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『 弁護士法人・響 Presents
島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相

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2023.5.4放送

第222回

5月は子どもの交通事故が激増!?気を付けるポイントは?

カメラに向かってキメる島田秀平さんと古藤由佳弁護士

ゴールデンウィーク真っ只中ですが、皆さまはどんなことをして過ごされていますか?古藤先生は、九州のご両親と東京散策をされるそうですよ。楽しそうですよね!皆さま思い思いにGWを過ごされている事と思いますが、放送日の5月4日は「ノストラダムスの日」でもあるってご存知でしたか?
ノストラダムスは、1999年に地球が滅亡すると予言し、当時はかなり多くの方が信じていたのだとか。結果として1999年には何も起きませんでしたが、最近の研究では「そもそも年代が間違っていて、まだ予言は成就されていない」なんていう説もあるそうです…!とはいえ、こういった予言を信じるか信じないかはあなたの体調次第、と島田さんはお話しされていました(笑)都市伝説や占いは、ほど良い距離感で楽しんでいきたいですね!

 

さて、5月11日から毎年恒例の「春の全国交通安全運動」が始まります。この運動が、年度初めの4月ではなく5月に行われるのは、5月が小学生の交通事故が激増する月と言われているからだそうです。ではなぜ、5月に小学生の事故が増えるのでしょうか?第222回の放送では「5月に増加する子どもの交通事故と、気を付けるべきポイント」について、古藤先生に詳しく解説していただきました。

 

交通事故が多いタイミングはいつ?慣れてきた時期にこそ改めて注意を!

警察庁が発表した小学生の交通事故データによると、2018~2022年の5年間で、登下校を含む歩行中の小学生の死者・重傷者は小学生の死者・重傷者数全体のおよそ6割を占める2185人。そのうち半数は小学1、2年生で、特に5月中旬から6月にかけて非常に増えるそうです。
古藤先生によると、5月、6月に事故が多い理由の1つは、小学1年生が親御さんの手を離れて通学する、いわゆる「1人デビュー」をするためだそうです。さらに入学から1か月が経ち登校にも慣れてきた時期で、緊張感も薄くなり始めます。加えて、登下校以外でも1人で外出する機会が増えてくる時期でもあるとのこと。そのため、「保護者の方はこのタイミングで改めて子どもと一緒に、交通ルールや危険な場所を再確認してもらいたい」と、古藤先生は仰っていました。

割合でみると、事故が起きる時間帯は午後3時から5時台が圧倒的で、登校中よりも下校中や遊びに出掛かけている時間の事故が多いそうです。登校中は車の交通規制や集団登校で子どもが守られている場合が多いですが、下校中や遊んでいる時は解放感から注意が散漫になり、危険に気付きにくくなるとのこと。そのため、「子どもたちの下校時間から夕方にかけて、ドライバーの皆さんは特に慎重な運転を心がけてください」と、古藤先生は強く仰っていました。
子どもは想定外の行動をとることがありますし、身体も小さく死角に入りやすいですから、十分に注意したいですね。

 

「飛び出し」に気を付けるポイントは?

子どもの交通事故の中でも大半を占める事故の原因は「飛び出し」だそうです。細い道や住宅街を走るドライバーさんは、十分すぎるほど注意することが大切とのことでした。小学校付近や公園の周りなど、子どもがいそうな場所は特に注意しなければいけませんが、その他、車などの障害物がある場所にも注意が必要だそうです。停止中の車やスクールバスの影などに子どもがいる場合、背が小さいため、隠れて見えない事があるとのこと。加えてこういった場所では子どもも障害物で左右を確認しづらく、飛び出し事故が起きやすいとのことでした。

また、歩行者優先である横断歩道の手前では、信号がなくても減速と一時停止を心がけることが大切だそうです。特に右左折時に横断歩道を通行する際は、曲がってくる車を子どもが察知できないことも少なくないとのこと。
保護者の方は、お子さんの安全を守るために、日頃から横断歩道の正しい渡り方をしっかり教えてあげましょう。その際、「青信号は渡って良い」ではなく、たとえ青信号であっても、「横断歩道の前では必ず止まること」、「左右から車が来ていないことを確認すること」、この2点をしっかり理解してもらうことが大切だそうです。あわせて、「道路の横断中も左右を確認しながら渡る」、「信号が点滅したら絶対に渡らない」ことも、しっかり伝えていただきたいとのことでした。

その他、信号や横断歩道のない交差点は、横断歩道以上に危険が潜んでいます。そのため、「交差点では必ず立ち止まる」「角では顔を出して左右を確認する」「停まっている車や看板で見えないところからの車に注意する」「後ろから車が来たときは止まって、先に行ってもらう」、この4つも重要だそうです。大きな道よりも、見通しの悪い道ではより一層の注意が必要とのことでした。

最近は電気自動車のような走行音が静かな車も多く、後ろから車が来ていることに気が付かないこともあります。きちんと目で確認することを覚えてもらいましょう。被害者にも加害者にもならないために、ドライバーはもちろん、お子さんのいる家庭では、改めて細心の注意を払うよう心がけましょうね。
それでも、万が一お子さんが交通事故で怪我を負うなど、被害に遭ってしまった場合は、お早めに弁護士にご相談ください。

弁護士法人・響では、交通事故被害の相談も無料で受け付けています。
交通事故被害でお困りの際は、弁護士法人・響までご相談ください!


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