西新宿第2オフィス
弁護士 田中 冴也加
第二東京弁護士会 第63656号
人から感謝される。その人が喜んでいる姿を見る。それが、私の幸せ。
メッセージ
子どもの頃から、困っている人の力になりたかった
大学3年生のとき、結婚を控えた姉が夫婦別姓の問題で悩んでおり、なぜ女性だけが弱い立場なのか、なぜ別姓ではいけないのかと疑問を抱きました。その時の「法律とは本来、社会的弱者を擁護するためのものではないのか」という怒りが、政治学科で法律とは無縁だった私を法律の勉強へと駆り立てました。勉強を進めてみるとマイノリティーであるがゆえに苦しんでいる人が多くいると知り、そのような人たちを助けたいと弁護士になりました。
思えば小さい頃から、自分が幸せであるよりも、人から感謝されその人が喜んでいる姿を見る方に幸せを感じる人間でした。他人への興味が強く、人の感情や思考、状況を察知し、困っている人がいれば少しでもいいから力になりたい。いつもそんな風に考えるところがありますが、これは両親共に仕事が忙しく不在がちで、かつ三姉妹の真ん中という家庭環境にも起因していると思っています。中間子の宿命でつい人の気持ちを考えてしまうんですが、弁護士という仕事にはそれがプラスに働いています。
体に電流が走ったご依頼者様の涙
以前、初めて事務所に来たご依頼者様が突然号泣し始めたことがありました。その瞬間、それまで漠然と頭だけで分かっていたつもりのご依頼者様の苦しみが、急に現実感を伴って私の心に突き刺さりました。普通に生きていれば、弁護士に関わることはほとんどありません。法律事務所にはできれば行きたくないし、ビルに入ることさえとても勇気がいるでしょう。それなのに事務所に出向き、自分の不幸を話さなければならない。一般の人が事件や事故に巻き込まれ弁護士に依頼するのは、なんて不安で心細いのだろうと胸を衝かれる思いでした。
この時以来、ご依頼者様が少しでも救われたと感じてもらえる弁護士を目指しています。そのためにたとえ困難な案件であっても真のニーズをくみ取り、少しでもよい解決方法はないかと模索しています。弁護士を目指すきっかけとなった夫婦別姓の問題は、最近では女性だけに焦点を当てるのではなく、婚姻の自由など「両性の平等」が重視される流れになってきました。私自身も特に女性の権利だけにこだわるのではなく、男性でも女性でも、性別による不平等に悩んでいる人の力になりたいと思います。
プロフィール
西新宿第2オフィス
弁護士 田中 冴也加
- 出身地
- 神奈川県
- 出身大学
- 学習院大学法学部
早稲田大学法科大学院
- 資格
- 弁護士
- 会派
- 向陽会
- 参加団体
- 青年法律家協会
- 自由法曹団
- 趣味・特技
- お酒、ジム通い、ゴルフ
- 好きな言葉
- 『艱難汝を玉にす』
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