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『 弁護士法人・響 Presents
島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相

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2024.5.16放送

第276回

春の自転車事故を防ごう!自転車の安全対策とチェックポイント

島田秀平さんに肩たたきをする古藤由佳弁護士

放送日は抗疲労の日でした!古藤先生は医師のお姉様からプレゼントしてもらった抗疲労パジャマを愛用されているそうですよ。医療機器に分類されているパジャマで、疲労回復効果もしっかり実感できるのだとか。一方の島田さんは、愛犬のブランちゃんやお子さんのつむじのにおいをかぐと疲れが取れて心が解ける気がするそうです。大好きな家族のにおいはほっとしますよね。みなさまはどんな疲労回復法をお持ちでしょうか?

さて、春は進学や通勤など、ライフスタイルの変化をきっかけに自転車に乗り始める人も増えますよね。それもあって、4月から5月にかけては自転車に関する製品事故が多いそうです。さらに5月、6月は自転車事故が多い月でもあります。
第276回の放送では、「自転車事故を防ぐための自転車のチェックポイントと安全対策」について、古藤先生に詳しく解説していただきました。

自転車を安全に利用するためのチェックリスト!

買ったばかりの自転車や久しぶりに使う自転車には、思わぬ製品不良が隠れている可能性があります。自転車は気軽に使える乗り物ですが、甘く考えていると、取り返しのつかない事故にも繋がるため、安全チェックをしっかりすることが重要です。
古藤先生によると以下の3つはしっかりチェックした方がよいとのことでした。

乗る前の状態のチェック

ブレーキ、タイヤ、ペダルやチェーンの状態に異常があると、大きな事故に繋がります。乗る前は、「破損している部品がないか」「正常に作動するか」「変な音がしないか」などを確認することが大切だそうです。異常があれば販売店等に相談し、必要に応じて点検を受けましょう。

安全な操作の確認

ハンドルに買い物袋や傘をかけて走行したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ハンドルに物をかけると、ハンドル操作がしにくくなったり、車輪に巻き込まれたりする可能性があります。転倒の危険があるので絶対にやめましょう。
また、長いスカート、上着の裾とかも巻き込む危険があるので注意が必要とのことでした。スカートなどの巻き込みを防止するカバーなども売っていますから、ぜひ活用してみてくださいね。

電動アシスト付き自転車

最近は電動アシスト付き自転車を利用する方も増えていますよね。電動アシスト付き自転車に乗る場合、まずは、道路交通法に適合した製品であることを国家公安委員会が認定した場合に取得できる「TSマーク」がついた車体であると安心とのことです。

そして、電動アシスト付き自転車を発進する時は、自転車にまたがり、両足を地面に着けて電源を入れるようにしましょう。ペダルに足を乗せた状態で電源を入れると、ペダルの踏み込みを感知してモーターが作動し、自転車が飛び出すことがあるそうです。また、「バッテリーが確実に取り付けられているか」など普通の自転車にはないチェックポイントもあるため、乗る前に全て安全に作動するかを確認することが大切です。電化製品は、不具合があっても見た目ではわからないことがありますから、しっかりチェックしましょう。

また、電動アシスト付き自転車はお子さんを乗せて運転する方も多いかと思います。お子さんの安全には特に注意を払うようにしましょう。雨の日や風が強い日などは、別の移動手段を検討した方がよいとのことでした。もちろん、ヘルメットも忘れず必ず着用してくださいね。

関連記事第261回 違法電動アシスト付自転車に注意!乗っているだけで違反になるかも…


自転車の安全利用五則とは?

内閣府の交通対策本部が発表している「自転車安全利用五則」も紹介していただきました。

1. 車道が原則、左側を通行。歩道は例外、歩行者を優先
道路交通法上、自転車は軽車両と位置づけられています。そのため、歩道と車道の区別のあるところは車道通行が原則です。

2. 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
信号機のある交差点では、信号機に従わなければいけません。歩行者用信号機に「歩行者・自転車専用」の標示がある場合は、歩行者用信号機に従いましょう。

3. 夜間はライトを点灯
ライトだけでなく、反射板もしっかりつけましょう。

4. 飲酒運転は禁止
飲酒については、自動車と同じルールです。お酒を飲んで自転車に乗るのは絶対にやめましょう。

5. ヘルメットを着用
自転車の交通事故死亡者のうち、致命傷になった部位は「頭部の損傷」がおよそ54%を占めるそうです。ヘルメットを着用することで自転車事故時の死亡率を大幅に下げることができますから、子どもだけでなく大人も、ヘルメットをつけるようにしましょう。

自転車に乗る方はこの五則をしっかり頭に入れておいてくださいね。

自転車の交通違反が過失割合にも影響!

自転車の交通ルールは“警察から取り締まりを受けるから”守ってほしい、というだけではないそうです。古藤先生によると、もし自転車で事故に遭った際、自転車側に交通ルールの違反があると、過失割合に悪影響があるそうです。例えば二段階右折を守らず事故に遭った自転車は過失割合の計算で不利になってしまうとのことでした。
もちろん事故に遭わないのが一番ですが、万が一交通事故に遭った場合のこともしっかり考えて、自転車の交通ルールを守るようにしましょうね。

そして、もし自転車事故や自動車事故、バイク事故などに巻き込まれた場合には、弁護士に相談すると事故後の対応や交渉においても心強い味方になってもらえます。交通事故被害に遭った時には、是非お早めに弁護士にご相談くださいね。
交通事故被害のご相談も、弁護士法人・響まで!


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