浮気調査で得られるメリット(調査の目的)とは?
まずは、浮気調査で得られるメリットについて整理してみましょう。
浮気の実態がつかめる
浮気調査の一番の目的は「浮気の実態をつかむこと」といえるでしょう。浮気の疑いだけでは、もやもやした気持ちがずっと続きます。浮気の事実が確定すれば、今後どうするべきかを考えられるようになります。
事実をもとに話し合いを進められる
調査で浮気の証拠を押さえられたら、それをもとにパートナーと話し合うことができます。疑いの段階で浮気を問い詰めても、「浮気なんてしていない」と言われれば反論できません。証拠があれば、話をはぐらかされることなく、問題について話し合えるでしょう。
慰謝料を請求できる
浮気の証拠があれば、浮気(不倫)という不貞行為に対して慰謝料を請求できます。慰謝料はパートナーと浮気相手のどちらか、あるいは両方に請求可能です。また、離婚しない場合でも慰謝料は請求は可能です。
離婚要求を拒否できる
基本的に、「浮気をした側」=「有責配偶者」からの離婚請求は原則として認められないため、パートナーからの請求を拒否することができます。
浮気調査は、特に婚姻関係にある場合など、単に実態を確かめることにとどまらず、自分の将来の生活に関わる行動であると言えるでしょう。
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浮気調査を自分でする方法
自分で浮気調査を行う方法はいくつかありますが、やり方を間違えると違法とみなされる可能性があります。
また、調査ののちに慰謝料請求や離婚調停など、法的な交渉を視野に入れる場合、証拠の有効性というのもポイントとなります。
浮気の事実を確かめるだけなら、法的有効性が低くても自分自身が納得できれば問題ありません。しかし、法的な交渉の場では、不貞行為があったと第三者が判断できる内容、精度の証拠が必要です。
以下の図は、「調査の難易度」「法的な有効性」の2つの観点で浮気調査の方法をまとめたものになります。

この図をもとに、自分で行える浮気調査の方法についてひとつひとつ紹介します。
どのような場合に違法となるかもも解説しますので、参考にしてみてください。
パートナーの携帯(LINE)の使い方で、兆候を知る

浮気の確証を得るために一番手軽なのは、浮気相手とやり取りしたLINEの確認でしょう。
以前はそうではなかったのに、最近になって以下のような行動が見られた場合は要注意です。
- スマホとLINEにパスワードがかかっている
- LINEの通知がオフになっている
- トイレやお風呂にもスマホを持っていく
置きっぱなしにしていたスマホを肌身離さず持ち歩くようになったのなら、何かスマホを見られたくない理由ができたと考えられます。
上記のようなパートナーの行動を観察するだけであれば問題ありませんが、パートナーのLINEを無断でチェックするのは、違法行為となる可能性がある高いため注意が必要です。
違法となるケース |
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違法とされたときの刑罰 |
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パートナーのLINEを見る行為が全て違法というわけではなく、たまたま見えてしまったり、パートナーが見せてくれたりした場合は問題ありません。しかし、そういったケースでは、浮気の証拠を押さえられる可能性は低いでしょう。
パートナーのスマホを無断でチェックする行為は、プライバシーの侵害として逆に訴えられる可能性もあります。浮気調査の手段として、パートナーのスマホにさわるのはやめておいたほうが無難でしょう。
浮気調査アプリを使う
最近では、スマホのアプリを使って浮気調査をするケースも増えてきています。アプリということで、比較的手軽に利用できることをメリットを感じられる方も多いのはないでしょうか。
浮気調査アプリと呼ばれてはいますが、本来は「盗難・紛失防止」や「子ども・高齢者の見守り」のために開発されたアプリが多いです。
本来の用途の説明をすれば、パートナーにアプリのインストールを促すこともできるかもしれません。夫婦で位置情報を共有しておけば、浮気の証拠を押さえるのは難しくても、浮気に対する抑止力にはなるでしょう。
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違法とされたときの刑罰 |
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パートナーに無断でアプリをインストールする行為は、不正指令電磁的記録に関する罪に問われる可能性があります。コンピューターウイルスやアプリなど、スマホ持ち主の意図に反するプログラムをインストールすると適用されます。
また、パートナーのパスワードでロックを解除したりネットワークにログインしたりすることは、プライバシーの侵害にあたる可能性があります。
GPSを使って位置情報を知る

パートナーの位置情報を知るには、浮気調査アプリ以外にGPSという選択肢もあります。
GPSで位置情報を把握すれば、
- 聞いていた予定と違う場所にいる
- 仕事帰りにいつも特定の場所に立ち寄っている
- 用事はないはずなのにホテル街に数時間滞在している
など、明らかにおかしいパートナーの行動がわかります。
パートナーの不審な行動や嘘がわかれば、何かあると確信できるでしょう。
GPSの設置場所は車が一般的です。車は夫婦の共有財産となるため、GPSを設置しても違法ではありません。バンパーや車の底面にマグネットタイプのGPSを設置すれば、パートナーに気付かれる心配もないでしょう。
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先ほどお伝えしたように、夫婦の共有財産である車へのGPS設置は違法ではありません。自分の車にGPSを設置するのは個人の自由です。
ただし、別居しているパートナーの車は、あなたに所有権がなければ違法行為となる可能性が高まります。これは、浮気相手の車やパートナーの社用車などの場合も同様です。
たとえば、自分が所有していない車にGPSを設置するときに、車に傷をつけてしまったとしましょう。その場合は器物損壊罪に問われる可能性があります。また、設置の際に第三者の敷地に入ってしまうと、住居侵入罪や建造物侵入罪が成立します。
ボイスレコーダーを使う
自分でできる浮気調査には、ボイスレコーダーを使う方法もあります。
設置場所は、パートナーがひとりで過ごす部屋や車の助手席がおすすめです。パートナーの部屋なら、浮気相手との電話内容が確認できるかもしれません。車に設置して浮気相手とふたりで話す音声が録音できれば、浮気しているか判断できるでしょう。
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ボイスレコーダーを自宅に設置する場合は、法的な問題はありません。ただし、別居中であれば、パートナーの自宅に入ることは不法侵入と見なされる可能性があります。
また、慰謝料請求や離婚裁判を検討する場合、浮気の確たる証拠が必要です。不貞行為の音声であれば証拠としての有効性は高いのですが、不貞行為の音声を入手するのは難しいでしょう。
パートナーと浮気相手の会話が録音できても、単なる談笑であれば決定的な証拠だとはいえません。
もちろん、個人的にパートナーの浮気を確信するための材料としては十分です。しかし、ボイスレコーダーで録音する行為は、プライバシーの侵害として逆に慰謝料を請求される可能性があります。
浮気を確信したあとのことを考えるなら、違法性のない自宅への設置に留めておいたほうがよいでしょう。
その他の浮気調査を行う方法

これまでに紹介した代表的な浮気調査以外にも、自分でできる方法はあります。思いついたらすぐにできる調査もありますので、その他の浮気調査についてもチェックしておきましょう。
精液検出液
精液検出液は、その名のとおり精液の付着を特定できます。性犯罪の調査に使用されていた検出液で、「浮気検査薬」「浮気検査キット」とも呼ばれるほど浮気調査ではメジャーなグッズです。
長期にわたって夫婦間での性行為がない場合、パートナーの下着に精液が付着していたら、浮気を疑う根拠としては十分でしょう。ただし、それは妻の浮気を疑う夫のケースです。
男性の下着から精液を検出できても、性行為があったという証明にはなりません。性行為の有無にかかわらず、男性の下着に精液が付着していることは自然なことだからです。
浮気をしたかの判断に迷うともやもやだけが残ってしまうため、夫の浮気を疑っている場合の使用はあまりおすすめできません。
ドライブレコーダーを使う
自家用車にドライブレコーダーが付いているなら、浮気調査に利用できます。音声を含めた車内の様子を録画できるタイプなら、浮気を確信できる証拠が見つかるかもしれません。
ドライブレコーダーはSDカードに記録の残るタイプが多く、SDカードを持ち出してチェックしやすいのもメリットです。チェック前に録画が上書きされるケースもあるため、機会があればSDカードを大きな容量に変えておくのもよいでしょう。
法的な有効性という点においてはドライブレコーダーの録画は十分ではありません。ただし、浮気相手と一緒にラブホテルに入る映像があれば、証拠として使えます。
クレジットカードの使用歴を見る
クレジットカードの明細に、浮気の痕跡が隠されているケースがあります。浮気相手と利用したホテルや飲食店、浮気相手に贈ったプレゼントなど、気になる明細がないかチェックしてみましょう。
ただし、利用明細がパートナー宛に「親展」で届いた場合、勝手に開封すると、家族間であっても信書開封罪となる可能性があります。
ただし、夫婦で家計管理を任されている場合、明細書や請求書の開封はパートナーの暗黙の了解があったと見なされるでしょう。その場合は違法になりません。
家計管理をしているなら、金額だけでなく明細も確認してみてください。クレジットカードの明細だけでは確たる証拠とはなりませんが、別の証拠との組み合わせで証拠の有効性が高まるでしょう。
iPhoneの位置情報履歴をチェックする
パートナーがiPhoneユーザーなら、行動情報履歴でよく行く場所をチェックできます。
操作手順は以下のとおりです。
iPhoneの「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「システムサービス」>「利用頻度の高い場所」
利用頻度の高い場所に、関わりがなさそうな地域や知らないレストランがあれば、浮気の疑いが強まります。
先ほどお伝えしたとおり、パートナーのスマホを無断で見ることは違法性があるためおすすめできません。一緒にスマホを見ることができる環境で、「iPhoneのこんな機能知ってる?」と自然に聞いてみましょう。
ふたりでスマホを見るのであれば、プライバシーの侵害にはあたりません。「利用頻度が高い場所」に知らない場所が多くても、その場で直接確認できるのがよいですね。
口頭で確認する
最後に、口頭で質問して相手の反応を見る方法を紹介します。
浮気を疑っていても「浮気している?」とはなかなか聞けません。確証なしに問い詰めても、言い逃れされたりごまかされたりする可能性が高いでしょう。気まずい雰囲気になってしまうのも避けたいですよね。
直接聞くなら、浮気をしているときに焦りそうなことを聞いてみましょう。日常的な何気ない質問は、浮気をしている人は焦っても、やましいことがなければ普通に返事があります。
浮気の疑念があるパートナーには、以下4つの質問を投げてみてください。
- 「さっき、LINEの通知来てたよ」
- 「友達が〇〇が浮気してるって疑ってるんだよね……」
- 「この間一緒にいた人、誰?」
- 「〇曜日(あやしい日)何してたの?」
それぞれの質問に対して焦ったりごまかしたりするようなら、何か隠したいことがあるのかもしれません。
これまでに紹介した調査方法は、単体では確信が持てないケースもあります。精液検出液やクレジットカードの明細などは、あやしいと思っても確実に浮気したと判断できるものではありません。
そういった場合は、口頭での確認で反応を見て、浮気したかどうかの判断材料にすることをおすすめします。
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【重要】知っておきたい自分で行う浮気調査のリスク

ここまで、自分で浮気調査する方法についてお伝えしました。しかし、自分で行う浮気調査にはリスクもあります。どのようなリスクがあるかを理解して、自分で浮気調査をするのかを検討しましょう。
自分で行う浮気調査の主なリスクは以下のとおりです。
- 違法となる可能性
- 法的な有効性が低い
- 調査がバレて警戒される
- 夫婦関係がさらに悪化する
浮気調査を行う場合、違法性と法的な有効性がポイントでした。自分で行う調査の場合、違法となる可能性が高く、法的な有効性が低いことがデメリットだといえます。
慰謝料請求や離婚、和解など、浮気発覚後に何らかの変化を求める場合、自分優位に進めるためには法的な有効性を無視できません。ただ、裁判でも通用する確かな証拠を自分で集めるのは簡単でありません。
自分で行う調査は、パートナーに調査がバレる可能性があることもリスクのひとつです。
浮気調査がバレた場合、浮気が勘違いだったら夫婦関係がさらに悪化する可能性があります。やましいことがないのに浮気が疑われたら、腹立たしい気持ちになるのは当然ですよね。その点も注意したいポイントです。
そして、実際に浮気をしていた場合では、調査がバレることでパートナーが警戒してしまいます。そうすると、より巧妙に浮気を隠そうとするでしょう。
警戒されると、慰謝料請求に向けての証拠集めが難しくなり、探偵事務所に依頼しても調査期間が長引く可能性が出てきます。自分で浮気調査をする場合は慎重に進めましょう。
少しでも不安がある場合は探偵への依頼も視野にいれてみよう

探偵であれば、自分で行う調査のリスクをすべて合法的に回避できます。探偵事務所に依頼して解決できることやメリットを、それぞれ確認してみましょう。
合法的に調査できる
探偵は探偵業法という法律のもと、合法的に聞き込みや尾行、張り込みを行うことが可能です。尾行や張り込みは、一般人だとプライバシー侵害やストーカー規制法の対象となる可能性があります。そのため、自分で尾行するのはやめておいたほうがよいでしょう。
法的に有効な証拠を揃えられる
尾行や張り込みを行える探偵なら、浮気の決定的な証拠を押さえることが可能です。ラブホテルに入る瞬間を撮影することは、一般人には難しいでしょう。仮に撮影できたとしても、違法性のある調査で得た証拠は裁判で使えません。
自分で浮気調査して集めた証拠は、どうしても法的有効性が低いものです。そのため、慰謝料請求や離婚時には使えない可能性が高くなります。
探偵事務所が調査した報告書は、話し合いや交渉でも有利に働くでしょう。
調査していることがバレにくい
探偵の調査は、対象であるパートナーにほぼバレません。当然ながら、調査を担当する探偵はパートナーの知らない人です。後ろを歩いているのが見つかっても、まさか尾行されているとは思わないでしょう。
ただし、あなたの行動がきっかけで調査に気付かれる可能性はあります。探偵事務所に依頼するなら、パートナーに警戒されないように気を付けましょう。
弁護士を紹介できる探偵事務所であれば調査後もスムーズ
弁護士を紹介している探偵事務所もあります。そういった事務所なら、浮気調査の報告を受けたあとに慰謝料請求や離婚についてスムーズに依頼可能です。
企業関係や相続関係など、弁護士にも得意とする分野があります。探偵事務所が紹介している弁護士なら、夫婦問題にも理解があるため相談しやすいでしょう。
在籍カウンセラーが心理面をケアしてくれる
探偵事務所にカウンセラーが在籍しているケースもあります。パートナーの浮気に対する悩みを相談すれば、不安な気持ちが和らぐでしょう。
夫婦カウンセラーが在籍していれば、和解も視野に入れつつ、夫婦関係のことを幅広く相談できます。
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私は浮気調査をするべき?選択肢に迷ったときのチャート分析
探偵事務所に浮気調査を依頼すれば、合法的に確たる証拠を集められます。一方で自分で行う浮気調査は、思いついたらすぐに始められるのがメリットです。
それでは、自分で調査するのと探偵に依頼するのはどちらがよいのでしょうか。今何をしたらよいかは状況によって変わります。
選択肢に迷ったときのYES/NOチャートを紹介しますので、自分の気持ちをしっかり見つめてこの先どうするかを考えてみましょう。

パートナーが浮気していた場合、この先の選択肢は大きく分けると以下の2つです。
- 夫婦関係を解消したい
- 夫婦関係を見直したい
それぞれの選択肢について、具体的にどうするのかを掘り下げて説明します。
探偵事務所への相談を検討している場合は以下の記事もご確認ください。
【関連記事】
浮気のサインを読み取りたい→自分で浮気調査がおすすめ
パートナーの行動が怪しかったり夫婦関係がうまくいっていなかったりなど、何らかの理由で浮気を疑っているのならまずは自分で調査することをおすすめします。
慰謝料・離婚などを考える前に、まずは浮気の可能性がどれくらいあるかを調査しましょう。
探偵の調査は費用がかかるため、浮気に対する疑念を確かなものにしてから依頼するのがおすすめです。「なんとなく浮気をしている気がする」だけでは、調査期間も長引いてしまいます。
「〇〇だから浮気していると思う」の段階になるまで、自分のできる範囲で浮気をしている可能性を探ってみましょう。
夫婦関係を解消したい→探偵に浮気調査がおすすめ
夫婦関係を終わらせたい・慰謝料を請求したいのなら、探偵に浮気調査を依頼して確かな証拠を集めるのがおすすめです。
法的に有効な証拠があれば交渉を有利に進められます。そして、交渉においては、相手から慰謝料請求される可能性を減らすことも大切です。
自分で違法性の高い調査を行い、刑事罰の対象となったり慰謝料を請求されたりすると、交渉相手に有利なカードが追加されてしまいます。有利に交渉を進めるためにも、証拠集めは調査のプロである探偵に任せましょう。
裁判で使える確かな証拠を押さえるためには、30万円~70万円ほどの調査費用がかかります。
対して、浮気の慰謝料相場は以下のとおりです。
- 離婚したとき:200万円~300万円
- 離婚しないとき:50万円~100万円
離婚するかどうかで金額は変わりますが、どちらであっても、探偵費用分が赤字になる心配はないでしょう。
探偵の調査費用については後ほど詳しく紹介しますので、あわせてご確認ください。
夫婦関係を見直したい→状況によって変わる
浮気調査をしたあと離婚する夫婦は2割ほどです。8割の夫婦は、話し合ったうえで婚姻関係を継続しています。ただし、8割のなかには別居や仮面夫婦なども含みます。
夫婦関係を見直すにあたって、
- パートナーが離婚しないようにしたい
- 離婚はしないが慰謝料を請求したい
といったパートナーに対する希望がある場合は、探偵事務所への依頼がおすすめです。
パートナーとの話し合いや交渉がある場合、多くは弁護士を通したほうがスムーズに進みます。交渉を有利に進めるためにも、探偵事務所に確たる証拠を集めてもらいましょう。
浮気の事実確認だけでよい場合は、自分での調査がおすすめです。浮気への確信が持ててから、次の行動を考えても遅くありません。
探偵事務所に調査を依頼する人の多くは、依頼時に離婚するかどうか決めていません。浮気が確定してからでないと、なかなかこれからのことを選択できないのではないでしょうか。
そして、探偵に依頼して確たる証拠をそろえることで、パートナーに本気度が伝わったケースもあります。証拠があれば、パートナーも浮気を認めるしかありません。そのうえで、パートナーが浮気をやめれば、夫婦として再スタートすることもできるでしょう。
自分で浮気調査をした場合の体験談
続いて、自分で浮気調査をした人の体験談を紹介します。
実際のところ、自力での浮気調査はどうなのかが気になるところですよね。浮気調査をした後どうなったのか、良かったことや後悔していることなど、気になるポイントをまとめました。
想像できなかったメリットやデメリットが見つかるかもしれません。調査費用と慰謝料額もお伝えしますので、あわせて参考にしてみてください。
Tさん(男性/47歳)
◆自分で調査してよかったこと
自分の目で確かめられたことが何よりも良かったです。
◆自分で調査して後悔していること
仕事が少しおろそかになってしまったことと、プライベートの時間が削られたことを後悔しています。
- 調査後の行動:別居
- 調査費用:1万円以下
- 受領した慰謝料:慰謝料は請求していない
いつもの生活や仕事に加えて浮気調査を行う場合、どうしても時間的負担がかかってしまうようです。ただし、真実を自分の目で確かめられることで、離婚という選択の踏ん切りがつくのかもかもしれません。
Cさん(女性/33歳)
◆自分で調査してよかったこと
自分で調べるので、費用を抑えられた。興信所で調べると結構が値段がかかりそうなので、やめました。
◆自分で調査して後悔していること
子供がいるので、後をつけたりするのに、不便でした。子供の生活リズムがめちゃくちゃになってしまったことです。
- 調査後の行動:慰謝料請求, 婚姻関係継続(修復)
- 調査費用:2〜3万円
- 受領した慰謝料:51〜100万円
自力調査は費用を抑えられるのが最大のメリットです。費用負担を抑えて慰謝料を確保するのは理想だといえますね。しかし、子供がいるとパートナーの行動に合わせた自力調査は難しいかもしれません。子供への影響も気になりますね。
Eさん(女性/28歳)
◆自分で調査してよかったこと
本当に自分以外の誰にも知られず秘密にできたから
◆自分で調査して後悔していること
孤独で誰にも相談できず、自分で何でも決定しなければいけなかったことが苦しかった
- 調査後の行動:慰謝料請求, 婚姻関係継続(修復)
- 調査費用:1万円以下
- 受領した慰謝料:51〜100万円
自力調査だけで完結できれば、パートナーの浮気を誰にも知られずにすみます。しかし、誰にも相談できないと孤独を感じることもあるようですね。調査とは別に、相談できる相手を探しておいたほうがよいのかもしれません。
Hさん(女性/35歳)
◆自分で調査してよかったこと
探偵に依頼すると数十万単位でお金がとんでいくので、自分で何とか証拠をおさえることができてよかった。
◆自分で調査して後悔していること
精神的にかなりキツかった。自分の目で見たときやっぱり、人に頼めばよかったと思った。
- 調査後の行動:慰謝料請求, 婚姻関係継続(修復)
- 調査費用:2〜3万円
- 受領した慰謝料:50万円以下
第三者に知られず自分だけで確かめられるのは自力調査のメリットです。しかし、探偵の調査報告書で客観的に見るのと違い、自力調査は何のクッションもなく真実と向き合わなければなりません。それが精神的な負担となることもあるため覚悟が必要です。
探偵に依頼するケースの実際について
最後に、探偵の費用相場や浮気調査の流れについて解説します。
探偵に依頼するとどれくらいの費用がかかるのか、実際のところが気になりますよね。依頼すると決めたときに、どういった流れで調査が行われるのかも気になるポイントです。
探偵に依頼した人の体験談も紹介しますので、あわせて参考にしてみてください。
探偵の費用相場について
浮気調査の費用は、以下の金額を目安にするとよいでしょう。
- 浮気の事実を確認するための調査:約10~20万円
- 法的に有効な証拠を押さえるための調査:約30~70万円
細かな金額は探偵事務所によって違いますので、依頼前に探偵事務所のサイトを確認してくださいね。
浮気調査のプランには以下の3つがあり、プランによって金額設定が異なります。
- 時間制プラン
- パック制プラン
- 成果報酬型プラン
調査料金を時間ごとに計算するのが時間制プランです。パック制プランは、まとまった時間に対して金額が決まっています。
調査時間が基準となる上2つのプランに対して、成果報酬型は成果が基準になります。成果が発生した段階で、費用が発生するプランです。
各プランの詳細や調査費用については、以下の記事で詳しく紹介しています。
探偵の調査方法

続いて、探偵探偵が行う浮気調査の流れを見ていきましょう。
【探偵の尾行調査の方法と流れ】
- 打ち合わせ・調査対象者の情報を確認
- 調査対象者の尾行開始
- 証拠をおさえる
- 報告書作成
1.打ち合わせ・調査対象者の情報を確認
浮気調査は依頼者との打ち合わせから始まります。この段階で、外見や行動パターンなど、調査対象となるパートナーの情報を伝えます。
探偵が調査しやすいように、対象者の写真は複数枚用意しましょう。顔写真は正面と横顔の両方があるとよいですね。体型のわかる全身が写った写真も必要です。
2.調査対象者の情報を確認の尾行開始
対象者の情報をもとに、尾行や張り込みといった調査を開始します。探偵は2~3人のチームで行動するのが基本です。
3.証拠をおさえる
尾行しながら、浮気相手と会ったりラブホテルに入ったりなど、浮気と見なされる瞬間やその前後を撮影します。
4.報告書作成
探偵が調査した内容は、しっかりと報告書にまとめます。報告書には、対象者がどのような行動を取って誰と会ったかなど、細かく記載されます。
良い探偵会社を選ぶポイントは?
満足の行く調査結果を得るためには、どの探偵会社を選ぶかが重要です。
残念ながら、悪質な探偵事務所も存在しています。2016年4月1日〜2017年3月31日の1年間では7,000件を超えるクレームが国民生活センターに寄せられました。
プライベートなことを相談する以上、少しでも疑わしいところがある探偵事務所は避けたほうが無難です。
以下の基準チェックリストを参考にして、安全で信頼できる探偵事務所を選びましょう。
- 「探偵業届出証明書」の表記がサイトにあるか
- 調査中の電話連絡は可能か(調査の進捗を確認できるか)
- 調査報告書の受領時期は伝えられているか
- 調査報告書の内容はしっかりしているか
- 事前に十分な聞き取りを行ってくれるか
上記のチェックリストに加え、話しやすさや対応が自分に合うかを重視するのがおすすめです。
弁護士を紹介している探偵事務所なら、調査を依頼した探偵事務所を通してスムーズに弁護士に依頼できます。慰謝料請求や離婚に向けて動く場合、そういった案件に強い弁護士を探すのはなかなか大変です。
弁護士探しの手間と時間を短縮できるのは、早く決着をつけたいときには大きなメリットだといえるでしょう。
依頼費用を安く済ませるためにできること
探偵事務所への依頼を検討していても、費用のことを考えるとなかなか決断できませんよね。探偵に浮気調査を依頼するなら、できるだけ費用を抑えたいのが本音ではないでしょうか。
ここからは、依頼費用を安く済ませるために何ができるのか、探偵事務所がおすすめする方法をお伝えします。
【浮気調査を格安で依頼するポイント】
- 料金体系は時間制がおすすめ
- 浮気の実態に目星をつけておく
- 費用の内訳が明確な探偵事務所を選ぶ
- 実績のある探偵事務所を選ぶ
自分で調査して浮気の実態に目星がついていれば、調査費用を大幅に安くできます。
たとえば、クレジットカードの明細やGPSの位置情報で、隔週水曜日に浮気相手と会っていることがわかったとしましょう。その場合は、浮気相手と会いそうな水曜日の調査を依頼すれば、1日で浮気の証拠を押さえられるかもしれません。
時間制プランなら、稼働時間分だけですので最小限の料金で済ませることができます。
そのほか、探偵事務所の選び方でも費用は抑えられます。調査費用にあわせて諸経費の支払いがある場合、その内訳を確認しておきましょう。
費用の内訳が明確でない探偵事務所では、後から高額な経費を請求されたり必要のないオプションが加算されていたりといったこともあります。
決して安くはない費用がかかるため、料金関係は事前にしっかり把握しておきましょう。
そして、実績のある探偵事務所を選ぶのも大切なポイントです。実績がある探偵事務所は成功率が高く、確実に証拠を押さえてくれるでしょう。
調査費用が安くても、なかなか証拠が集まらなければ、調査期間が長引いて結局は費用がかさんでしまいます。実績も考慮して探偵事務所を選んでください。
まとめ
ここまで、自分でできる調査を中心に、浮気調査について紹介してきました。自分で行う浮気調査は、手軽に始められるのがメリットです。しかし、違法になる可能性といったリスクもあります。
探偵に依頼する前段階の調査として有効な面もありますので、まずは違法にならない範囲で自分でできる調査をしましょう。
探偵事務所に依頼する場合、事前に依頼内容について細かくヒアリングすることになります。そういった事情もあり、多くの探偵事務所は無料相談の窓口を設けています。
- 「自分で浮気調査するべきなのか」
- 「自分で調査したけど、この証拠って有効?」
- 「夫婦関係が不安だけど、何をしたらよいかがわからない」
など、幅広い内容が相談対象です。
浮気調査を依頼するか決まっていなくても、ひとりで悩まず無料相談を活用してみてはいかがでしょうか。誰かに話すだけでも、パートナーの浮気で不安な気持ちが和らぎますよ。
※本メディアは弁護士法人・響が運営しています
※本記事の内容は2022年7月25日時点の情報です。