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『 弁護士法人・響 Presents
島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相

弁護士法人・響の古藤由佳弁護士と
手相芸人の島田秀平氏が
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2023.7.27放送

第234回

借金が減らない原因と対処法は?

スイカ割りをする島田秀平さんと古藤由佳弁護士

放送日はスイカの日でした。スイカの模様が綱に見えるから、夏(7)の綱(27)で7月27日がスイカの日になったそうですが、島田さんも古藤先生も残念ながら「すっきり納得!」とはいかなかったようです(笑)とはいえ、この時期に食べるスイカは格別ですから、今年も美味しいスイカを堪能したいですね!

さて、番組ではこれまでも借金でお悩みの方への解決策をご紹介してきましたが、「毎月借金の返済を続けているにも関わらず、借金が減らない」というお悩みは少なくないそうです。古藤先生によれば、借金が減らないのには必ず原因があるとのこと。そこで、第234回の放送では「借金が減らない原因と解決方法」について、古藤先生に詳しく解説していただきました。

借金が減らないのはなぜ?原因TOP5

借金をしてしまう原因は人によって様々ですが、古藤先生によると、借金が減らない原因はだいたい次の5つに絞られるそうです。

1. 返済額が少ない
借金の借入額が同じでも、毎月の返済額によって完済時期は大きく変わってきます。金融機関によって金額こそ違いますが、カードローンには、毎月必ず返済しなければならない「最低返済額」が決まっているそうです。毎月の返済額を「最低返済額」に設定している場合、返済額のほとんどを利息分に充てている可能性があるとのこと。それでは元金がなかなか減らないため、できる限り元金を返済していけるよう、毎月の返済額を、「最低返済額」以上にすると良いとのことでした。
返す額を抑えたい気持ちもあるかと思いますが、長期的に考えると、少し頑張ってでも、毎月の返済額を上げるほうが良いんですね。

2. 借入金利が高い
金利が高い借入れの場合、返済しても利息に充てられる割合が多いため、元金がなかなか減らないそうです。借入金利が高いところでばかり借りていると利息がどんどん嵩むため、可能であれば低金利の金融機関への借り換えなども検討してみるとよいとのことでした。
返済しているのに借金がなかなか減らないという方は、一度金利がどのくらいなのかも確認してみてくださいね。

3. 少額の借入れ先が複数ある
いくつもの消費者金融やカードローンから少額の借入れをしている「多重債務」の状態も、借金がなかなか減らない原因だそうです。消費者金融やカードローンは、借入額が少額の場合、金利が高く設定されているそうです。利息制限法では、借金額が10万円未満の場合は年利20%以下、10万円から100万円未満の場合は年利18%以下等と定められていますが、ほとんどの貸金業社が上限金利ギリギリの利率を設定しているとのこと。そのため、複数の貸金業者から少額の借入れを繰り返している場合は、1社から同額をまとめて借入れている場合に比べて、返済総額も多くなっているとのことでした。
金利を気にしたことがなかった方は、ぜひ一度確認してみましょう。

4. 返済のための借金を繰り返している
借金返済のために、別の金融機関や貸金業者から新たに借金を繰り返している場合はかなり危険な状態だそうです。借金を借金で返済すると、元金だけではなく利息分も借入れしなくてはならなくなり、結果的に借金がどんどん増えていくことになります。いわゆる自転車操業の状態に陥ってしまいますから、返済に困っても、やみくもな借入れは絶対にやめましょう。

5. リボ払いの利用が長期化している
クレジットカードのリボ払いはうまく利用すれば便利なサービスですが、使い方によっては、「完済までの期間が長期化しやすい」というデメリットがあるそうです。特に「元利定額方式」のリボ払いの場合は、その時点での借入金額にかかわらず毎月の返済額が一定であるため、月の返済額の大半を手数料や利息が占めることになり、その結果、元金が減りづらく、返済が長期化する傾向にあるとのことでした。
便利だからといって、何も考えずにリボ払いを多用しているとよくないということですね。

減らない借金の対処法とは?

減らない借金の対処法として、まず検討すべきは「繰り上げ返済」だそうです。通常の返済とは別に追加返済をすることで、元金の一部を減らすことができるため、返済期間が短縮されます。お金に余裕があるときは、できる限り繰り上げ返済を心がけると良いとのことでした。

次に、「借金が複数の場合はおまとめローンで1つにまとめる」ことも対処法の一つだそうです。おまとめローンとは、低金利な金融機関から新たな借入れを行って他社の借金を完済し、今後の返済を一本化することです。返済総額を減らせる可能性がある他、返済日や返済金の管理がしやすくなるメリットもあるため、複数の借入先がある場合には検討してみると良いとのことでした。

それでも借金が減らず、どうしても返済が難しい場合は、債務整理という方法で解決できる場合があるそうです。弁護士に依頼すると、借金や収入の額などから適切と思われる債務整理をご提案いただけますし、さらに弁護士であれば、手続きや交渉のほとんどを代理で行うことができるため、やりとりなどの負担も減らすことができます。
弁護士法人・響では、借金問題や債務整理に関する相談を無料で受け付けていますから、借金でお困りの時には、ぜひお気軽に、弁護士法人・響までご相談ください!


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