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『 弁護士法人・響 Presents
島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相

弁護士法人・響の古藤由佳弁護士と
手相芸人の島田秀平氏が
様々なトラブルや
法律について、わかりやすく解説する番組!

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2021.12.9放送

第149回

年末年始は渋滞が増える?年末年始に気を付けたい運転のポイント

ビートたけしフライデー襲撃事件を紹介する島田秀平さんと古藤由佳弁護士

今回も、弁護士法人・響の弁護士、古藤 由佳(ことう ゆか)先生にお越しいただきました!
放送日の12月9日は、35年前に、ビートたけしさんが写真週刊誌フライデーの編集部を襲撃した日だそうです。当時たけしさんには懲役6ヶ月・執行猶予2年の判決が下されましたが、約7ヶ月後にはテレビに復帰、2年後にはフライデー編集部と和解して草野球の試合をしたのだとか。事件当時はまだ生まれていなかったという古藤先生も事件についてはご存じで、このスピード復帰には驚きの声をあげられていました。今ではなかなか考えられないことですよね!

さて、11月にはこれまでと比較して新型コロナ感染者数が減少傾向になり、感染対策は継続しながらも、各地で緊急事態宣言が解除されました。それを受けて、今年の年末年始には帰省を予定しているという方も少なくないのではないでしょうか。車で帰省する場合、時間帯によっては大渋滞に巻き込まれることも考えられます。また、12月は1年で最も交通事故が多いと言われている月だそうです。そこで今回は、「年末年始に気を付けたい運転のポイント」について古藤先生に詳しく伺いました。

12月は1年の中で最も忙しい繁忙期。業務用の車の増加に加え、年末にかけての帰省など自家用車の交通量も増加します。また、冬は日没の時間も早く、視界が悪くなる夕暮れの時間も長くなります。そういった状況が重なり、12月は交通事故が増える時期と言われているそうです。また、降雪地域であれば、積雪や路面凍結などの影響も考えられますから、いつも以上に注意して運転することが大切ですね!

そしてもちろん、渋滞時の運転にも注意が必要とのこと。低速で進んだり、すぐに止まったりを繰り返す渋滞では、次第にドライバーの集中力が薄れ、ボーっとして注意を欠いた運転に陥りやすくなるそうです。そのせいでブレーキを踏むタイミングが遅れて、前の車に追突する可能性が高くなるとのこと。渋滞の最後尾に高速のまま追突すれば、重大な事故に至る危険性もありますから、十分に注意する必要がありますよね。

渋滞に遭遇した際の具体的な対処法についても伺いました。
一つ目は、「走行車線を走ること」だそうです。
渋滞中は、追い越し車線の方が早く進むかも…と思いがちですが、「追い越し車線は、交通量が少ない時には利用率が低く、交通量が多い時には利用率が2倍以上になる」というデータもあるそうです。一方で、「走行車線は、交通量が多くなると追い越し車線よりも利用率が低くなり、スペースができやすくなる」そうです。そう考えると、渋滞の時に追い越し車線を選んでも、早く進まないことが予想できますよね。渋滞していることが分かった時点で、車線変更は控えた方が良いとのことでした。
二つ目は、「車間距離を十分にとること」だそうです。
渋滞中は割り込みをされたくないという気持ちから、車間距離を詰めてしまうという方も多いかもしれません。しかし、車間距離を十分にとっていれば、前の車が急ブレーキをかけた時に追突する危険性が低くなります。車間距離をあけていると強引に割り込んでくる車もいますが、そういった状況にも対応できるよう、常に余裕をもって運転したいですよね。
そして三つ目は、「渋滞情報をこまめにチェックすること」だそうです。
そもそも渋滞を事前に回避することで事故に遭うリスクを減らすことが出来るため、ラジオやカーナビの音声などで交通情報をチェックして、渋滞を回避することが大切とのことでした。「とはいえ、運転中にスマホで調べたりすることは絶対にNGです!」と、古藤先生から強いお言葉も。令和元年12月から「ながら運転」は厳罰化されていますし、大変危険な行為ですから、交通情報をチェックするためでも「ながらスマホ」は厳禁ですよ!

とはいえ、どんなに自分が気を付けていても、巻き込まれたり、被害者になってしまう可能性もあります。もしも交通事故の被害に遭ってしまった時には、弁護士法人・響までご相談ください!