
弁護士 阿部 晶子
香川県弁護士会所属 第27939号
一人ひとりが働きやすい、生きやすい社会になってほしい。
メッセージ
子どもながらに、自立できる職業に就きたいと思った

亡父は母や私たち子どもに「誰のおかげで飯が食えると思ってるんや」と言う人で、子どもながらに、「父の給与のおかげやけど、だから黙ってろっていうのはなんだかなー」と息苦しさを感じていました。そのため、自分で稼いで生きていける人になりたいと思うと同時に、立場の弱い人が主張できるように、困っている身近な人の力になりたいと考えたことから弁護士を志しました。私には、弱い立場というのは決して他人事ではない、ちょっとの違いで自分も同じ立場だという思いが常にあります。世の中には多くの職業がありますが、弱い立場を援護して理不尽なことを正していくのはやはり法律や制度であり、弁護士ならそういうことができると思ってこの仕事を選びました。
これまで、離婚・相続などの家族の問題、借金の問題、労働問題に多く関わってきました。なかでも、ある過労死案件は心に重く残っています。「人間は強いストレスにさらされ続けると死んでしまうんだ」と、現実に起こった事件に直面して実感しました。この案件は、まだお若い方が寒い季節に突然心不全で亡くなられてしまったケースでしたが、録音で残っていた上司のパワハラ、長時間労働などによる強いストレスにさらされた挙げ句の死でした。ご家族の悲哀も深く、非常にショックな事件でした。アンフェアなことや権力を利用した理不尽な行いが横行しない、一人ひとりがもっと働きやすく、生きやすい社会であってほしいという願いを改めて強くしました。
社会の動きにいつも敏感であるように

働く環境で言えば、パワハラやセクハラなどの問題は多くあるので、そのような実態を改善していける事件に今後も携われたらと思います。特に女性が働く上では、依然として大変な職場がたくさんあります。“仕事をする”ということは、生活の糧を得るためだけではありません。自己実現であったり、人間関係であったり、一人ひとりの人生や生活に占める部分はとても大きいものなので、よりよい労働環境を目指してがんばっている人たちの力になりたいです。
世界的にも近年、パワハラ・セクハラやジェンダーギャップ、性的マイノリティーの権利などに対する世の中の意識・見方は大きく変わりました。弁護士はそのような社会の動きに特に敏感でなければならず、いつも意識してアップデートしていく必要があります。常に勉強する姿勢をもって、謙虚に力強く、信念をもってさまざまな案件を解決に導ける弁護士でありたいと思います。
これまで弁護士会の副会長や裁判所の調停委員、県や市のさまざまな組織で委員を経験してきました。そこでの学びを生かすことにより、裁判などの法的な手段以外にも貢献できると思うので、これからも多様なかたちでご依頼者様の力になっていきます。
プロフィール

弁護士 阿部 晶子
- 出身地
- 京都府
- 出身大学
- 立命館大学法学部
立命館大学大学院法務専修科
- 資格
- 弁護士
- 所属委員会
- 高齢者
- 子ども法教育
- 司法修習
- 参加団体
- 青年法律家協会
- 自由法曹団
- 趣味・特技
- 読書、映画・ドラマ・お笑い番組鑑賞
- 好きな言葉
- 『吾唯知足』
活動実績
その他
- 香川県弁護士会副会長(2006年度)
- 香川県労働委員会公益委員(2011年12月~2015年11月)
- 高松家庭裁判所調停委員(2013年10月~現在)
- 高松市情報公開・個人情報保護審査会委員(2015年10月~現在)
- 高松地方裁判所及び高松簡易裁判所民事調停委員(2018年4月~現在)
- 法務省人権擁護委員(2018年7月~現在)
- 香川県精神医療審査会委員(2022年7月~現在)
- 高松市行政不服審査会委員(2022年12月~現在)
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