クレジットカードのリボ払いを一括返済をすると手数料(利息)の支払いから解放され、総返済額を減らせます。
一括返済ができる場合、支払い方法は次の4つです。
- 口座引き落とし
- 口座振込み
- ATMから支払い
- インターネット返済(ペイジー)
変更方法についてこの記事で解説しています。
一方、「まとまったお金がなくて一括返済できない」という場合は、任意整理をすれば完済までの総返済額を減らせる可能性があります。
任意整理とは、弁護士が貸金業者と直接交渉し、手数料(利息)をカットして残金だけを返済する方法です。
弁護士法人・響なら、一括返済できない場合の対処法や、任意整理で減額できるかなど無料でアドバイスできます。お気軽にご相談ください。
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目次
リボ払いを一括返済にする場合の支払い方法と注意点をすぐ知りたいという方はこちらの動画をご覧ください。
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リボ払いの一括返済とは利用残高をまとめて支払うこと
リボ払いは毎月決まった金額を支払いますが、一括返済とは利用した残高を一度にまとめて支払うことです。「早期返済」と呼ぶこともあります。
一般的にリボ払いから一括払いやボーナス一括払いなど他の返済方法への変更はできませんが、一括返済でまとめて返済することは可能です。
リボ払いにはショッピングリボ(買い物代金をリボで支払う)とキャッシングリボ(お金を借りてリボで支払う)がありますが、一括返済はショッピングリボ、キャッシングリボのどちらでも利用可能です。
※この記事ではおもにショッピングリボについて記述しています。
リボ払いを一括返済すると、おもに次のようなメリットがあります。
- 手数料の支払から解放される
- 返済のストレスから解放される
- 信用情報機関に完済した事実が登録される
以下で詳しく解説します。
手数料の支払から解放される
一括返済をする最大のメリットは、残高に対して加算される手数料(キャッシング利用の場合は利息)の支払いから解放されることです。
完済までの期間が長期化すれば、それに伴い手数料も増えてしまいますが、一括返済ができれば手数料をおさえることができます。
クレジットカードのショッピング分の支払いをリボ払いで払う「ショッピングリボ」の場合の手数料は、多くのクレジットカード会社で実質年率15~18%程度に設定されています。
これは消費者金融の貸付金利と同水準で決して低くないため、リボ払いは手数料(利息)が増えやすい支払い方法といわれています。
クレジットカードの名称 | 手数料利率(実質年率) |
---|---|
楽天カード | 15.0% |
イオンカード | 15.0% |
三井住友カード | 15.0% |
セゾンカード | 15.0% |
dカード | 15.0% |
エポスカード | 15.0% |
ライフカード | 18.0% |
ACマスターカード | 10.0~14.6% |
ニコスカード | 15.00% |
ジャックスカード | 15.00% |
PayPayカード (旧ヤフーカード) |
18.0% |
JCBカード | 8.04~18.00% |
※2022年12月1日現在の情報です。最新の情報は各社のWebサイトなどでご確認ください。
※カードの種類によって金利は異なる場合があります。
たとえば利用残高50万円の場合に、毎月の返済額を1万円、2万円、3万円に設定した場合の手数料額は、次の表のようになります。
毎月の返済額 | 返済回数(期間) | 返済総額 | うち手数料額 |
---|---|---|---|
1万円 | 79回(6年7ヶ月) | 78万9,501円 | 28万9,501円 |
2万円 | 31回(2年7ヶ月) | 60万3,248円 | 10万3,248円 |
3万円 | 19回(1年7ヶ月) | 56万4,195円 | 6万4,195円 |
※元利定額方式、手数料実質年率15%の場合。概算のため金額を保証するものではありません。
毎月の返済額が1万円の場合は、手数料額は約29万円にもなってしまいます。一括返済すれば、この手数料の支払いの一部をおさえることができるのです。
※一括返済時は手数料がかかる場合もあります。
なお、お金を借りてリボ払いで返済する「キャッシングリボ」の場合には、金利が異なる可能性があります。
リボ払いの手数料について詳しくは以下の記事もご参照ください。
返済の不安やストレスから解放される
一括返済によってリボ払いを完済すると、返済の不安やストレスから解放されるでしょう。
前述のとおりリボ払いは、手数料額が大きく膨らみやすいといえます。また毎月の返済額が一定のため、利用残高が把握しづらいというデメリットがあります。
そのためリボ払いで繰り返し買い物をしたり、高額の買い物をしていくと、気づかないうちに利用残高がふくれ上がって「いつ返済が終わるのか」「総額いくら払うことになるのか」と、不安に感じることがあります。
下の図の例では、毎月1万円の返済で利用残高が減りづらい状況にあるのにも関わらず、追加でリボ払いをすることで利用残高がなかなか減らない様を表しています。
一括返済をしてリボ払いを完済してしまえば、このような漠然とした不安から解放されるといえます。
〈リボ払いを繰り返したときの利用残高の変化〉
※元利定額方式、手数料実質年率15%の場合。概算のため金額を保証するものではありません。
リボ払いのデメリットについて詳しくは以下の記事もご参照ください。
信用情報機関に完済した事実が登録される
クレジットカードの利用履歴は、ほぼすべて信用情報機関に記録されています。
リボ払いを完済した場合も、その事実が登録されます。
あらたにクレジットカードやローンの契約をする際には、与信審査として信用情報機関に登録された信用情報が確認されます。
このとき信用情報に完了(完済)と登録されていれば、審査に通りやすいといえるでしょう。

クレジットカードやローンの契約や取引などの情報を収集・管理している機関です。
信用情報機関には次の3つがあり、金融機関(銀行や信用金庫など)や貸金業者(消費者金融やクレジットカード会社など)はいずれか、または複数の信用情報機関に加盟しています。
ただし、異動や本人以外弁済、法的手続といった事故情報が登録されている(いわゆるブラックリストに載っている状態)場合は、クレジットカードやローンの審査に通らず、一定期間新規契約はできない可能性があります。
項目 | 内容 |
---|---|
異動 | ・返済日より61日以上または3ヵ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの ・返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの ・裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの) |
法的手続 | 破産手続の申請が行われたもの |
完了 | ・払うべき金額が全額支払われ、契約が終了したもの ・カードの場合、残高がなく解約したもの |
本人以外弁済 | お客様以外(保証会社など)から支払がされたもの |
法定免責 | 支払免除が法的に認められたもの(自己破産) |
出典:CIC「信用情報開示報告書」表示項目の説明」から抜粋
リボ払いを一括返済に変更する方法
リボ払いを一括返済に変更する方法は以下の2つです。
- コールセンターへの電話連絡をする
- 会員専用Webページ*から申請をする
*あらかじめ会員登録やログインが必要になります。
以下にクレジットカード会社の変更窓口を例としてまとめておりますので、参考にしてみてください。
クレジットカードの名称 | 電話 | Webページ |
---|---|---|
楽天カード | 0120-30-6910 (24時間受付) | 楽天e-NAVI |
イオンカード | 0570-071090 043-296-6200 (9:00~18:00) |
イオンスクエア |
三井住友カード | 0120-863724 (24時間受付) | Vpass |
セゾンカード | パーソナルアンサー 0120-24-8376 |
Netアンサー |
dカード | 0120-300-360 | dアカウント |
エポスカード | 東京03-3383-0101 大阪06-6630-0101 (9:30~18:00) |
エポスネット |
ライフカード | 045-914-7003 (8:00~23:00) |
なし |
ACマスターカード | 0120-629-215 受付窓口:平日9:00~18:00 |
マイページ |
ニコスカード | 0570-025405 | NEWS+PLUS |
ジャックスカード | 東京 0570-002277 大阪 0570-005599 9:30~17:30※年末年始を除く |
インターコムクラブ |
PayPayカード (旧ヤフーカード) |
電話なし | Yahoo!JAPAN |
JCBカード | JCBショッピングお支払い方法変更テレホンサービス 0120-802-570 (24時間・年中無休受付) |
MyJCB |
リボ払いを一括返済する際の支払い方法
一括返済の方法はクレジットカード会社によって異なりますが、おもに次のような支払い方法があります。
- 口座引き落とし
- 口座振込
- ATMから支払い
- インターネット返済(ペイジー)
それぞれの注意点について解説していきます。
銀行口座からの引き落とし
クレジットカード会社の引き落としに指定している銀行などの金融機関の口座に入金しておくことで、次回返済日に全額が引き落とされる形で一括返済します。
クレジットカード会社によって申込み期限が決まっているため、早めに手続きをするようにしましょう。
また引き落とし口座に残高が足りないと引き落としされないため、あらかじめ一括返済分の金額を入金しておく必要があります。
- クレジットカード会社によって申込み期限が決まっている
- 引き落とし口座に残高が足りないと引き落としされない
指定された口座へご自身で振込
あらかじめ支払日や支払金額を指定したうえで、クレジットカード会社に指定された銀行口座へ振り込んで一括返済します。
銀行ATMやインターネットバンキングから、ご自身で振込みの手続きを行う必要があり、振込手数料がかかる場合があります。
- 振込手数料はご自身の負担になる
- 金融機関や口座の設定によっては振込上限額が制限される場合があり、全額を振込めない可能性もある
提携してるATMで支払う
クレジットカード会社と提携している金融機関やコンビニなどに設置されている提携ATMから、一括返済できる場合もあります。
金融機関や店舗によっては一括返済ができない場合や、利用できる曜日や時間、金額が異なる場合があるのであらかじめ確認しておくとよいでしょう。
提携ATMの場所は、各クレジットカード会社のWebページで確認できます。
- 金融機関や店舗によっては一括返済ができない場合がある
- 金融機関や店舗によって利用できる曜日や時間、金額は異なる
- ATM手数料がかかる
インターネット返済ペイジーで支払う
クレジットカード会社によってはインターネットネット返済(ペイジー)で一括返済できる場合があります。
ペイジーを利用することで、ご自身の金融機関の口座から直接クレジットカード会社へ支払うことが可能です。
クレジットカード会社がペイジーに対応している場合は、Webサイトの会員専用ページでペイジーを選択し、インターネットバンキングを指定して支払いを行います。
ペイジーを利用するには、ペイジーに対応している金融機関のインターネットバンキング・モバイルバンキング口座を開設している必要があります。

各種支払いを、ご自身の金融機関の口座と連携させてパソコンやスマートフォン・ATMから支払うことができるサービスです。時間や場所を問わず番号を入力するだけで簡単に支払いが可能です。
参考:日本マルチペイメントネットワーク推進協議会
- ペイジーに対応している金融機関のインターネットバンキング・モバイルバンキング口座を開設する必要がある
- 金融機関との契約時に設定した上限額以上の支払いはできない
リボ払いを一括返済するときの注意点
リボ払いの一括返済はメリットがある一方で、無理に返済をすれば家計に影響が出る可能性があります。
一括返済を行うには、ご自身の収入と支出を考えて計画的に進めましょう。
一括返済を行う際は、次のような注意点があります。
- 完済手数料が加算される場合がある
- 借入金額だけでなく利子も支払う
- まとまったお金が必要
- 返済を優先しすぎると、家計を圧迫する可能性がある
以下で詳しく解説します。
完済手数料が加算される場合がある
リボ払いを一括返済すると、完済手数料が加算される場合もあります。
完済手数料が加算される場合。クレジットカードの規約に以下のような記載があります。
〈クレジットカード会員規約の例(楽天カードの場合)〉
第31条(カードショッピングの支払方法)
3 会員が支払方法の変更を当社所定の方法により申出、当社が認めた場合には、支払方法を変更することができるものとします。この場合、会員は、本条記載の変更後の支払方法により支払うものとします。
第33条(早期完済の場合の特約)
会員は、当初の契約のとおりに分割払を履行している場合には、約定支払期間の中途で残金全額を一括して支払ったときは早期完済をすることもできます。この場合の支払金額は下記計算式により算出した金額とします。
未払分割支払金合計 - 期限未到来の分割払手数料 + 早期完済手数料
(後略)
出典:楽天カード「カード会員規約」
※2022年12月1日現在の情報です。最新の情報は各社のWebサイトなどでご確認ください。
ご自身が利用しているクレジットカードの規約を確認して、発生するか確認すると良いでしょう。
一括返済日までに発生した利息も加算される
一括返済をしても、手数料(利息)がなくなるわけではありません。
リボ払いを一括返済する場合は、返済日までに発生した手数料も加算されます。
手数料は1日単位で加算される点に注意しましょう。
1日あたりの手数料の金額は、以下の式で計算します。
一括返済するためのお金が必要で家計を圧迫する可能性がある
一括返済をするためには、当然ですがお金が必要になります。
一括返済をすることで総返済額は少なくなりますが、あまり無理な返済をすると家計や日常生活に支障をもたらすというデメリットもあります。
一括返済をするメリット、デメリットを比較して、一括返済をおこなうべきかを考えてみましょう。
また以下でも紹介しますが、低金利のローンやおまとめローンに借り換えてお金を用意するという方法もありますが、これは「返済のために新たに借金をする」ことになるため、積極的におすすめできる方法ではありません。
一括返済以外にも返済額を減らす方法がある
一括返済をすることで総返済額が少なくなりますが、一括返済が難しいこともあるでしょう。
そんな場合でも、次のような方法で返済額を減らすことが可能です。
- 月々の返済額を増やして完済を早める
- 繰り上げ返済・増額返済でまとめて払う
- 低金利のローンやおまとめローンに借り換える
以下で詳しく説明します。
月々の返済額を増やして完済を早める
月々の支払い額を増やし返済を続けることで、手数料を抑えて完済までの期間を短縮できます。
ただし月々の支払いを増額すると、毎月の返済負担が大きくなります。
昇給などで継続的に収入アップが見込める場合に検討しましょう。
繰り上げ返済や増額返済でまとめて払う
賞与などの臨時収入があった場合には、通常の返済とは別に「繰り上げ返済(繰上返済)」「増額返済」を行うことで返済総額や返済期間を減らせます。
繰り上げ返済をすると、返済額が元金の返済に充てられます。そのため完済までの返済期間と返済総額を減らすことができます。
通常の返済以外の返済で元金の一部を減らすと、利息が軽減されるため返済期間が繰り上がり(短縮)ます。そのため「繰り上げ返済」と呼ばれているのです。
〈クレジットカード会員規約の例(エポスカードの場合)〉
第7条(カード利用代金等のお支払い)
(1)リボルビング払い
(中略)
繰り上げ払い、増額払いについては以下のとおりとします。
a.繰り上げ払い:原則として締切日から一定期間経過した期日以降は、支払日前であっても、当社の指定する ATM 等でのお支払い により支払金を繰り上げて支払うことができます。(中略)
b. 増額払い:締切日から支払日前の一定の期日までの間は増額支払金としてお支払いいただくことができます。この場合、直後に訪れるお支払日にも支払金をお支払いいただきます。
(後略)
出典:エポスカード「エポスカード規約」
※2022年12月1日現在の情報です。最新の情報は各社のWebサイトなどでご確認ください。
繰り上げ返済について詳しくは以下の記事もご参照ください。
低金利のローンやおまとめローンに借り換える
リボ払いの残高分を、低金利のローンに借り換えて借り換えて返済することで、返済総額を減らせる可能性があります。
また複数の支払いがある場合は「おまとめローン」に支払いをまとめることで、同様に返済総額を減らせる可能性があります。
「おまとめローン」とは、金融機関や貸金業者が提供する借金一本化を目的としたサービス名(商品名)になります。
ほかにも「カードローン」や「フリーローン」「借り換えローン」なども、おまとめを目的として利用することもできます。
※クレジットカードのショッピングリボ利用分はおまとめローン利用の対象としていない場合もあります。
分類 | 商品名 | 手数料(金利) |
---|---|---|
リボ払い | 楽天カード | 年15.0% |
オリコカード*1 | 年15.0% | |
エポスカード | 年15.0% | |
三井住友カード | 年15.0% | |
おまとめローン | 東京スター銀行 スターワン乗り換えローン |
年9.8%~14.6% |
アイフル おまとめMAX、かりかえMAX*2 |
年3.0~17.5% | |
プロミス おまとめローン |
年6.3~17.8% | |
カードローン | 楽天銀行 楽天銀行スーパーローン |
年1.9~14.5%*3 |
ろうきん(中央労働金庫) カードローン「マイプラン」 |
年3.875~7.075%*4 |
※2022年12月1日現在の情報です。最新の情報は各社のWebサイトなどでご確認ください。
*1 カードの種類によって金利は異なる場合があります。
*2「おまとめMAX」はすでにアイフルと取引実績がある方「かりかえMAX」は新規でアイフルを利用する方が利用の対象となるおまとめローンで金利などの利用条件は同じです。
*3 利用限度額によって金利は異なる場合があります。
*4 団体会員の場合の金利です(他行・信販・消費者金融からの借り換えは団体会員しか利用できません)。
低金利ローンやおまとめローンに借り換えるメリットとしては以下のような点が挙げられます。
- 金利の低いローンに借り換えることで利息や支払総額が減る場合がある
- 返済日が1回になるため計画を立てやすく、管理も容易になる
しかし、借り換えには以下のような注意点もあります。
- 借金自体が減るわけではない
- 返済期間が延びると返済総額が増える可能性がある
- 審査が厳しい場合がある
しかし、このような対処法は「借金返済のために新たに借金をする」ことになるため、積極的におすすめできる方法ではありません。
また新たにカードローンやおまとめローンを契約する際には審査があるため、すでに返済の滞納などがある場合は、審査に通らない可能性もあります。
おまとめローンについて詳しくは以下の記事もご参照ください。
リボ払いの返済ができないとどうなる?対処法は?
リボ払いを滞納した後、クレジットカード会社から迫られた一括返済に対応できないと、最終的には財産差し押さえの強制執行をされる可能性があります。
「差し押さえは回避したいけど、お金がなくて一括返済できない」という場合には、リボ払いの総返済額を減らせる可能性がある任意整理という対処法があります。
リボ払いを滞納した場合のリスクと任意整理について、以下で解説します。
期限の利益を喪失し一括返済を求められる
一定期間滞納を続けていると「期限の利益を喪失」して、残高の一括返済を求められます。
クレジットカードのリボ払いの場合でも、毎月決められた支払い日までは期限の利益が守られます。
しかし一定期間滞納すると、期限の利益を失ってしまうのです。
期限の利益を喪失すると、クレジットカード会社は一括返済を求めることができるのです。
一般的に1~2ヶ月滞納すると一括返済を請求される可能性があります。
〈クレジットカード会員規約の例(エポスカードの場合)〉
第19条(期限の利益の喪失)
[1] 会員は、次の場合には当然に期限の利益を失い、直ちに残債務の全額をお支払いいただきます。(中略)
(1)カード利用代金等(1回払いによる場合及びキャッシングの返済を除く)の支払いを遅延し、20日以上の期間を定めて書面で催告したにもかかわらず、その期間内にお支払いがなかったとき。
出典:エポスカード「エポスカード規約」
※2022年12月1日現在の情報です。最新の情報は各社のWebサイトなどでご確認ください
期限の利益について詳しくは以下の記事もご参照ください。
また一括請求の金額には、滞納したことによる遅延損害金も加算されます。
遅延損害金について詳しくは以下の記事もご参照ください。
滞納を続けると財産差押えの強制執行をされる可能性もある
支払いができずに滞納を続けていると、財産差押えの強制執行となる可能性もあります。
強制執行が行われるまでの流れは、次のようになります。
・簡易裁判所から「支払督促」が届く
↓
・受領後2週間以内に異議申立てをしないと「仮執行宣言付支払督促」が届く
↓
・受領後2週間以内に異議申立てをしないと財産差押えの強制執行になる。
※この手順をとらずに民事訴訟を提起される場合もあります。
支払督促について詳しくは以下の記事もご参照ください。

借金を返済せずに滞納し続けている債務者(お金を借りている側)の財産を、債権者(お金を貸している側)が強制的に換金・処分をして、回収すること。
借金を滞納した場合の差押えは、民事執行法に規定されています。
差押えの対象になるものには、以下のようなものがあります。
- 給与の一部
- 一定以上の現金、預貯金、生命保険など
- 自動車、バイク、貴金属、骨とう品など
- 土地、建物などの不動産
特に給与は、強制執行において差押えされやすいものといえます。
差押えについて詳しくは以下の記事もご参照ください。
どうしても返済できない時の対処法として任意整理がある
任意整理とは、クレジットカード会社と直接交渉してリボ払いの手数料(将来利息)の軽減や過払い金の返還などを求める債務整理のひとつです。
債権者との和解成立日以降に発生する手数料(利息)を減らすことで、完済までに支払う支払総額が減るため、完済の見通しを立てやすくなるといえます。
任意整理では一般的に3~5年程度での完済を目指しまが、月々の支払に発生する手数料(利息)も減額またはカットされるため、月々の返済で着実に借金を減らすことができます。
また任意整理は「個人再生」や「自己破産」といったほかの債務整理の方法とは異なり、裁判所を通さない方法です。
そのため、裁判所への申立てや出頭などの必要がなく、生活への影響も少なくすみます。
任意整理について詳しくは以下の記事もご参照ください。
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・手数料の支払から解放される
・返済の不安やストレスから解放される
・信用情報機関に完済した記録が残る - リボ払いを一括返済する方法は4つある
・銀行口座からの引き落とし
・指定された口座へご自身で振込
・提携してるATMで支払う
・インターネット返済(ペイジー) - リボ払いを一括返済するときの注意点
・一括返済日までに発生した利息も加算される
・一括返済するためのお金が必要で家計を圧迫する可能性がある - リボ払いの一括返済ができないときの対処法
・月々の返済額を増やして完済を早める
・繰り上げ返済・増額返済でまとめて払う
・低金利のローンやおまとめローンに借り換える
・どうしても返済できないときは任意整理を検討 - リボ払いの返済でお悩みなら弁護士法人・響へ相談
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