推し活はライフワーク、推しがいるから人生をがんばれるという人もいるのではないでしょうか。
しかし、推し活につきものなのは出費。しかも夢中になるほどお金をかけてしまうものです。
そこで、推し活のために借金をしたことがあるかを9000人に調査。その中で実際に借金をした人に、理由や額など深掘り質問もしてみました。
調査対象
事前調査(2回実施):合計9,000人
本調査:上記の中で推し活で借金をしたことがある男女、合計298人(男性193人、女性105人)
調査地域:全国 調査期間:2025年7月18日~25日
調査主体:借金返済の相談所編集部 調査委託先:アイブリッジ株式会社

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目次
推し活のために借金をしたことがある人は11.6%!ショッピングリボが一番多い
男女9,000人の中で「推し活をしている」と回答した2,810人に「推し活のために借金をしたことがあるか」聞いてみました。
「借金したことがある」と回答した人は325人で全体の11.6%と、10人に1人は推し活による借金経験があるという結果になりました。
また「どこからの借金か」については「クレジットカードのショッピングリボ払い」の回答が一番多く、全体の52.3%と半数以上となりました。
100万円以上借金をしている人が約1割!しかし50万円未満が約8割と大多数
推し活による借金経験者325人に「いくら借金をしたか」を聞いてみました。
「10万円未満」という人が一番多く、28.3%と約3人に1人という結果になり、借金といっても少額で済んでいるということがわかりました。
一方で「100万円以上」も8.4%存在し、推し活によって借金をした人の約1割が高額の借金を抱えているという事実も浮き彫りになりました。
推し活で借金をした理由は「イベントに参加したいから」が1位
推し活による借金経験者298人に「推し活で借金をしてしまった理由」を聞いてみました。
結果、1位は「イベントに参加したいから」で38.3%の人が回答しました。
イベントのための遠征費やチケット代などがかさみ、借金に至ったという背景が見えます。
2位が「他のファンより目立ちたい・負けたくないという気持ちがあるから」で30.2%と、他のファンへの対抗心によって借金してしまったという人も多いという結果になりました。
3位は「推しの売り上げに貢献したいから」で28.9%と、純粋に推しを思う気持ちで出費がかさんでしまったという人も多くいました。
結果、借金理由を分析してみると、「イベントやグッズで自分の欲求を満たしたい」「推しのためを思って」「他のファンへの対抗心」の3軸が絡み合い、借金に至っているといえそうです。
借金をした原因の出費は「グッズ類」が一番多い
推し活による借金経験者298人に「推し活の何にお金を使いすぎて借金したのか」について聞いてみました。
回答数の1位は「グッズ類」で21.1%となり、自分の財布事情を考えずにグッズを買いすぎてしまったことが原因という結果になりました。
2位は「チケット代・イベント費用(ライブ配信含む)」、3位は「遠征費用(交通費・宿泊費)」で、「借金の理由」1位の「イベントに参加したいから」とリンクします。
このトップ3が他の結果と大きく差をつけており、「イベントに複数参加し、その都度グッズを買いすぎてしまう」ことが推し活による借金の原因であることが見えます。
「推し活破産」した人も…借金エピソード紹介

コンサートやグッズなど少額の支出が積み重なり…。CDやグッズ、雑誌を観賞用と保存用として2つずつ購入するようになり、推しを追って全国ツアー約20ヵ所すべてに参加していました。
遠征費だけで10万円を超えるケースも珍しくなく、足りない部分はカードローンやクレジットカードのキャッシングでカバー。
その結果、借金額はボーナスでも返せない規模に膨れ上がり、自己破産するに至りました。

欲しい商品を買い続けていたら毎月の支払いが追いつかず、少しだけ借金をしました。それでも買いました。翌月には返済しました。

長年にわたり推し活に多額の費用を投じた結果、クレジットカードや消費者金融を併用する形で借入れが重なり、気づけば債務総額が1000万円を超える事態となりました。
主な出費は遠征費、グッズ購入費、チケット代等です。
現在は任意整理を行い、毎月の返済額を確定させたうえで、生活再建に取り組んでおります。

先行予約の際、ツアーの全行程を申し込みすると当選と前方席確約という特典があると聞いて申し込みをして、チケット代の額がそれなりになってしまった。

推しのバンドの全国ツアーに全部行きたくて、会社で休みを取るより辞めた方が早いと思ってしまい、退職して全通した。
返済は終わっているけど、もうあんなことはしないしできない。若気の至りだったと思う。

グループの活動とは別に個人活動でミュージカル等の舞台もあり、そのチケット代はふだんのライブに比べて価格が高い。
地方に住んでいるため、都市部へ行く交通費・ホテル代・現地での食事代等かかるため。

人気グループのライブチケットは高額なうえ、公式グッズも次々と新しいものが出るため、購入を控えることができませんでした。
限定品やランダム商品など、購買意欲をあおる仕組みも多く、ついつい散財してしまいました。

TikTokでコインを買って、そのコインでギフトと呼ばれるいろいろなアバターを買い、贈っている。
クレジットカード決済、電話料金合算決済等で熱くなり限度額いっぱいまで利用してしまった。今のところリボ払い等で何とか払ってはいるが今月はかなり厳しい。
実践した借金の解決方法は「低金利ローンへの借り換え」…しかし根本解決にはならない
推し活による借金経験者298人に「実践したことがある借金解決方法」について聞いてみました。
順位 | 解決方法 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 金利の低いところから借りて返す | 25.8% |
2位 | 推し活で使うお金の予算設定 | 24.5% |
3位 | 副業 | 23.8% |
4位 | 食費や生活費など家計の見直し・節約 | 23.5% |
5位 | フリマアプリなどで売る | 23.2% |
6位 | 推し活の頻度を減らす | 17.1% |
7位 | おまとめローンを利用 | 14.8% |
8位 | バイトを増やす | 14.4% |
9位 | 債務整理した(任意整理) | 10.1% |
10位 | 弁護士や法テラスに相談 | 8.7% |
11位 | 債務整理した(個人再生) | 6.7% |
12位 | 特に何もしていない | 6.4% |
13位 | 債務整理した(自己破産) | 3.4% |
n=298 複数回答
回答1位は「金利の低いところから借りて返す」となり、低金利ローンへの借り換えをしつつ返済をしている「自転車操業」の人が多いという結果になりました。
ほか、「副業」や「フリマアプリなどで売る」というお金を増やす方法や、「推し活の予算設定」や「家計の見直し」など節約系の回答に分かれます。
9位「任意整理」が10.1%、11位「個人再生」が6.7%、13位「自己破産」が3.4%と、債務整理という選択肢をとった人も20.2%と約5人に1人いました。
推し活の借金で困ったときの対処法
推し活による借金含め、借金で困った場合の解決方法はいろいろあります。
上記のアンケート「実践したことがある借金解決方法」の1位は「金利の低いところから借りて返す」でしたが、この方法では「借金で借金を返す」状態となり、根本的な解決にはなりません。
アンケート結果にもふれつつ、借金の解決方法として効果的ないくつかの方法をご紹介します。
推し活の予算や活動頻度を絞る
アンケート「実践したことがある借金解決方法」で2位の「推し活で使うお金の予算設定」は、効果的といえます。
今回の調査でわかった推し活の借金原因が「イベントに複数参加し、その都度グッズを買いすぎてしまう」ことだったため、イベントの参加頻度を減らしたり、グッズの予算を決めたりすることで、単純に出費は減るでしょう。
ただ、今ある借金がなくなるわけではないため、借金額が大きい場合は出費が減っても返済が追いつかないケースもあります。
副業などで収入を増やす
アンケート「実践したことがある借金解決方法」で3位の「副業」や5位の「フリマアプリなどで売る」のように、使った分を稼いで補填する方法も効果的です。
しかし、プラスで稼いだ分をさらに推し活に使ってしまうということも考えられるので、根本的な解決方法にはなりにくいでしょう。
債務整理をする
債務整理とは、借金を減額できる可能性がある合法的な解決方法です。
アンケート「実践したことがある借金解決方法」結果9位には「任意整理」が入り、10.1%と借金をした約10人に1人が任意整理を実行したことがわかりました。
任意整理とは債務整理の一つで、他に個人再生と自己破産があり、違いはおもに以下です。
任意整理 | 個人再生 | 自己破産 |
---|---|---|
債権者(お金を貸した側)との交渉。 利息カットや返済年数を延長する方法で、返済が前提 |
裁判所を介す法的整理。 金額によっては借金を最大90%減額して分割払いする方法で、返済が前提 |
裁判所を介す法的整理。 原則すべての借金が返済免除されるが、持ち家や車などの財産はなくなる |
実際に、債務整理の中では任意整理が利用される割合が一番高く、約7割を占めるといわれています。
任意整理では、おもに次のような交渉をします。
- 債権者との和解後に発生するはずだった利息(将来利息)を免除、もしくは減額
- 将来利息をカットした元金に対して、3~5年の分割払い(36〜60回)程度に分割回数を増やし、月の返済額を減らす
収入だけでは足りず低金利ローンへの借り換えなどをしている、すでに滞納をしているという人は、債務整理は借金を根本解決する手段として有効です。
借金にお困りなら弁護士法人・響までご相談ください
推し活による借金でお困りなら、私たち弁護士法人・響までお気軽にご連絡ください。
相談は何度でも無料で、24時間365日受け付け、全国対応可能です。
ご相談内容をうかがって、債務整理が必要ないのに勧めたりといったことはもちろんありません。
弁護士法人・響では、債務整理に関する問合せ・相談実績が80万件以上と豊富です。
一人で悩みを抱えているのなら、一度、あなたの状況をお聞かせいただけませんでしょうか。
真摯にサポートさせていただきますので、ご連絡お待ちしております。

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