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2020.09.08
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リボ払いの利用残高を減らす「繰り上げ返済」のメリットとやり方

リボ払いの残高が増えてきた。少しでも減らす方法はない?
リボ払いの繰り上げ返済にメリットはあるの?

クレジットカードのリボ払いを続けているけれど、少しでも返済して利用残高を減らしたい。
そんな場合は「繰り上げ返済」が有効です。

例えばリボ払い利用残高が50万円の場合、5回返済したタイミングで10万円の繰り上げ返済を行うと、返済期間は1年8ヶ月(20回)も短縮し、手数料額も約11万円も減額できるのです。
※元利定額方式・毎月の返済額1万円・手数料(金利)15.0%の場合

リボ払いの繰り上げ返済は、ATMなどで簡単に行うことができます。

この記事では、繰り上げ返済のメリットや方法について、詳しく解説していきます。

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リボ払いの「繰り上げ返済」は、どんなメリットがある?

繰り上げ返済には、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか。詳しく説明します。

繰り上げ返済とは、元金の一部または全部を返済すること

繰り上げ返済とは、通常の毎月の返済とは別に、元金(利用残高)の一部もしくは全部を返済することです。

繰り上げ返済には、以下の2種類があります。

一部返済(一部繰り上げ返済)

一部返済(一部繰り上げ返済)」とは、元金(利用残高)の一部を繰り上げ返済することです。

元金が全部なくなるわけではないので、その後も毎月の返済は続きます。
原則として、一部返済は何度でも可能です。

何円単位で繰り上げ返済ができるかは、クレジットカード会社や返済方法によって異なるので、事前にカード会社に確認しましょう。

全額返済(一括繰り上げ返済)

全額返済(一括繰り上げ返済)」とは、元金(利用残高)の残額すべてを繰り上げ返済することです。
完済となるので、その後の返済は不要となります。

繰り上げ返済の3つのメリット

繰り上げ返済には、以下の3つのメリットがあります。

1.手数料の負担が減る

毎月の返済額には手数料が含まれていますが、繰り上げ返済をした分は全額元金の返済に充てられ、その分手数料の支払いは軽減されます。

一部返済の場合は、元金の一部を繰り上げ返済することで手数料額が減り、返済総額も減らせます。

全額返済の場合は、元金の残り全額を繰り上げ返済することで、それ以降の手数料の支払いは不要となります。

2.支払回数が減る

一部返済の場合、元金の一部を繰り上げ返済することで元金が減る分、支払回数を減らすことができます。

全額返済の場合、元金の残り全額を繰り上げ返済することで、元金はゼロとなるので、手数料も含めた以降の支払は不要になります。

3.利用可能枠(割賦枠)に余裕が生まれる

クレジットカードには、いくらまで使えるのかを示す「限度額」(「利用可能枠」ともいいます)が設定されていて、その額を超えるクレジットカードの利用はできません。

その限度額の中に、「ショッピング枠」(ショッピングに使える総額)があり、そのショッピング枠の中に、リボ払いなどが使える「割賦(かっぷ)枠」があるのです。

〈限度額と割賦枠の関係例〉
クレジットカードの限度額

繰り上げ返済を行うことで、利用できる割賦枠、ひいてはショッピング枠が広がるので、クレジットカードの利用に余裕を持たせることができます。

リボ払いを繰り上げ返済すると、返済負担はいくら減る?

クレジットカードのリボ払いを繰り上げ返済すると、返済負担はどれくらい減るのでしょうか?

実際に繰り上げ返済をしてみた場合のシミュレーションをしてみました。

利用残高50万円で10万円を繰り上げ返済すると、支払回数は20回減る

10回返済後のタイミングで、10万円を繰り上げ返済(一部返済)すると、下の表の通り手数料額は約11万円、支払回数は20回減ることがわかりました。

〈10万円を繰り上げ返済した場合、得られる効果は?〉
①返済を
続けた場合
②10回返済後に、
10万円繰り上げ返済した場合
①と②の差
返済総額 789,501円 681,803円 107,698円
手数料額 289,501円 181,803円 107,698円
支払回数 79回(6年7ヶ月) 59回(4年11ヶ月) 20回(1年8ヶ月)

※リボ払い利用残高:50万円、毎月の返済額:1万円、元利定額方式、手数料実質年率15.0%の場合

リボ払いの繰り上げ返済における返済負担の軽減効果はあなどれないことがおわかりいただけたでしょう。

早めに繰り上げ返済すれば、元金も早く減る!

リボ払いの繰り上げ返済は、できるだけ早い段階で行うのが効果的です。
繰り上げ返済を早く行えば、元金も早く減り、その分返済総額や手数料額の軽減効果も大きくなるのです。

そこで、10万円の繰り上げ返済(一部返済)をするタイミングを変えてみて、支払い済みの回数が5回の場合と、50回の場合でシミュレーション比較をしてみました。

〈繰り上げ返済のタイミングによって手数料額・支払回数はどう変わる?〉
支払い不要の
手数料額
短縮された
支払回数
5回返済後に繰り上げ返済した場合 119,354円 21回(1年9ヶ月)
50回返済後に
繰り上げ返済した場合
32,607円 13回(1年1ヶ月)
①と②の差 86,747円 8回(8ヶ月)

※リボ払い利用残高:50万円、毎月の返済額:1万円、元利定額方式、手数料実質年率15.0%、繰り上げ返済額:10万円の場合

支払い済みの回数が5回の場合のほうが、50回の場合と比べて、手数料額は約8万6,000円、支払回数は8回も減ることがわかりました。

繰り上げ返済は早くやればやるほど、返済負担の軽減効果が期待できることがご理解いただけたでしょう。

手持ちの資金に余裕があるなら「一括返済」を検討してみましょう。

大きな金額が必要な一括返済が難しいとしても、少額なら資金を用意できるのであれば、一部返済を検討してはいかがでしょうか?

できるだけ早いタイミングで繰り上げ返済を行うことが、大事なポイントになります。

リボ払いの繰り上げ返済をする3つの方法と注意点

前述のとおり、リボ払いの繰り上げ返済にはどんなメリットがあるのか、理解してもらえたと思います。

では、その繰り上げ返済は具体的にどのようなやり方で行うのか、主な3つの方法とその注意点について見ていきましょう。

1.金融機関やコンビニATMで繰り上げ返済

一般的に、金融機関やコンビニのATMで、リボ払いの繰り上げ返済ができます。

ただし、繰り上げ返済ができるATMが限られていることもあるので、クレジットカード会社や金融機関などに事前に確認しておくとよいでしょう。
また、ATMで繰り上げ返済ができないクレジットカードもあるので注意が必要です。

〈ATMによる繰り上げ返済〉
カードの種類 ATM利用可否
楽天カード
セゾンカード
※セゾンATMで可能
JCBカード
三菱UFJニコスカード

ATMで繰り上げ返済をする場合は、クレジットカードと暗証番号が必要です。クレジットカード会社によって金額は異なりますが、利用時にATM手数料がかかります。

ATMで返済が可能な金額は1,000円または1万円単位が一般的です。
ATMで返済できるのは元金のみで、手数料については後日口座から引き落とされるケースが多いようです。

クレジットカード会社によっては、月の締め日直後やクレジットカードの利用直後など、繰り上げ返済ができない期間があるので、注意しましょう。

2.口座振込みで繰り上げ返済

口座振込で繰り上げ返済をする前に、リボ払いを利用しているクレジットカード会社に電話をして、繰り上げ返済をしたい旨を伝える必要があります。

電話での連絡が済んだら、指定された口座へ期日までに振込を行います。これで繰り上げ返済は完了となります。

口座に振込む際には、振込手数料がかかります。

〈口座振り込みによる繰り上げ返済〉
カードの種類 口座振り込み利用可否
楽天カード
セゾンカード
JCBカード
三菱UFJニコスカード

3.口座引き落としで繰り上げ返済

毎月口座から引き落としされているリボ払いの支払いに、上乗せする形で繰り上げ返済ができる方法があります。

口座引き落としで繰り上げ返済する場合、月の締め日までにクレジットカード会社へ電話、もしくはカード会社のWebサイトを通じて連絡・申請をしておく必要があります。

〈口座引落としによる繰り上げ返済〉
カードの種類 口座引落としの可否
楽天カード
セゾンカード
JCBカード
三菱UFJニコスカード

繰り上げ返済を行う月の支払いについては、いつもより引落としされる金額が多くなるので、口座の残高が不足していないか確認しておきましょう。

クレジットカード会社によって、繰り上げ返済の方法は違う

繰り上げ返済の3つの方法を紹介しましたが、各クレジットカードによって返済方法が異なります。

主なクレジットカードの繰り上げ返済の方法について紹介しましょう。

楽天カード

楽天カードのリボ払いの繰り上げ返済は、「口座振り込み」と「口座引き落とし」の2種類です。ATMでの繰り上げ返済はできません

■口座振込
カードの種類によって連絡する電話番号が違う場合があるので、カードの裏面を確認してください。カード番号と生年月日が確認されるので、カードを手元に準備してから電話しましょう。

また、リボ払いを含む支払いで、11日以降に繰り上げ返済をする場合は11日以降に連絡をするようにしてください。

●全額返済の場合
引落とし結果反映後(通常引き落とし日の2~4営業日後)~翌月9日(土日祝の場合は前営業日)の14:45までの間に、自動音声専用ダイヤルに電話することで口座振り込みの手続ができます。

自動音声専用ダイヤル:0120-30-6910(24時間対応)

●一部返済の場合
「楽天カードコンタクトセンター」に電話することによって、口座振り込みの手続が可能です。

しかし、翌月以降のリボ払いの返済をしても、利用可能額に反映されないので注意してください。利用可能額への反映を希望する場合は、確定している当月分の請求から先に振り込む必要があります。

楽天カードコンタクトセンター:0570-66-6910(営業時間 9:30~17:30)

■口座引落とし
リボ払いの利用残高の一部、あるいは全額を次回のカード支払日にまとめて支払うことができます。

会員専用WEBサービス「楽天e-NAVI」にログインして、「リボ残高おまとめ払い」から手続をします。全額の支払いを指定した場合も、リボ払いの手数料は加算されるので注意が必要です。

セゾンカード

セゾンカードのリボ払いの繰り上げ返済は「ATM(セゾンATMのみ)」と「口座振り込み」の2種類です。口座引き落としによる繰り上げ返済はできません。

■ATM(セゾンATMのみ)
ATM利用前にセゾンカードの裏面に記載されているインフォメーションセンターへ電話し、ATMで返済したい希望日を伝え、金額も確認してから入金しましょう。

ショッピングのリボ払いの繰り上げ返済は、セゾンATM以外からの入金はできないので注意しましょう。

■口座振込
口座振込前にセゾンカードの裏面に記載されているインフォメーションセンターへ電話し、振込金額と振込口座を確認します。

JCBカード

JCBカードのリボ払いの繰り上げ返済は「ATM」「口座振込」「口座引落とし」の3種類です。

■ATM
金融機関・コンビニのATMなどから入金できます。JCBカードと暗証番号(4桁)があればすぐに入金が可能です。

返済が可能な金額は ATMによって違いますが、1,000円または1万円単位になります。

ATMで返済できるのは元金のみで、手数料は支払えません。入金日までの日割計算された手数料が、毎月のカード利用代金支払日に口座から引き落とされます。

■口座振込
口座振込前にJCBカードの裏面に記載されているカード発行会社まで、本人が連絡する必要があります。

■口座引落とし
カード利用代金の支払日に利用残高の全額または一部を引き落としが可能です。事前に会員専用WEBサービス「MyJCB」、または電話にて申し込む必要があります。

三菱UFJニコスカード

三菱UFJニコスカードのリボ払いの繰り上げ返済は「ATM」「口座振り込み」「口座引き落とし」の3種類です。

■ATM
提携金融機関やコンビニのATMで、元金の一部を1,000円単位(一部、1万円単位の場合あり)で繰り上げ返済ができます。ATM利用前にカード会社への連絡は必要ありません。

ATMでの支払いは元金のみとなります。手数料はカード利用代金支払口座からの引き落としになります。

■口座振込
指定口座への振込により繰り上げ返済できます。振込前にカードの裏面に記載されているカード発行会社まで本人から連絡する必要があります。

■口座引落とし
会員専用WEBサービス「DC Webサービス」にログインして手続をすれば、返済額を増額できます。

ログイン後、「リボお支払い方法変更」→「カード選択」→「一時加算返済・一括返済」と進み、手続をします。

【まとめ】少額でもOK!繰り上げ返済は早いタイミングで行おう

クレジットカードのリボ払いは、特に返済当初は、毎月の返済額のうち、手数料の割合が高く、元金の割合が低いです。そのため、元金がなかなか減りません。

繰り上げ返済を早い時期にすれば、その分元金も早く減り、返済額軽減効果は高まります。繰り上げ返済にはこのようなメリットがあるのです。

手持ちの資金に余裕があるなら「できるだけ早いタイミングで」「少額でも」繰り上げ返済を検討してみてはいかがでしょうか。

【弁護士に依頼すると何が良いの?】

  • 借金解決方法を個別に提案してもらえる
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