離婚せずに慰謝料請求できる?

離婚せずに慰謝料請求できる?

そもそも慰謝料というのは、精神的損害に対する賠償金のことを言います。

必ずしも離婚とセットになっているわけではありません。ということは、離婚せずとも慰謝料請求をすることは可能ということになります。

離婚はしたくないけど浮気した相手を許せない!といった場合は、離婚とは別に慰謝料請求をすることが可能となっています。

ただし、離婚をしない場合の慰謝料請求は認められる金額が少なくなってしまう傾向があるばかりか、現実問題として回収が難しいこともあります。

浮気調査の相談窓口

浮気調査に関する不安や疑問を
お気軽にご相談ください。

0120-379-048

  • 24時間受付
  • 匿名OK
  • 相談だけでもOK
響・Agentの特徴
  • 経歴10年以上の調査員が調査
  • 事前に見積もり!原則追加請求なし
  • 調査報告書は弁護士監修
響・Agentの詳細を見る

精神的な苦痛が大きいから離婚に至る

離婚をしない場合に慰謝料金額が少なくなってしまう理由としては、離婚に至ると至らないでは、精神的苦痛に大きな違いがあると考えられているからです。

離婚をしなければならないほど心に傷を負ってしまった、ということは、それだけ慰謝料の金額も膨らむということになります。

離婚にまで至らなかった慰謝料請求の場合、裁判所には離婚を決意するに至らない程度の精神的苦痛と判断されてしまうことが多く、高額な慰謝料が認められたケースはほとんどないと言えるでしょう。

相場としては20~50万円前後、多くても50~100万円前後と言えます。ちなみに、離婚に際した慰謝料請求の場合、100~300万円前後が相場となっています。

裁判所を利用しなければいくらでも請求は可能だが・・・

とはいえ、上記は慰謝料請求を調停や裁判といった裁判所の手続きを利用した場合です。単純にそのまま相手に請求をするだけであれば、相場以上の金額が支払われた事例もあるでしょう。

ただし、離婚をしない場合の慰謝料請求は、もともと共働きなどで財布を別々にしている夫婦であれば有益と言えますが、そうでない場合は夫婦の生活に直接的に関わってくるため、あまり高額な慰謝料を請求できないといった問題もあります。

相手が固有の財産を所持していれば、そこから回収することも可能と言えますが、実際のところ、離婚をしないで慰謝料請求をするのはなかなか難しいです。

慰謝料は自分だけの特有財産に

なお、回収できた慰謝料については、夫婦の共有財産にはならず、自分だけの特有財産(詳しくは「財産分与」)になります。

慰謝料は、たとえ1つのお財布で家計を営んでいる夫婦であったとしても、回収できさえすれば一方の特有財産です。

よって、相手から干渉されることは一切ありませんし、仮にその後、離婚にまで発展してしまったとしても財産分与の対象にはなりません。

離婚せずに慰謝料請求をするのは、上記のようになかなか難しいという事情もありますが、回収できさえすれば、自身の自由に使うことが可能ですので、どうしても相手が許せない場合は請求してみるのも1つの手と言えるでしょう。

浮気調査の相談窓口

浮気調査に関する不安や疑問を
お気軽にご相談ください。

0120-379-048

  • 24時間受付
  • 匿名OK
  • 相談だけでもOK
響・Agentの特徴
  • 経歴10年以上の調査員が調査
  • 事前に見積もり!原則追加請求なし
  • 調査報告書は弁護士監修
響・Agentの詳細を見る

関連記事

不倫されたら弁護士に相談するべき?弁護士のメリットと慰謝料請求…

「パートナーに不倫をされて離婚を考えているけど、弁護士に相談すべき?…

慰謝料や養育費に遅延損害金は発生する?

お金の貸し借りといった契約があった場合、よく「…

収入のない相手から養育費や慰謝料はもらえる?

子どもがいるのだから養育費は支払われて当然。 不貞行為があったのだから慰謝料は支払われて当…

不貞の証拠が不十分でも慰謝料請求はできる?

相手の不審な行動に不倫を疑ってはいるが、その証拠がほとんどないまま離婚する場合、果たして不貞行為…

収入証明の提出は拒否できる?

単に離婚だけを争っているのであれば必要ありませんが、養育費や財産分与、慰謝料といったお金の問題が…