いの手数料が18%程度ある場合は、カードローンの金利はそれよりも低いことが多いため、借り換えの効果が出やすいでしょう。

    例えば、リボ払いで18%の手数料を支払っていたところを、金利14%のカードローンに借り換えができれば、4%の金利分は返済総額を減らせます。

    50万円をショッピングでリボ払い(18%)とカードローン(14%)、月々1万円を返済する場合

  • 金利18%のリボ払い=返済回数94回
    返済総額:93万1021円

  • 金利14%のカードローン=返済回数76回
    返済総額:75万4720円
  • 金利が4%異なると、返済総額が17万6301円も異なります。

    借り入れ先が複数ありその合計が100万円以上のとき

    借り入れ合計額が高額だと、金利がリボ手数料よりも低くできる可能性があります。

    100万円のローンの場合、銀行のカードローンは比較的利用しやすいとされていて、銀行のカードローンに適用される金利(12~15%)は、リボ払いに適用される金利(18%)より低くなることが多いです。

    100万円の借り入れがあり、利率18%のリボ払いで、5000円を2社に、1万円を1社に、3社分合計2万円を返済するときと、これらを一本化して利率12%の銀行カードローンで返済するときを比較

  • リボ払い(18%)
  • 1社目:5000円、94回、46万5468円
    2社目:5000円、94回、46万5468円
    3社目:1万円、 94回、93万1021円
    返済総額:186万2137円

  • カードローン(12%)
  • 1社:2万円、70回
    返済総額:139万3187円

    返済総額は46万8950円も違い、借り換えしたほうが返済総額が減ります。
    返済回数も24回減り、借り換え後の完済は2年も早くなります

    金銭管理も、3社を別々で行うより、1社にまとめたほうが手間がかかりません。

    このように、借り入れが複数で、合計額が100万円以上の場合には、借り換えの効果が大きい場合が多いのです。

    借り換えない方がいいケース

    これに対して、借り換えをしない方がよいと思われるケースとその理由は以下の通りです。

  • 借り換え後の方が金利が高い場合=返済総額が小さくならないから
  • 複数のリボ払いをまとめられない場合=金銭管理がしにくいままだから
  • 借り換え後の月々の返済額が借り換え前のリボ払いの返済額よりも少なくなる場合=残高を早く減らす効果が出にくいから
  • 借り換えない方がいいケースでもわかるように、借り換えがいつも効果がでるとは限らないのです。

    リボ払いの借り換えで失敗しないための注意点

    借り換えに失敗する事態を避けるには、次のことに注意しながらカードローンを検討するといいでしょう。

    リボ払いより低金利のカードローンを選ぶ

    カードローンは、全てが低金利というわけではありません。
    リボ払いは、15%~18%ほどのものがほとんどですが、同程度の金利のカードローンに借り換える場合は、返済の総額が減りませんのであまりメリットが期待できません。

    そこでカードローンは、金利上限15%を目安に、低金利を念頭に選ぶと良いでしょう。

    毎月の支払額を少なくしすぎない

    毎月の支払額が少なくなると、それだけ返済の期間が延びて金利がかかります。
    その結果、利息総額・返済総額が高くなる可能性があるので、早く完済をしたい場合は、まずは月々の返済額を増やせないかを検討しましょう。

    借り換えをするかどうかに関わらず、月々の支払額が多くなれば、返済回数が少なくなるため、完済に早く近づきます

    金利が低いローンに借り換えて、月々の返済額を増やることができれば、さらに完済を早める効果が得られます。

    リボ払いが1社だけや少額のときは効果が薄い

    リボ払いが1社のみの場合は、借り換えるよりも、繰り上げ返済や、月々の返済額の増額のほうが、簡単に返済のペースを速めることができます。

    もともとの利用額が少額な場合に借り換えても、債務を少なくできる額も少額にとどまる場合が多く、また、返済回数もそれほど差が出ないことが想定され、借り換えの効果が得にくいと考えられます。

    ボーナスが入ったときなどにできる繰り上げ返済や、月々の返済の増額のほうが、手続きが簡単で返済の回数を減らしやすく、早く完済に近づきます。

    審査があるので必ず利用できるとは限らない

    カードローンにも審査があるので、必ず利用できるわけではありません。

    審査のポイント

  • 過去の利用に延滞がないか
  • 問題なしと判断できる取引実績であるか
  • 収入や他の借入額に問題はないか
  • など

    これらのいずれかに不安がある場合、借り換えよりも、繰り上げ返済や月々の返済額の増額を検討しましょう。

    アドオン方式の分割の場合も効果が期待できない

    アドオン方式の分割払いを利用している場合も、借り換えの効果が期待しにくいと考えられます。

    アドオン方式とは

  • 「商品代金+金利分の額(手数料・利息)」を分割回数で割った額を毎月支払う方法
  • 返済して残高が減っても、毎月払う金利分の額は減らずに一定額のまま
  • アドオン分割払いの途中で残高をカードローンで借り換えた場合、残高には既に利息が含まれています。
    借り換えると、ここにさらにカードローン分の利息がかかることになり、返済額の負担だけでなく返済回数も増えてしまうのです

    リボ払いの返済が苦しいときは債務整理も有効

    借り換えをしても返済の見通しがつかなさそうな場合は、債務整理という手続きで返済の負担を減らすことを検討してみましょう。

    債務整理には、主に次のような手続きがあります。

  • 個々の借金について業者との交渉で進める「任意整理
  • 裁判所で借金を5分の1程度~10分の1程度に減らす「個人再生
  • 裁判所で借金の額をゼロにできる「自己破産
  • 中でも任意整理は、裁判所での手続きがないため、あまり時間をかけずに、リボ払いの債務の負担を減らすことができます。
    任意整理なら、リボ払い以外のオートローンや住宅ローンについては債務整理の対象から外すことで、車や住宅を持ち続けることもできます。

    特にリボ払いが苦しい
    リボ払いの残高がいつまでも減らない
    という場合は、任意整理が有効に使えるかもしれません。

    任意整理のメリットとデメリット

    メリット

  • 金利や遅延損害金のカットなどで返済総額を減らせる
  • 月々の返済額を減らせる
  • 業者との交渉は3ヵ月以内にまとまる場合が多く、早期解決が見込める
  • デメリット

  • 信用情報機関に登録され(いわゆるブラックリスト入り)、新規のクレジットカード取引や借り入れが一定の期間中はできない
  • 収入が不安定だと業者が交渉に応じにくく、話がまとまらないこともある
  • リボ払いの問題を放っておくと、金利が膨らみ返済がさらに苦しくなります。
    任意整理がうまくいかない場合は個人再生・自己破産で債務を減らすことも検討しましょう。

    まとめ

    リボ払いが次のようなケースにあるときは、借り換えで返済負担を減らす効果が期待できます。

  • 借り換えによって金利を下げられる場合
  • 複数のリボ払いをしている場合
  • リボ払いの利用額が大きい場合
  • とは言え、カードローンへの借り換えが必ずしも有効とは限らないので、状況をしっかり見極める必要があります。

    リボ払いの返済の負担が借り換えでも軽くならず、返済の見通しが立たない場合は、借金自体を減らせる債務整理も検討してみましょう。

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