11月19日はボージョレ・ヌーボーの解禁日ということで、ワインのお話から始まりました。
毎年、11月第3木曜日の午前0時が解禁日だそうですが、今年のお味が気になる方は、早速今夜の夕食で美味しいお料理と一緒に楽しんでみるのも良いですね♪
さて、第九十四回目は、「改正著作権法について」がテーマです。
今年の10月1日から改正著作権法が施行されましたが、今回の法改正で具体的にどのように変わったのか、坂口先生に詳しく教えていただきました。
これまでも、音楽や映像などを権利者に無断でアップロードしたり、違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードすることは違法とされていましたが、今回それに加えて2つ、
①許可なくコンテンツを配信するアプリを運営すること・提供すること
②許可されていないコンテンツへ誘導するリンクを貼ること
も罰則の対象となったそうです。
なぜ違法であるかというと、広告などで得た収益をアプリ運営側が独り占めしてしまっているからです。本来アーティストや事業者が得られるはずの収益が、アーティストや事業者に入らないことが問題となっているのです。
具体的に、違法な音楽アプリの運営・提供を行った場合には、「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」が、違法アップロードされたものへのリンクを掲載した場合には、「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」が科せられます。
利用する側も要注意です!ネット上でストリーミングで聞く分には問題ありませんが、違法にアップロードされたものだと知りながらダウンロードした場合には、「2年以下の懲役または200万円以下の罰金またはその両方」が科せられます。
違法音楽アプリの特徴としては、「無料であること」や「多機能・高機能(ギガを節約・バックグラウンド再生できる)であること」を強調したものなどが多く、無料ということで、中高生に人気のアプリが違法のものであったりします。
自分が使っているアプリが違法であるかどうかを判断するには、“エルマーク”がついているかどうかが参考になるそうです◎
(“エルマーク”とは、レコード会社・映像製作会社から正規に提供され、配信されている音楽や映像、そして正規サイトに表示されるマークになります。)
また違法のアプリだからと言ってアプリストアに表示されないとは限らないので、ダウンロードする際にはしっかり調べて確認した上で使用しましょう!
正規の音楽アプリを使うことは、自分が違法行為をしないことはもちろん、自分が好きなアーティストにお金が還元されることに繋がります。
好きなアーティストの方々の音楽活動を支えていく意味でも、気を付けていきましょう♪