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借金一本化で返済は楽になる?具体的な審査基準や注意点

2020.04.22 2021.11.11

監修者情報
島村 海利
監修者:弁護士法人・響 弁護士
島村 海利
弁護士会所属
第二東京弁護士会 第52828
出身地
高知県
出身大学
香川大学法学部卒 九州大学法科大学院卒
保有資格
弁護士、2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP2級)
コメント
人に対する温かいまなざしを持ち、ご依頼者の話をよく聞き、ご依頼者様に寄り添える弁護士になれるよう日々努めています。

多額の借金を抱えると、期限までに返済することがままならなくなります。なかには複数の貸金業者から借り入れを行い、「借金を借金で返す」という多重債務状態に陥っている方もいるでしょう。

毎月の支払い負担を少しでも楽にするための選択肢として、「借金一本化」があります。しかし、借金を一本化すれば本当に月々の返済額を減らすことができるのでしょうか。こちらの記事では、借金一本化で返済は楽になるのか、審査の基準や借金をまとめる際の注意点は何か、についてご説明します。

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おまとめローンとは?借金一本化の基礎知識

借金一本化とは、多重債務者が銀行などの貸金業者から貸し付けを受けてそのお金で他の借金を完済し、 すべての借金を一つの業者にまとめる行為です。
「借り換え」とも呼ばれ、借り換えを目的とする融資サービスを一般的に「おまとめローン」と呼びます。

銀行や消費者金融では「おまとめローン」と銘打った金融商品を取り扱っていることもありますが、 通常のカードローンを借り換えの目的として使うことも可能です。

リスクには注意を!借金一本化のメリットとデメリット

借金を一本化することには、メリットとデメリットがあります。借金完済を実現するためには、どちらも正しく理解することが大切です。

まずは、借金一本化で得られるメリットをご紹介します。

メリット
  • 返済日がまとまるので計画を立てやすく、管理も容易
  • 金利の低い契約にまとめれば、月々の返済額が減る
  • 金利が低くなることがある

たとえば、金利18%で総額120万円の債務を15%の契約にまとめたとすると、1年間の返済プランで以下のような差が出ます。

18%のケース15%のケース
返済総額1,320,180円1,299,708円
利息分120,180円99,708円

金利18%の契約から15%の契約へ借り換えれば、返済負担を約2万円軽減することが可能です。

ただし、借金一本化にはデメリットもあります。

デメリット
  • 返済額は減るが支払い期間が伸び、支払い総額が増えることがある
  • 完済扱いになった以前の借り入れ先から再度借金をしてしまいやすい

借り換え・おまとめローンのサービスを利用することで返済期間が長期化し、返済総額がかえって増えてしまうケースもあります。
そのため、一時的に返済額を減らしたら収入の増加や節約に努め、借金の一本化以前の返済額水準に戻して早めの完済を目指すことが大切です。

また、借金を一本化すると以前の借金を「完済」したことになります。 そのため、借り入れ先から新たな借金をすすめられるなどして借金を重ねてしまうリスクもあるでしょう。追加で借り入れをしないよう注意しなければなりません。

借金の一本化が難しい人の特徴と具体的な審査基準

借金一本化は、「誰にとっても有効な選択肢」というわけではありません。 以下のように適用が難しい方もいるので、自分が以下の特徴にあてはまるかどうか確認してみましょう。

  • 3社を超える債権者から借り入れをしている
  • 年収の3分の1以上の借金をまとめようとしている

上記の特徴に該当するなら、借金の一本化によって完済を実現するのは困難といえるでしょう。なぜなら、おまとめローンには審査があるからです。

貸金業法では、「年収の3分の1超のお金を貸金業者から借りることはできない」というルール(総量規制)が定められています。 本来、銀行系の貸金業者に総量規制が適用されることはありませんが、債務件数や年収に対する債務額といった独自の審査基準によって審査をクリアできないケースも少なくありません。

借金を一本化ができない人は債務整理の検討を

「借金の総額が多過ぎる」「年収が少ない(ない)ため安定的に返済できない」という方が、借金の一本化によって完済を目指すのは難しいでしょう。 借金の一本化ができない方は、「債務整理」によって借金問題を解決するのも有効な選択肢の一つです。

債務整理は「任意整理」「個人再生」「自己破産」という3つの手続きの総称で、 法律に基づいて借金問題を解決することができます。
手続きは自身で行うことも可能ですが、専門性が求められる作業を自分で行うことには難しい部分もあるため、弁護士や司法書士に依頼する形で借金の減額や免除を目指すのが一般的です。

無収入の方や高齢者、専業主婦、生活保護受給者など、借金の返済に苦しんでいる方なら債務整理によって解決できる可能性があります。

債務整理で検討する3つの手続きのメリットとデメリット

3種類ある債務整理のどれを選択するのがベストかは、借金の状況によって変わってきます。 まずはそれぞれのメリットとデメリットを正しく理解しておきましょう。

任意整理のメリット・デメリット

任意整理とは、裁判所を介することなく債権者と和解交渉をする手続きのことです。 原則として、将来発生する金利をカットし、元本のみを3~5年程度の分割払いで返済する内容で貸金業者と和解を結び、その内容に従って借金を返済していきます。

複数の貸金業者からお金を借りていても、債権者の数に関係なく手続きを進められます。

メリット
  • 将来発生する利息がカットされる
  • 裁判をせずに借金問題を解決できる
  • 「ブラックリスト」に載る期間が短い
  • 複数の貸金業者に対応できる
デメリット
  • 「ブラックリスト」に載ると一定の制限を受ける(債務整理共通)
  • 個人再生や自己破産と比べて減額幅が小さい

個人再生のメリット・デメリット

裁判所の許可を得て、借金総額を10分の1程度まで減らせる手続きが個人再生です。 返済期間は3~5年に設定され、減額された借金をその期間で返済することができれば、残りの借金は免除されます。

メリット
  • 借金が10分の1程度まで減額される
  • 住宅や車を手放さずに借金を返済できる
デメリット
  • 「ブラックリスト」に載ると一定の制限を受ける(債務整理共通)
  • 新規の借り入れが5~10年間はできなくなる
  • 一定の返済能力を証明できなければ、手続きできない

自己破産のメリット・デメリット

自己破産とは、借金の支払いが不可能であることを裁判所に認めてもらい、借金をゼロにしてもらう手続きのことです。 無職や無収入の方、生活保護受給者や年金受給者であっても自己破産の申請は可能です。ただし、借金の原因が浪費やギャンブルという場合は認められません。

メリット
  • すべての借金の支払い義務が免除される
デメリット
  • 「ブラックリスト」に載ると一定の制限を受ける(債務整理共通)
  • 一部の財産が没収される
  • 住所や氏名が「官報」と呼ばれる国の機関紙に掲載される
  • 免責決定を受けるまで、一部の職業に就けない

「借金完済」を実現しやすい方法を検討しましょう

借金を一本化すれば月々の返済額を減らすことができますが、支払い期間が伸びることによって最終的な返済額が増える可能性もあります。
また、おまとめローンを利用したくてもさまざまな理由で審査に通らず、金利の低い貸金業者へ借り換えることができない方もいるでしょう。

こうした事情を抱える方にとって、債務整理は借金問題解決の有効な手立てになるかもしれません。債務整理に伴う法的な手続きは、弁護士や司法書士に相談・委託することができます。

借金状況や希望に合った返済手段について詳しく知りたい場合は、弁護士への相談をご検討ください。費用などに不安がある方は、無料相談などの機会を活用するのもおすすめです。

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[設立]
2014年(平成26年)4月1日
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