
那覇オフィス
弁護士 神谷 誠人
沖縄弁護士会 第20783号
那覇オフィス所長
相談者がどう生きたいか。そこにまで踏み込む。
メッセージ
教師になるつもりが、ある本と出会い弁護士に

中高生時代の歴史の先生の授業がとても面白く、その影響でもともとは教師になろうと思っていました。しかし、大学時代に新井章弁護士の『体験的憲法裁判史』という本を読んで心を動かされたんです。それまでは弁護士というと悪知恵を働かせるイメージがあったのですが(笑)、バッジ一つで大きな力に立ち向かうこの職業に憧れを持つようになりました。
若手時代にショックを受けたのは、過疎地域対策として山陰地方で弁護活動を行ったときの体験です。人がほとんどいないのに消費者金融の看板があちこちにあり、高齢の女性が私の顔を見るなり「今日先生に会えなかったら首をくくっていた」と泣き出したんです。過疎の町には弁護士がおらず、借金のことを相談できず苦しんでいる人がたくさんいる。このような人たちをなんとかしなければと思いました。
その後、米軍基地の騒音訴訟やハンセン病の賠償訴訟などにも関わりましたが、常に当事者のいる現場に身を置き、そこから問題を考えるという姿勢を忘れないようにしてきました。
依頼者の自己決定権を大切にしたい

この仕事の難しいところは、同じような事件でも、依頼者によって解決の仕方が多岐にわたることです。訴訟はその一つに過ぎず、その人の人生観と問題の本質をうまく組み合わせなければ、本当の意味での解決にはなりません。自分では「うまく解決できた」と思っていても、相手は「考え方を押し付けられた」と感じていたということが何度もありました。そんな苦い経験をもとに、今は依頼者の自己決定権を大切にしています。
例えるなら、がんの治療のようなものです。手術や抗がん剤といった標準的な治療はありますが、本人が納得するなら何も治療しないという選択肢もありうる。その人がどう生きていくかにまで踏み込んでいく、そんな責務があると思うようになりました。
今後は、在日米軍基地があることで生じる環境破壊・人権侵害に関する訴訟に注力していきたいです。在日米軍基地は憲法の範囲外に置かれ、治外法権となっています。これを解決しない限り、日本の真の国民主権や独立・自立は実現できないのではないでしょうか。加えて、戦争体験者やハンセン病回復者の「語り」を無形文化財として保護する活動にも関心があります。いずれも簡単にできることではありませんが、できない言い訳を挙げるよりもできる理由や手段を考え、前向きに取り組んでいきたいと思います。
プロフィール

那覇オフィス
弁護士 神谷 誠人
- 出身地
- 東京都
- 出身大学
- 京都大学法学部
- 資格
- 弁護士・学芸員
- 趣味・特技
- 音楽鑑賞・美術鑑賞・サイクリング
- 好きな言葉
- 『ペンは剣よりも強し』
『本は買って読め、家は借りて住め』
活動実績
メディア
- ・読売テレビ「かんさい情報ネットten.」 在沖米軍基地の現状について
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