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2020.09.10
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リボ払いのデメリットとは?クレジットカードを賢く使いこなす方法

クレジットカードのリボ払いにはどんなデメリットがあるの?
リボ払いのデメリットを回避して、賢く使いこなす方法を知りたい

クレジットカードのリボ払いには便利な面やメリットがあるものの、デメリットもあります。

リボ払いと分割払いを比較してみると、リボ払いのほうが支払総額は多くなります。

例えば、利用残高50万円の場合で比較してみると、分割払いよりリボ払いのほうが支払総額は約11万円も多くなるのです。

リボ払いは、ほかにどんなデメリットがあるのでしょうか?
リボ払いのデメリットを回避するにはどのような方法があるのでしょうか?

わかりやすく解説していきます。

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リボ払いは、なぜ危ない?3つのデメリット

リボ払いは使い方次第で便利な面もありますが、その一方でデメリットもあります。

リボ払いの「3つのデメリット」を解説していきます。

1.リボ払いは「手数料」に注意!

クレジットカードでリボ払いを選択・利用した場合には、利用残高に応じて各クレジットカード会社が定める「手数料」を毎月支払わなければなりません。

毎月の返済額には利用残高(元金)に加えて、手数料も含まれます。

リボ払いの手数料は、実質年率15.0%で設定しているクレジットカードが一般的です。

リボ払いの手数料は、分割払いの手数料と比較して、支払うトータルの金額が高くなる傾向にあります。

リボ払いと分割払いの場合で手数料がどう違うのか、下の表で確認してみましょう。

〈主なクレジットカードの手数料(実質年率)を比較〉
リボ払い 分割払い 1回払い・2回払い
楽天カード 15.00% 12.25%~15.00% 0.00%
エポスカード 15.00% 15.00% 0.00%
三井住友VISAカード 15.00% 12.00%~14.75% 0.00%
セゾンカード 15.00% 10.30%~12.70%※1 0.00%

※1:マツダm’zPLUSカードセゾンの場合。一部のカードのみ特定の店舗にて分割払いを利用できる
※クレジットカードで1回払い・2回払いを選んだ場合、手数料はかかりません。

上の表に示されている手数料の実質年率をもとに、具体的に手数料がいくらかかるか、計算してみました。

リボ払いの場合

利用残高50万円、手数料の実質年率15.0%、元利定額方式、毎月の返済額1万円

●返済回数:50回
●手数料総額:15万8,184円
●支払総額:65万8,184円

分割払いの場合

利用残高50万円、手数料の実質年率10.3%(セゾンカードの場合)、元利定額方式、24回払い

●返済回数:24回
●手数料総額:5万1,885円
●支払総額:55万1,885円

返済回数は違いますが、利用残高が同じ50万円であっても、リボ払いのほうが分割払いよりも手数料総額は約10万6,299円も多い結果となりました*。

*15万8,184円(リボ払い)-5万1,885円(分割払い)

2.リボ払いは「利用残高が把握しづらい」

リボ払いの場合、「月々1万円ずつ」といったように、毎月一定の金額のみを返済し続けます。

毎月の返済額が変わらない状況で、クレジットカードで複数回買い物をしたり、高額の買い物をしていくと、気づかないうちに利用残高がふくれ上がっていきます。
そのため、リボ払いだと利用残高が把握しづらくなるケースが多いのです。

クレジットカードを追加で利用したとき、リボ払いと分割払いで利用残高がどのように変わっていくのか、下の図で確認してみましょう。

〈クレジットカードの追加利用で利用残高はどう変わる?〉
-リボ払いの場合-
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
12万円
利用
6万円
追加利用
3万円
追加利用
返済額 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000
利用残高 111,475 102,891 94,156 145,893 137,746 160,065 152,098 143,968
支払い継続…
-分割払いの場合-
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
12万円
利用
(3回払い)
6万円
追加利用
(3回払い)
3万円
追加利用
(3回払い)
返済額 41,010 41,000 41,000 20,500 20,500 30,850 10,200 10,200
利用残高 80,490 40,496 0 40,250 20,253 20,025 10,075 0
完済! 完済!

上の図のリボ払いでは毎月1万円ずつしか返済していないので、利用残高も減りづらい状況にあります。

そんな中でクレジットカードを追加利用することで、利用残高がさらにふくらんでいくとともに、正確な利用残高も把握しづらくなるのです。

一方、分割払いの場合は返済回数が予め決められているため、毎月の返済額はリボ払いよりも高めになりやすいですが、クレジットカードを追加利用しても、返済期間は短く、利用残高も把握しやすいといえます。

3.リボ払いは「返済期間が延びがち」

リボ払いでは、毎月一定額のみを返済し続ける特徴があります。
月々の返済額が少ないと、利用残高はなかなか減っていきません。

そのため、リボ払いの場合だと、返済期間が延びていくことになります。

返済が長期化すると、完済まで時間がかかってしまい、その分支払総額も増えていきます

クレジットカードの利用残高が50万円で、リボ払いの場合と分割払いの場合ではどれだけ返済回数(期間)が違うのか、下の表でまとめてみました。

〈リボ払いと分割払いの返済回数を比較〉
返済方法 返済回数(期間)
リボ払い 50回(4年2ヶ月)
分割払い 24回(2年)
リボ払いと分割払いの差 26回(2年2ヶ月)

リボ払いの場合では返済回数は50回(4年2ヶ月)もあるのに対し、分割払いの場合だと24回(2年)しかありません。

リボ払いのほうが分割払いより26回(2年2ヶ月)も多い計算になります。

リボ払いにはデメリットしかないの?

ここまで記事を読んできて、「リボ払いはデメリットしかないの?」などと思うかもしれません。

そんなことはありません。リボ払いには以下のようなメリットもあります。

  • 毎月の返済額を一定に抑えることができるため、毎月の家計への負担も少なく返済ができる。
  • 通常でクレジットカードを利用するよりも、ポイント還元やプレゼントなどの優遇・特典が受けられるケースがある。貯まったポイントは食品や生活用品などにも引き換えることが可能。

デメリットのあるリボ払い、上手に活用する方法はある?

リボ払いにはデメリットがあることが、おわかりいただけたと思います。

では、そんなデメリットのあるリボ払いを上手く活用する方法はあるのでしょうか?具体的に紹介していきます。

返済方式に注意!「元金定額方式」だと元金が減りやすい

リボ払いには、いくつかの「返済方式」があり、どの方式を選ぶかが重要なポイントになります。

返済方式の選び方次第で、支払総額を軽減できるケースがあります。

返済額が一定の「定額方式」

クレジットカードを使った金額や回数、利用残高にかかわらず、毎月の返済額を一定とする返済方式です。

定額方式には、「元利定額方式」と「元金定額方式」の2種類があります。

元利定額方式
元金と手数料を足した金額を一定の金額で返済する方式です。毎月の返済額は変動しません
(例)月々の返済額10,000円(元金8,750円+手数料1,250円)
元金定額方式
毎月一定の元金の返済額に手数料を追加した金額を返済する方式です。返済が進むごとに毎月の返済額は減っていきます
(例)月々の返済額11,250円 (元金10,000円+手数料1,250円)

済額が増減する「残高スライド方式」

利用残高に応じて毎月の返済額が増減する方式です。利用残高に応じた毎月の返済額はクレジットカード会社ごとに独自に決められています。

元利定額方式や残高スライド方式は、特に返済当初は毎月の返済額のうち、手数料が占める割合が多いので、元金が減りづらく、返済期間が長期化する傾向があります。

できれば、元金が減りやすく、手数料の総額や支払総額が少ない元金定額方式を選ぶのがよいでしょう。

返済方法は、クレジットカード会社によって異なる場合があります。事前にWebサイトなどで確認してみましょう。

ポイントなどの優遇・特典を目当てにリボ払いを使わない

クレジットカードでリボ払いを選択・利用したとき、ポイントやプレゼントがもらえるなどの優遇・特典が得られるケースも多いようです。

クレジットカード会社としてはリボ払いにしてもらったほうが、会社として多くの手数料を払ってもらうことで利益が上がりやすいため、さまざまな優遇・特典をつけているとされています。

とはいえ、リボ払いによるポイントやプレゼントなどの優遇・特典は、あくまでも「おまけ」に過ぎません。

それよりも「返済を早く終わらせること」に力を入れるほうがメリットが高いといえます。

ポイントやプレゼントを目当てに、リボ払いを選択・利用するのは避けるのがよいでしょう。

リボ払いの利用残高を、こまめに確認する

リボ払いを選択した後は、そのままにしている人は少なくありません。

とはいえ、自分が返済しなければならないお金です。クレジットカードの返済状況が現状どうなっているかを確認することは大切です。

クレジットカードの利用明細を確認するのはもちろん、リボ払いの利用残高がいくらなのか、こまめに確認していきましょう。

チェックポイントは、元金や手数料額、利用残高が着実に減っているかです。
もしかしたら、リボ払いの利用残高が増えているケースがあるかもしれません。返済できないなどの手遅れにならないよう、こまめに確認をして、対策を取ることは大事です。

利用残高は、クレジットカード会社のWebサイト、もしくは電話にて確認が可能です。定期的に確認する習慣を身につけましょう。

リボ払いを完済しないうちに再利用しない

リボ払いの手数料は、利用残高に応じて決まります。利用残高が増えるほど、リボ払いの手数料の額も増えていきます。

リボ払いは便利なため、ついつい利用したくなるのですが、完済していない場合は、リボ払いでの新たな買い物は避けましょう

もし新たな買い物をして利用残高が増えてしまった場合には、手数料の総額や支払総額も増えていきます。

利用残高がゼロになるまで返済できないうちは、リボ払いを再利用しないよう心がけておきましょう。

「繰り上げ返済」や「一括返済」をして利用残高を減らす

利用残高が減れば、支払うべき手数料や支払総額を抑えることができます。
その利用残高を減らす方法として、「繰り上げ返済」と「一括返済」があります。

利用残高の一部を返済する「繰り上げ返済」

月々の返済とは別に、利用残高の一部を返済する方法です。

繰り上げ返済のメリット
  • 決められた毎月の返済額よりも多い金額を、引き落とし日よりも前に支払うことで、利用残高の一部を減らすことができる
  • 利用残高が減るため、その分支払う手数料が少なくなる
  • 自らの意思で返済するため、使い過ぎの注意喚起につながる

資金を貯めて、定期的に繰り上げ返済を行うことも検討してみましょう。

利用残高を全額返済する「一括返済」

クレジットカードの利用残高を全額、一度に返す方法です。

一括返済のメリット
  • 一括返済をすると元金がなくなるため、それ以降は手数料を支払わなくて済む。本来、支払わなければならなかった金額を少なくできる

利用残高の全額が支払えるまとまった資金が手元にできた場合は、一括返済を検討してみるとよいでしょう。

デメリットのあるリボ払い「カードローン」への借り換えは得策?

クレジットカードのリボ払いというと「手数料を支払う」というデメリットに目が行きがちです。

そこで、銀行や金融機関が提供する「カードローン」へ借り換えて、クレジットカードのリボ払いを終わらせるという方法も存在します。

カードローンへの借り換えは、本当に返済負担の軽減に役立つのでしょうか?調べてみました。

「カードローンは」クレジットカードのリボ払いより金利が低い場合がある

クレジットカードのリボ払いから、「カードローン」に借り換えるには、カードローンで借りたお金で、クレジットカードの利用残高を一括返済するというものです。

カードローンの金利がリボ払いの手数料(金利)より低ければ、その金利の差の分だけ支払総額を抑えられる可能性があるので、カードローンへの借り換えを検討するケースもあるのです。

クレジットカードのリボ払いの手数料は、実質年率15.0%が一般的ですが、下の表をみると、リボ払いの手数料より低い金利のカードローンがあります。

〈主な低金利カードローンの例〉
カードローンの名称 金利
(実質年率)
利用限度200万円の場合の金利
(実質年率)
楽天銀行スーパーローン 1.9%~14.5% 6.9%~14.5%
三井住友カード ゴールドローン 3.5%~15.0% 9.80%
マネーカードゴールド(クレディセゾン) 6.47%(300万円コース)
8.47%(200万円コース)
8.47%

ただしカードローンでは、利用限度額が大きいほど金利が低く、利用限度額が小さいと金利が高くなりますので、注意しておく必要があります。

カードローンも、リボ払いと同じ返済方法であることに注意

カードローンは、クレジットカードのリボ払いと同じである、「キャッシングリボ払い」という仕組みであることが多いです。

キャッシングリボ払いには「利用残高が把握しづらい」「返済期間が延びがち」といった、クレジットカードのリボ払いと同様のデメリットがあります。

確かにクレジットカードのリボ払いの手数料(金利)より、カードローンの金利が低くなる場合もありますが、その金利の差はあまり変わらないケースがある点も注意が必要です。

また、カードローンを使って、クレジットカードのリボ払いの利用残高を完済しても、結局は新たに借金をすることになるわけですから、根本的な解決方法とはいえないでしょう。

新たな金融機関で返済が続き、借入残高がどんどん増えていくことになり、返済がさらに困難になる可能性も考えられます。

クレジットカードの返済を借金で賄うということは、できるだけ避けたいものです。

【まとめ】リボ払いのデメリットと上手な使い方を理解しよう

クレジットカードのリボ払いは便利な面もありますが、一方で「手数料がかかる」「利用残高が把握しづらい」「返済期間が延びがち」といたデメリットもあります。

そのデメリットを理解して、リボ払いを利用する・しないを判断することが大切です。

リボ払いを利用する場合にはデメリットを回避するために「元金定額方式を選ぶ」「ポイントなどの特典を目当てにリボ払いを使わない」「利用残高をこまめに確認する」「完済しないうちに再利用しない」のほか「繰り上げ返済や一括返済」をして利用残高を減らすといった、上手な使い方を覚えておきましょう。

リボ払いには、家計の管理をしやすいという一面もあります。

無理なく返済できる金額はいくらかを考えて、賢く利用するとよいでしょう。

【弁護士に依頼すると何が良いの?】

  • 借金解決方法を個別に提案してもらえる
  • 面倒な手続きを一任できる!
  • 相談依頼実績12万件以上!

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