学生時代のリボ払いで借金30万円に…。親バレを恐れて任意整理した25歳女性の体験談

この記事は弁護士法人・響のPRを含みます
この記事の監修者
石中 康太
この記事の監修者
石中 康太弁護士
弁護士会所属
札幌弁護士会 第62411号
出身地
千葉県
出身大学

中央大学法学部

中央大学法科大学院

専門分野
借金問題・債務整理・交通事故・債権回収

Hさん(25歳・女性)

経験したこと:任意整理
債務整理をした時期:約4年前
借金の総額:約30万円

この企画の趣旨

世の中には、債務整理に対して「最後の手段」といったイメージが強くあります。
しかし債務整理は「終わり」ではなく、平穏な日々を取り戻す「再生の始まり」です。

この企画は、債務整理を経験した方々にお話をうかがい、どういった経緯で借金をするようになったのか、そして「そんな生活をいかに再建し、現在はどんな生活をしているのか」という部分にもフォーカスしたドキュメンタリーです。

※本企画は、債務整理をより多角的に理解してもらうことを目的としています。特定の手続き・成果を保証するものではありません
※弁護士法人・響で受任した案件ではありません

クレジットカードの「リボ払い」は、正しく使えば危険なものではありません。

しかし、どれだけ買い物をしても毎月の支払い額は一定なので「トータルでいくら使っているのか」がわかりにくい側面もあります。

「どうせ支払いは一定なのだから」と誘惑に負けてリボ払いで浪費を続けると、いつの間にか自分では解決できないほどの金額になってしまう…というトラブルも少なくありません。

今回紹介するHさんも、大学生のころについ浪費を繰り返してしまい、任意整理に至ったことがあるとか。多くの人が陥りがちな失敗談だからこそ、今悩んでいる人には共感を覚えるエピソードといえるでしょう。

※以下のコンテンツは、債務整理を経験した方に実際のエピソードをお聞きし「ご本人が語っている文体」として編集部が執筆したものです

目次

プロローグ

保育園に勤務している女性の様子

私は今、25歳。保育園に勤務しています。

仕事のやりがいは、子供の成長を間近で見られることですね。ハイハイからつかまり立ちをしたり、つかまり立ちから歩いたり、簡単な言葉をしゃべるようになったり…。そういう成長を見られるのが嬉しいです。

今の目標は、アミューズメント系の会社に転職すること。昔からずっとアミューズメント業界が好きで、学生時代にはテーマパークでアルバイトをしていたこともあるんです。

もちろん今もテーマパークは大好きで、年に3~4回は行っているのですが、これでも行く回数はだいぶ落ち着いた方なんですよ。学生時代は「行く」というより「通っている」と言った方がいいくらい、ひんぱんに行ってましたからね。

そして実は…。私が債務整理をすることになったのも、そのテーマパーク通いが理由だったりするんです。

そんな私の失敗談をお話しします。

学生時代、クレジットカードを持ったことが浪費の始まりだった

私が初めてクレジットカードを持ったのは、今から5年ほど前。大学生の頃でした。

きっかけは「成人したらクレジットカードを持ちたい」という、そんな単純な理由だったと思います。

当時の収入源は遊園地でのアルバイト代でしたが、学生だったので長時間働くこともできず、収入は安定していませんでした。一か月のバイト代は、多い時でも10万円弱だったと思います。

そんな状態だったので、クレジットカードにリボ払いという仕組みがあると知ったときには「これいいじゃん!」と思ったんです。私みたいに収入が安定していない人にはぴったりだなと思ったので、支払いをリボ払いに切り替えました。

振り返ればそれが、借金生活への入口でした。

すでにお話しているとおり私はテーマパークが大好きだったので、クレカを使っていたのは主にチケットの購入です。月に何度も通ってしまうほど大好きで、チケットはリボ払いで購入していました。

といってもいきなり借金生活が始まったわけではなく、クレカの利用枠は10万円にしていたんです。その枠の中だけで、注意しながらリボ払いにしていれば良かったのだと思いますが…。

リボ払いはどれだけ使っても支払い額が変わらないことに安心してしまい、返済するよりも使う額の方が多い状態で使い続けてしまったんです。そして10万円の枠をあっという間に使い切ってしまって…。

今となっては本当にバカなことをしたなと思うのですが、私は消費者金融でお金を借りて、パークのチケット代に使ってしまったんです。アルバイトを通じて友達も増えたりしていたので、友達と遊ぶお金もけっこう使っていたと思います。

最終的に、消費者金融と学生ローンで30万円弱の借金をつくり、返済できずに滞納するようにもなってしまいました。

バレずにどうにかしたいという思いから、LINEで相談

借金を滞納すると当然、督促の電話がかかってくるようになりますよね。

私、電話がとても苦手なんです。特に借金の督促の電話って、すごく怖いイメージがあるじゃないですか。

だから電話が鳴っても出られなかったんですけど、督促の電話は1日に何度もかかってきます。それがもう、すごく苦痛で。「早く鳴りやんでほしい」と思いながら待っている時間がイヤだし、浪費のために借金をした自分もイヤになってくるし、本当にストレスでした。

当時は実家暮らしだったので、自宅に督促のハガキが届くこともすごく苦痛でした。家に帰ったら真っ先にポストを確認して、親にバレないように隠したりして…。もちろん、借金で困っているなんて親にも友達にも言えませんでした。

どうにかしたいという思う女性

そんな日々を続けるうちに耐えられなくなり、「これはもう専門家に相談しなくちゃダメだ」と決心したんですが、とにかく私は電話が苦手なので。できればメールなどで相談したいと思ったんです。

そこで、電話ではない方法で相談できるところを調べてみたら、LINEでの相談に対応している法律事務所を見つけたので、そこに相談することにしました。

浪費のために借金をしたなんて親には絶対に知られたくなかったので、LINEで相談できるというのはとてもありがたかったですね。

そしてLINEでのやり取りの後に面談があって、どこでいくら借りているのかなどを全部をお話しました。そして、司法書士さんがローン会社の方に連絡を取って督促を止めるので、そこから返済をしていきましょうということになりました。

債務整理をお願いしたら、毎日かかってきていた督促の電話が止まったので、それがとてもありがたかったですね。とにかく電話がストレスだったので…。

編集部のワンポイント解説

弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、債権者に「受任通知」というものが送付されます。

これは、消費者金融などの債権者に「今後はこちらが窓口になる」と通知するもので、受任通知が届いた後は本人への取り立てや連絡がストップします。

債務整理をするとしばらくクレジットカードが持てなくなるとか、分割払いができなくなるというデメリットは説明してもらいましたが、私はそれよりもとにかく精神的にラクになりたかったんです。

ですから、そんなデメリットについてもそこまでマイナスには感じませんでした。

毎月支払うことになった額は、8,000円くらいだったと思います。それを2年以上続けて、どうにか学生時代のうちに完済することができました。

おかげさまで親にも友人にもバレずに完済することができたので、地獄から解放されたような、とても清々しい気持ちになったのを覚えていますね。

債務整理をしてから、お金の使い方が堅実になった

テーマパークを楽しいむ人たち

債務整理を経験してみて、「もしあのときに決心してなかったらどうなっていただろう」と思うことがあります。あの状況がずっと続いていたらもっと辛い状況になっていたのは間違いないので、考えるとぞっとします。

私が今、何事もなく働くことができているのは、あのときに決心したからだと思っています。ありがたいことに今は付き合っている人もいるので、平穏で楽しい生活を送ることができています。

やっぱり借金に追われてるときって「隠したい」っていう気持ちがすごく強いんですよね。

特に学生時代なんて、親には絶対にバレたくないと思う人が多いんじゃないでしょうか。私と同じように一人で抱え込んでしまう人も多いと思うし、その気持ちはすごくよくわかるんですけど…。

抱え込んでいるとどんどん暗くなって、精神的にも追い込まれてしまうと思うんです。一人で抱えていてもいいことは何もないので、早く専門家に相談した方がいいというのが私の教訓です。誰にもバレず問題解決することもできるわけですから。

ちなみに、今もテーマパークは大好きですが、もう学生時代のような頻度では行ってません。そもそも働いているので行く時間が取れないのもありますけど、「そこまでひんぱんに行かなくてもいいか」という落ち着いた気持ちを持てるようになりましたね。それは債務整理を経験したからかもしれません。

やっぱり私は「後払いにすると使いすぎてしまう体質だ」というのを痛いほど実感したので、ちゃんとしたお金の使い方を身に着けるまではクレジットカードを持たず、デビットカードでいいのかなと思っています。

スマホなどを分割払いでは買えないというのも、自分への戒めだと思っています。今はとにかく自分の生活を安定させて、貯金をすることが目標です。

あと、将来的にはアミューズメント業界の会社で働くことが夢です。これまでに何度か転職は試みたんですが採用には至らなかったので、これからいろいろと勉強をして自分の価値を高めて、転職を成功させたいです。

いつかテーマパークを運営する側の社員になって、たくさんの人に笑顔を届ける。それが夢ですね。

取材後記

学生時代のお金の失敗は、多かれ少なかれ誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。Hさんの場合は、一般的な学生に比べると少々大きな失敗だったかもしれませんが、とはいえ借金額が30万円という段階で早めに動き出したことは良かったのではないかと思いました。

早めに相談したからこそ、Hさんは学生のうちに問題を解決し、現在では仕事もプライベートも平穏な日々を送っています。債務整理を経験したことによってお金の使い方を学んだとするなら、これは「人生の糧になった」といえるのではないでしょうか。

年齢的にも、Hさんの人生はまだまだこれから。「債務整理は再生の始まり」という、このドキュメンタリー企画のテーマにぴったりのエピソードではないかと感じました。

この記事の監修者
石中 康太
この記事の監修者
石中 康太弁護士
弁護士会所属
札幌弁護士会 第62411号
出身地
千葉県
出身大学

中央大学法学部

中央大学法科大学院

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借金問題・債務整理・交通事故・債権回収
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  • 弁護士 約40(2024年7月時点)
  • 8拠点(東京・北海道・大阪・兵庫・香川・沖縄)
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