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『 弁護士法人・響 Presents
島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相

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2022.5.26放送

第173回

春は小学生の交通事故が急増!その理由とは?

「一粒万倍日&大安」のボードを持った島田秀平さんと古藤由佳弁護士

放送日の5月26日は、大安吉日で一粒万倍日というとても良い日でしたが、加えて「源泉かけ流し温泉の日」でもありました。島田さんは、山形県の湯殿山にある、「御神湯」に行きたいそうですよ。なんでも芸能界では、「御神湯」に入るとブレイクするなんていう噂もあるとか…。“信じるか信じないかはあなた次第”ですが、ちょっと気になりますね!古藤先生は、鹿児島県の指宿にある砂蒸し風呂に行きたいそうです!皆さまは、気になる温泉がありますか?

さて、5月も末に差し掛かり、皆さま新しい環境や生活にも少しずつ慣れてきた頃かと思います。新学期スタート時の緊張がほぐれて、笑顔で登下校する子どもたちの姿もよく見かけますよね。そこで気をつけたいのが、交通事故です。春は、小学生が被害に遭う交通事故が増加すると言われているのをご存知でしょうか。
第173回の放送では、小学生の交通事故について、古藤先生に詳しく解説していただきました。

春は、交通事故が増加する季節だと言われていますが、小学校に入学したばかりで通学に慣れていない子どもたちが多いことも理由の一つだそうです。幼稚園や保育園は保護者や園が送迎をしますが、小学生になると子どもだけで通学することになります。そのため、小学1年生が被害に遭う交通事故は特に多く、警察庁交通局が出している「歩行中児童の交通事故の特徴等について(H31.3.28)」という資料によると、小学1年生の歩行中の死者数(H26~H30計)は、小学6年生の5倍以上になります。
特に歩行中の死傷者が多いのは、7時台、15時~17時台といった登下校中の時間帯で、事故の現場や状況としては、交差点内や横断歩道を横断中の事故が多いようです。
今の時期、登下校の時間帯や、交差点・横断歩道を運転する時には、特に細心の注意を払って運転したいですね。

毎年4月に春の交通安全運動がありますが、通学に不慣れな子どもたちが多いことに加えて、新しい環境での通勤・通学に際して不慣れな運転により交通事故の発生が心配されることも、この時期に交通安全運動を行う理由だそうです。免許を取ったばかりのドライバーや、入社や異動で環境が変わり、不慣れな道を運転するドライバーも増えますから、みんなで気を付けていきたいですね。

さらに、事故を起こさないために特に気を付けるべき点についても伺いました。

まず、小学生の歩行中の事故の原因として、一番多いのは「飛び出し」だそうです。
二人のお子さんがいる島田さんも実体験をお話しされていましたが、子どもは、急に走り出したり、飛び出したりすることがありますよね。特に子どもが飛び出してきやすいのは、曲がり角・駐車中の車の影・電信柱など死角がある場所。住宅街のスクールゾーンなどの制限速度が低い場所では、特に注意を払って運転することが重要とのことでした。

また、駐車場にも注意が必要だそうです。
駐車場では、ドライバーは駐車できる場所を探すことに意識が取られがちですよね。
子どもは、大人が思いもしないところで遊んでいることがありますから、駐車場に入る時・駐車場所を探す時・車を出す時には、必ず前後左右、周囲の安全確認をすることが大切です。
もちろん、他所の子どものことだけではなく、自分の子どもからも目を離さないようにすることが大切。お子さんがいるドライバーは、「乗る時には子どもを先に、降りる時には大人が先に。」という順番を徹底し、子どもに対しても、駐車場が危険だということをしっかり教えてあげましょうと仰っていました。

交通事故は、大人が十分に気を付けていても時に巻き込まれてしまうことがあります。まして、大人よりも状況判断ができない子どもはより注意が必要ですから、ドライバーとしてはもちろん、お子さんがいる家庭では、日頃から交通ルールをしっかりと伝えることも大切だそうです。
大人が、「どう考えても危ないでしょう」と思うことでも、子どもにはわからないこともあります。
・曲がり角では飛び出さない
・道路を渡る時は横断歩道を渡る
・赤信号では止まる
・青信号でも、渡る前には左右をよく見て、車が来ていないかを確かめる
・道路を横断中も、左右をよく見て、車が来ていないかを確かめる
・道路や車のそばでは遊ばない
これらは特にしっかりと子どもに覚えてもらうことが大切とのことでした。

また、子どもが成長すれば、自転車に乗るようにもなります。
自転車に乗ると、普通に立っている時よりも全体の高さがさらに低くなりますから、車高が高い車だと、横にいても見えなかったりしますよね。
子どもが多い住宅街では、ミラーもしっかりと確認することが大切だそうです。

事故を起こさない為に気を付けることはたくさんあります。どれだけ気を付けても気を付けすぎるということはありませんから、この時期は特に気を引き締めて、安全運転を心掛けていきたいですね!
そして、どれだけ気を付けていても、起きてしまうのが交通事故です。
交通事故の被害に遭われた際には、弁護士法人・響までご相談ください。