キャッシングとクレジットカードのリボ払いの違いとは?どっちがお得?

更新日アイコン

キャッシングとリボ払いの違いはなに?
クレジットカードのリボ払いとキャッシングではどっちがお得?

キャッシングとリボ払いの違いは金利です

キャッシングの手数料は最高18.0%、リボ払いは実質年率15.0%と、キャッシングのほうが手数料が高く設定されているケースが多いでしょう。

この記事では、リボ払いとキャッシングの違いや、具体的にどうやって使い分ければよいのかなどについて詳しく解説します。

キャッシングやリボ払いの返済が苦しいと感じている方は、弁護士・司法書士などの専門家に相談することで早期解決を図れる可能性があります

弁護士法人・響なら相談は何度でも無料です。お気軽にご相談ください。

【弁護士法人・響に依頼するメリット】
  • 最短即日!返済ストップ
  • 問合せ・相談実績43万件以上!
  • 明瞭なご説明で費用への不安をゼロに
  • 相談は何度でも無料

目次

弁護士に相談するか迷う…」という方は、弁護士法人・響が運営する借金減額診断を使って返済額を減額できるか診断してみましょう。無料・匿名で借金を減らせるか診断できるのでお気軽にご利用ください。

借金を減額できる?
30秒で借金減額診断する

キャッシングとクレジットカードのリボ払いの違いは?

キャッシングとリボ払いは、借入れ方法と支払い方法に大きな違いがあります。

キャッシングとは、クレジットカードで現金を借りることです。
返済方法はキャッシング1回払いやキャッシングリボ払いなど、支払い方法の選択が可能です。

リボ払いとは、ショッピングリボとも呼ばれ、主に買い物で利用したクレジットカードの利用残額をあらかじめ設定した一定の金額で毎月返済していく支払い方法のことです。

以下で、リボ払いとキャッシングの仕組みの違いについて詳しく解説します。

クレジットカードのリボ払いとは「ショッピングリボ」のこと

一般的にクレジットカードのリボ払いというのは、ショッピング(買い物)でのリボ払いのことをいい「ショッピングリボ」とも呼ばれています。

クレジットカードの利用金額・利用件数にかかわらず、あらかじめ設定した毎月一定の金額だけを返済していく支払い方法です。

たとえ高額の買い物をした場合や複数回買い物をした場合でも、毎月の支払額が増えることなく一定であるというメリットがあります。

利用残高に応じて「手数料」(金利手数料)を支払うことになります。

※この記事では「ショッピングリボ」を「リボ払い」と記載しています。

キャッシングとは「クレジットカードでお金を借りること」

クレジットカードにおける「キャッシング」とは、クレジットカードでお金を借りることです。

クレジットカードでは買い物(ショッピング)ができるだけでなく、じつはお金を借りることもできるのです。

利用可能枠内「キャッシング枠」が設定されており、その枠を使って、現金を借り入れて、ATMなどから引き出せるのです。

キャッシングの返済方法には、主に「キャッシング1回払い」と「キャッシングリボ払い」があります。

  • キャッシング1回払い
  • クレジットカードのキャッシングにより借りた元金と金利の合計を
    翌月に1回限りで返済する方法

  • キャッシングリボ払い
  • 毎月一定額の元金と金利の合計を、一定期間返済し続ける方法

翌月にすぐに返済できるのであれば「キャッシング1回払い」を、無理のない金額で毎月返済したいなら「キャッシングリボ払い」を選ぶとよいでしょう。

例えば10万円をキャッシングして、毎月1万円ずつ返済するような場合は「キャッシングリボ払い」を使っていることになります。

なお「キャッシング1回払い」でも手数料(金利手数料)がかかるため、注意が必要です。

※この記事では「キャッシング一括払い」「キャッシングリボ払い」をまとめて「キャッシング」と記載しています。

クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」がある

クレジットカードには、総額でいくらまで使えるかを示す「利用可能枠」が設定されています。

「限度額」「利用枠」などと呼ばれることもあります。

クレジットカードの利用可能枠の中には、大きく分けて「ショッピング枠」と「キャッシング枠」があります。

  • ショッピング枠
    ショッピングの用途で、クレジットカードを利用する際の上限

  • キャッシング枠
    現金を借り入れ、ATMなどから引き出せる上限

さらに、ショッピング枠の中には、「割賦枠(かっぷわく)」という枠があります。

  • 割賦枠:リボ払い、分割払いなどの利用が可能な上限

クレジットカードの「ショッピング枠」「割賦枠」「キャッシング枠」には、それぞれ利用できる上限額があります。

ただし注意しておきたいのは、クレジットカードの「利用可能枠」は「ショッピング枠」と「キャッシング枠」の合計ではないということです。

クレジットカードの種類によって異なりますが、キャッシング枠を使ってお金を借り入れると、ショッピング枠で利用できる額がその分差し引かれてしまうケースがあります。

キャッシングとクレジットカードのリボ払いはどっちがお得?

クレジットカードのリボ払いとキャッシングの金利だけをみると、リボ払いのほうがお得といえるでしょう。

ショッピングリボの手数料は、実質年率15.0%で設定しているクレジットカードが多く、一方でキャッシングの手数料は、実質年率を最高18.0%で設定しているクレジットカードが多いです。

具体例を挙げながら詳しく解説していきましょう。

キャッシングのほうがリボ払いより手数料は高め

「リボ払い」でも「キャッシング」でも、利用残高に応じて各クレジットカード会社が定める「手数料」を支払わなければなりません。

では、リボ払いとキャッシングとでは、手数料はどう違うのか、下の表で比較してみました。

〈主なクレジットカードの手数料〉
カードの種類 リボ払い
(実質年率)
キャッシング
(実質年率)
イオンカード 15.00% 7.80~18.00%
JCBカード 8.04~18.00% 15.00~18.00%
セゾンカード 15.00% 12.00~18.00%
楽天カード 15.00% 18.00%

ショッピングリボの手数料は、実質年率15.0%で設定しているクレジットカードが多いのが一般的です。

一方で、キャッシングの手数料を見てみると、実質年率を最高18.0%で設定しているクレジットカードが多いです。

キャッシングとリボ払いの手数料を比較してみると、キャッシングのほうがリボ払いよりも、手数料が高めであることがわかります。

リボ払いの手数料については以下の記事で詳しく解説しています。

キャッシングとリボ払いで支払総額を比較すると約14万円もの差がある

ショッピングリボ払い(手数料の実質年率15.0%)を利用した場合と、キャッシング(手数料の実質年率18.0%)を利用した場合では、それぞれ支払回数(期間)や支払総額はどう違うのか比較してみました。

〈支払回数・支払総額を比較〉
支払回数(期間) 支払総額 うち手数料額
リボ払い 79回(6年7ヶ月) 789,501円 289,501円
キャッシング 94回(7年10ヶ月) 931,021円 431,021円
その差は? 15回(1年3ヶ月) 141,520円

※共通条件:利用残高50万円、毎月の返済額1万円、元利定額方式の場合
※リボ払い:手数料は実質年率15.0%の場合
※キャッシング:手数料は実質年率18.0%の場合

リボ払いの場合、支払回数(期間)は79回(6年7ヶ月)、支払総額は789,501円でした。

一方、キャッシングの場合、支払回数(期間)は94回(7年10ヶ月)、支払総額は931,021円でした。

上の表のシミュレーションを比較してみると、キャッシングのほうがリボ払いよりも、支払回数(期間)は15回(1年3ヶ月)、支払総額は約14万円も多いことがわかりました。

キャッシングとリボ払いはどう使い分けるといい?

一般的なお店やネットなどで買い物をするのであれば「リボ払い」を活用するとよいでしょう。

クレジットカードの使えないお店で買い物や飲食をしたい場合には「キャッシング」を利用すると便利です。

しかし、リボ払いもキャッシングも利用できる枠に限りがある点については注意が必要です。

それぞれ利用できる枠がいくらなのか知りたい場合は、クレジットカード会社に問い合わせて確認してみるとよいでしょう。

リボ払いの利用を検討しているなら、以下の記事で活用法を詳しく解説しています。

キャッシングやクレジットカードのリボ払い以外で買い物をする方法

クレジットカードのリボ払いやキャッシング以外の選択肢で買い物をする方法に「カードローン」を利用するという選択肢もあります。

カードローンとは何でしょうか?キャッシングなどと比較して何が違うのでしょうか?解説していきます。

キャッシングと似たサービスに「カードローン」もある

カードローンとは、クレジットカード会社や金融機関などが提供している個人向けの融資サービスのことです。

カードローンのサービスの仕組みは、クレジットカードのキャッシングに似ています。

カードローンの返済方法は、毎月一定額の元金と利息の合計を一定期間返済し続ける「キャッシングリボ払い」を利用するのが一般的です。

キャッシングよりカードローンのほうが金利は低めの場合がある

キャッシングでもカードローンでも、選択・利用した場合には利用残高に応じて「手数料(金利)を」を支払わなければなりません。

一般的にキャッシングの金利は、実質年率が最高18.0%で設定されているクレジットカードが多いです。

一方でカードローンの金利は、キャッシングより低めに設定している場合があります。

〈キャッシングとカードローンの金利比較(JCBの場合)〉
実質年率 利用残高50万円
の場合の実質年率
キャッシング
(JCBカード)
15.00~18.00% 18.00%
カードローン
JCB CARD LOAN FAITH)
4.40~12.50% 12.50%

上の表を見てのとおりJCBのカードで比較してみると、キャッシングを利用した場合は実質年率が15.00~18.00%なのに対し、カードローンを利用した場合は実質年率が4.40~12.50%です。

カードローンの金利のほうがキャッシングより低いことがわかります。

キャッシングとカードローンを支払総額で比較すると、約6万円もの差ある

キャッシング(実質年率18.0%)を利用した場合と、カードローン(実質年率12.5%)を利用した場合では、それぞれ支払総額はどう違ってくるのか、JCBカードのキャッシングとカードローンでシミュレーションを比較してみました。

〈キャッシングとカードローンの支払総額比較〉
支払総額 うち手数料額
キャッシング
(JCBカード)
693,517円 193,517円
カードローン
(JCB CARD LOAN FAITH)
634,379円 134,379円
その差は? 59,138円

※共通条件:利用残高50万円、毎月の返済額1万円、元金定額方式の場合
※キャッシング(JCBカード):手数料(金利)は実質年率18.00%の場合
※カードローン(JCB CARD LOAN FAITH)のリボ払い:手数料(金利)は実質年率12.50%の場合

キャッシングの場合の支払総額は693,517円でしたが、カードローンの場合の支払総額は634,379円でした。

上の表のシミュレーションを比較してみると、カードローンのほうがキャッシングよりも、支払総額が約6万円も少ないことがわかりました。

キャッシングとリボ払いが抱える共通のリスクとは?

クレジットカードのリボ払いとキャッシングには大きな違いがあることは先ほど説明しましたが、それぞれが共通して抱えているリスクもあります。

リボ払いとキャッシングはどんなリスクを抱えているのか、解説しましょう。

利用残高が把握しづらく、支払総額がふくれ上がる

リボ払いでもキャッシングでも、例えば「月々1万円ずつ」といったように、毎月一定の金額のみを返済し続けることになります。

毎月の返済額が一定で変わらない状況になる中で、もし返済期間中に、追加でリボ払いやキャッシングを利用していくと、利用残高が把握しづらくなるとともに、支払総額がどんどんふくれ上がっていくケースがあります。

支払期間(回数)が延びがちになる

リボ払いでもキャッシングでも、毎月の返済額が少ないと、特に返済当初は手数料に充てる割合が多く、元金に充てる割合が少ないため、元金がなかなか減っていきません。

元金が減っていかないと、支払期間(回数)が延びがちになります

返済が長期化し、完済まで時間がかかってしまうのです。

リボ払いの返済については以下の記事で詳しく解説しています。

【まとめ】リボ払いとキャッシングの違いを理解して上手に使いこなそう

まとめ
  • これまで説明したように、クレジットカードの利用方法には、買い物で利用する「リボ払い」と、お金を借りる「キャッシング」があります。

  • キャッシングのほうがリボ払いよりも、手数料(金利)が高い傾向にあります。

  • 普通にお店やネットなどで買い物をする場合は、リボ払いのほうが使いやすいといえます。

  • ただ、リボ払いとキャッシングには「利用残高が把握しづらく、支払総額がふくれ上がりやすい」「支払期間(回数)が延びがちになる」という共通のリスクがあるので、利用の際にはその点注意が必要です。

  • また、キャッシングと仕組みが似たサービスである「カードローン」は、キャッシングより金利が安い場合もあるので利用を検討というのも、ひとつの選択肢といえそうです。

【弁護士法人・響に依頼するメリット】
  • 最短即日!返済ストップ
  • 問合せ・相談実績43万件以上!
  • 明瞭なご説明で費用への不安をゼロに
  • 相談は何度でも無料
監修者情報
島村 海利
監修者:弁護士法人・響弁護士
島村 海利
弁護士会所属
第二東京弁護士会 第52828
出身地
高知県
出身大学
香川大学法学部卒 九州大学法科大学院卒
保有資格
弁護士、2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP2級)
コメント
人に対する温かいまなざしを持ち、ご依頼者の話をよく聞き、ご依頼者様に寄り添える弁護士になれるよう日々努めています。
[実績]
43万件の問合せ・相談実績あり
[弁護士数]
43人(2023年2月時点)
[設立]
2014年(平成26年)4月1日
[拠点]
計7拠点(東京、大阪、香川、福岡、沖縄)
関連記事