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「専業主婦なのに返済できない借金を抱えてしまった」
「夫にバレずに借金地獄から抜け出すことはできるの?」
気が付いたら返済できないほどの借金を抱えていたという専業主婦は珍しくありません。
専業主婦だと普段は家事や育児に忙しくて夫の収入に頼らざるを得ず、借金を返済したくても難しいのが現状かもしれません。
そんな収入に不安を抱える専業主婦でも借金地獄から抜け出す方法はあります。
そこでこちらの記事では、
- 専業主婦が借金地獄に陥りやすい理由
- 借金地獄から抜け出す対応策
- 夫にバレずにできる借金解決法
専業主婦が借金地獄に陥ってしまう背景
まずは、どうして借金が膨れてしまうのかを考えてみましょう。
お金を使ってしまう目的
専業主婦がお金を使いすぎてしまう理由として次のようなものがあります。
足りない生活費の補填
20~70代の男女を対象に行われた金融庁の調査によると(専業主婦の割合は13.8%)、借金をする理由として最も多いのが生活費の補填です。
家賃・住宅ローン、光熱水費、スマホ代、食費、日用品など、日常生活を送る上で必要最低限の出費が、月々の給料だけでは払えずに借金で賄っている状態です。
生活費は少額ずつ使うので負担になっていることがすぐには見えづらく、生活費が足りていない状況に気づきにくいと言えます。
参考:金融庁「貸金業利用者に関する調査・研究<調査結果>」
育児など子供関係の費用
育児・教育費など、子供のために借金しているケースがあります。
子供の笑顔や将来のことを思うと、親としてお金を惜しむわけにはいかないというのは当然の心理です。
そこで借金をしてしまい、子供のための投資と捉えて何年かかってでも返済しようという人は少なくないようです。
結婚する前からの浪費癖
結婚する前からの浪費癖も借金の原因として考えられます。
洋服や装飾品、高額な化粧品・美容グッズ、外食など、必ずしも家族の生活には必要のない出費です。
独身のときは自分の収入を自由に使えたとしても、結婚して専業主婦になると収入が少なくなり、使えるお金にも自由度がなくなってしまいます。
独身時代と同じようなお金の使い方が続いてしまい、借金を作っている可能性があります。
ストレス発散のための娯楽
浪費の一つとも言えますが、ストレス発散のためにお金を使いがちな人も少なくありません。
専業主婦は家事やパートなどで忙しかったり、育児の悩みや孤独感を抱えたりしてストレスをため込みやすいものです。
ソーシャルゲーム、友達との食事会、ギャンブルなどで激しくお金が出ていってしまう一方で、手元に現物が残らないので、お金を使っていること自体に気づきにくいのかもしれません。
お金を浪費しやすい環境も問題
お金を厳しく管理するというのは簡単なことではありません。
お金を使いやすい環境が浪費を助長している可能性があります。
夫に正直には相談できない
借金をしていることを正直に夫に相談できない状況が、事態を悪化させている場合があります。
生活費や子供の養育費など、夫に正直に相談すれば一人で抱えずに済むことなのですが、後ろめたさから打ち明けられずに借金を重ねてしまっているという可能性が考えられるでしょう。
手軽に借り入れや買い物ができる
クレジットカードがあるとキャッシングやリボ払いなどがしやすく、手軽に借り入れや買い物ができてしまう環境も問題です。
この手軽にできる借入が何度も繰り返されて、気が付くと返済困難な金額になっていることがあります。
月々の支払いができなくなると、他の金融業者からお金を借りて借金返済をしようとする人がいますが、それでは多重債務に陥って、借金地獄からはなかなか抜け出せなくなってしまいます。
借金地獄の専業主婦が借金を完済するために
借金地獄から抜け出すためには、まず身の周りからできることをしていきましょう。
とにかく借金の原因を止めることが先決です。
家計の収支を見直す
借金返済の基本は家計の見直しからです。
支出を収入以下に節約することで、これ以上借金が増えないようにします。
まずは無駄な買い物や遊びのお金を減らしましょう。
遊びや外食などが多くなる休日の過ごし方を見直すことで節約可能です。
次に生活費です。
家賃・住宅ローン、光熱水費、スマホ代などの固定費と、食費・日用品といった必要最低限の変動費から計算します。
基本的に、節約は固定費から検討しましょう。
変動費は毎日節約の努力をしつづけなければならず、負担が大きく続かない可能性があるからです。
節約の結果お金が余ったからといって、すぐにショッピングや遊びのことは考えず、少しでも借金返済に充てることを心がけましょう。
収入を増やす
支出を減らすのにも限界があります。
節約の次は、パートやアルバイト、在宅ワークなどで収入を増やすことを検討してみてください。
足りないお金は「借りる」のではなく「仕事で増やす」という発想に転換しましょう。
計画的に返済する
無駄な支出を減らし、少しでも収入を増やすことで、月々の支払額を増額することができます。
しっかりとした計画を立て直すことで返済の意識も高まり、浪費癖の改善にもつながります。
夫の理解が得られれば返済の援助をしてもらうのも良いでしょう。
しかし、借金の額や収入状況によっては、ここまでの対策では解決できないこともあります。
そのような場合は借金問題の専門家に相談する必要があるでしょう。
専業主婦が借金を解決しやすい債務整理は任意整理
借金地獄から抜け出すためには債務整理が有効です。
特に専業主婦の場合は、債務整理の一つである任意整理で解決しやすくなる可能性があります。
債務整理の手続きは誰でもできる
債務整理とは、借金を減額したり、月々の支払負担を軽減したりすることで借金返済が難しくなった人を救済する制度です。
借金に悩むすべての人が債務整理の手続きをできます。
債務整理には次の3つの手続きがあります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
任意整理なら夫にバレにくい
任意整理は、利息や遅延損害金を免除してもらい、元金だけを3~5年かけて返済していく債務整理です。
任意整理の大きな特徴
・手続きが早くて簡単
・特定の借金だけを選べる
任意整理は裁判所を通さず金融業者と直接交渉するので手続きが簡単で早く終わります。
一方、個人再生や自己破産は裁判所を介して厳格な書類審査が行われます。
家庭の収入や財産の状況も報告しなければならず、夫の協力なしには手続きは難しいと言えます。
手続きにかかる労力や時間などの負担が生活にも影響するため、一緒に暮らしている家族にもバレやすくなります。
任意整理は、車のローンや保証人付きの借金などがあっても整理の対象から外すことができます。
一方、個人再生と自己破産ではすべての借金を同時に債務整理しなければならず、ローン支払中の車は引き上げられ、保証人がいれば保証人に借金が請求されます。
個人再生と自己破産は生活への影響が大きく、夫にバレるリスクが高くなるのです。
適切な手続きが任意整理以外の場合もある
ただし、自分が希望しても任意整理以外の選択肢を迫られる場合もあります。
任意整理は利息や遅延損害金はカットできても、元金だけは3~5年かけて毎月支払い続けなければなりません。
定期収入が保証されていないパートやアルバイトでは、支払能力の観点から手続きができない場合もあるので注意が必要です。
借金地獄から抜け出すには専門家の力も借りよう
債務整理は専業主婦でも手続きできますが、かなりの専門知識と経験が求められるので個人では非常に困難です。
借金地獄に陥っていることを誰にもバレずに進めるためには、弁護士や司法書士などの専門家に依頼することをおすすめします。
専門家には守秘義務がある
法律の専門家には、仕事上知った情報を依頼人以外の人に知らせてはいけない決まり(守秘義務)が法律で課せられています。
依頼した専門家から借金の情報が漏れることは絶対にありません。
実績ある専門家は対応が早い
債務整理の実績が豊富な専門家は手続きに関わる対応が迅速です。
対応が早ければ依頼者の手間を抑えられるので、日常生活の変化は最小限にとどめることができます。
一緒に暮らしている夫にも気づかれるリスクは低くできますし、実際に家族に気づかれずに解決できた専業主婦はたくさんいます。
適した手続きを柔軟に判断
借金に関わる悩みや事情は人それぞれです。
専業主婦が借金地獄から抜け出す方法は一つだけではありません。
豊富な実績をもつ専門家であれば、個人個人のケースに最も適した解決法で柔軟に対応をしてくれます。
プライベートな悩みが関係していてもできるだけ依頼者の希望に応えてくれるので、遠慮しないで相談してみるといいでしょう。
まとめ
専業主婦が借金地獄に陥ってしまうのには特別な理由はなく、生活のためや遊ぶお金など、ちょっとした借金の積み重ねがほとんどです。
まずは借金してしまいがちな生活を見直し、無駄な出費を控えつつ、収入アップの努力をしてみましょう。
それでも返済が難しい時は債務整理を検討してみてください。
3つある債務整理の中でも、専業主婦には、夫などの家族にバレるリスクが最も少ない任意整理が向いています。
債務整理は専門家に依頼することで早期解決が期待できます。
どういう解決手段があるのかだけでも、専門家の無料相談を受けてみてはいかがでしょうか。