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リボ払いでクレカの利用残高が100万円に…解決方法は?

澁谷 望
監修者:弁護士法人・響 弁護士
澁谷 望
  • 所属弁護士会:第二東京弁護士会 第54634号
  • 出身地:熊本県
  • 出身大学・大学院:関西大学法学部 同志社大学法科大学院
  • 保有資格:弁護士・行政書士
  • コメント:理想の弁護士像は、「弱い人、困った人の味方」と思ってもらえるような弁護士です。 そのためには、ご依頼者様と同じ目線に立たなければならないと思います。そのために日々謙虚に、精進していきたいと考えています。
  • 弁護士法人・響HPの詳細プロフィール

いつのまにかリボ払いが100万円に……。完済できるかな…
100万円をいつ完済できるのだろう...早く完済する方法ってある?

リボ払いは他の返済方法に比べて、利用残高がなかなか減りにくい支払方法です。

リボ払いの利用残高が100万円だと、月2万円ずつの返済で返済回数は6年7ヶ月(79回)もかかります。

しかし、以下の方法で100万円のリボ払いを早く終わらせることができます。
・月々の返済額を増やす
・一括返済や繰り上げ返済をする
・任意整理をする

「リボ払いを早く終わらせたいけど、今より返済額を増やすのも難しい...」と思っている方は任意整理で月々の返済を減らすのがいいでしょう。

ただ、任意整理をした方がいいかどうかを自分で判断するのは難しいでしょう。悩んでいる場合は、弁護士に無料相談してみるのもいいかもしれません。

リボ払いを早く完済したい方はこちら

この記事では利用残高100万円のリボ払いの返済方法について、わかりやすく解説します。

利用残高100万円のリボ払いは完済できる?

クレジットカードのリボ払いで買い物を続けた結果、利用残高が100万円にまで増えてしまった…。

毎月返済しているからと安心して、残高を確認しないでどんどん使っているとこんなことになりかねません。

100万円の利用残高は、どのぐらいで完済できるのでしょうか?完済のためには月々いくら返済すればよいのでしょうか?

リボ払いの仕組みや手数料(「金利手数料」と呼ばれることもあります)を紹介するとともに、解説していきます。

残高が減りにくい?リボ払いの仕組み

「リボ払い」とは、あらかじめ設定した毎月一定の金額だけを返済していく支払方法です。

●リボ払いの利用残高は減りにくい
クレジットカードの一括払いや分割払いと違って、リボ払いの利用残高は減りにくいのです。

リボ払いの場合、特に返済当初は毎月の返済額のうち、手数料の割合が多くなります。そのため元金がなかなか減らず、返済期間が長くなります。

手数料は利用残高に対して発生する
返済途中でさらに買い物をすると、利用残高が増えるため利息もふくらんでいきます。
その結果、支払総額も雪だるま式に増えていくのです。

また、クレジットカードでの買い物を繰り返していくことで残高が正しく把握できなくなり、利用残高が想像以上に増えてしまい、クレジットカードの利用限度額に達するケースもあり得るのです。

意外と簡単!リボ払いの手数料の計算方法

クレジットカードのリボ払いにかかる手数料の実質年率は、15.0%前後が一般的です。

主なクレジットカードのリボ払いの手数料
カードの種類 実質年率
楽天カード 15.00%
エポスカード 15.00%
三井住友VISAカード 15.00%※
JCBカード 8.04~18.00%※
dカード 15.00%

※カードの種類により、手数料の率が異なります

リボ払いの場合、クレジットカードの利用残高に対して、月々の支払額に手数料が加わります。
この手数料の額があなどれないのです。利用残高が高額になるほど、毎月の手数料も高くなってしまうのです

リボ払いの手数料の計算式
手数料=利用残高×実質年率÷365(日)×利用日数
利用残高100万円のリボ払いの計算例

1ヶ月に手数料はこれだけかかる!
   ↓
100万円×15.0%÷365日×30日=12,328円



1ヶ月の返済で元金はこれだけしか減らない!
毎月の返済額が2万円(返済1回目)の場合
   ↓
20,000円-12,328円=7,672円

※元利定額方式、実質年率15.0%で計算

毎月の返済額が2万円の場合、1回目の返済時の手数料は12,328円なので、元金は7,672円しか減りません

リボ払いの場合、毎月の返済額のうち、支払う手数料の割合が多い時期が長く続いてしまい、返済総額も増えていくのです。

月々いくら返済すればいい?完済までに何年かかる?

では、月々いくら返済すれば、100万円を早く返済できるのでしょうか?

100万円の残高を毎月2万円・3万円・4万円の返済をした場合、それぞれいつまでに完済できるのかを調べてみました。

月々の返済額が変わると、返済回数・返済総額はどう変わる?
毎月の返済額 返済回数(期間) 手数料額 返済総額
2万円 79回(6年7ヶ月) 579,052円 1,579,052円
3万円 44回(3年8ヶ月) 301,674円 1,301,674円
4万円 31回(2年7ヶ月) 206,514円 1,206,514円

※利用残高100万円、元利定額方式、実質年率15.0%で計算

上の表のように、毎月の返済額が少ないほど、返済回数、手数料額、返済総額が増えていくのです。

月2万円ずつの返済だと、返済回数・期間は79回(6年7ヶ月)もかかり、手数料額で約58万円増えて、返済総額は約158万円にもなってしまうのです。

利用残高が100万円もある場合、毎月の返済額が2万円程度だと、残高の約1.6倍もの返済をすることになり、完済までのハードルは高くなります。

リボ払いを早く終わらせる、4つの方法

リボ払いでクレジットカードの利用残高が100万円に増えてしまい、返済がなかなか終わらず、どうしていいかわからない…。

しかし早く完済に近づく方法は、4つあります。

ひとつずつ詳しく解説していきます。

1.月々の返済額を増やす

早く完済に近づけられる方法のひとつに、リボ払いの月々の返済額を現状の金額よりも増やすという方法があります。

月々の返済額を増やすことができれば、返済回数も少なくなり、その結果返済が早く終わることになるのです。

月々の返済額が増えるほど手数料負担は減り、早期返済がしやすくなるのです。
家計に余裕がある場合は、返済額を増額して完済までの期間を短縮させることを検討しましょう。

また家計を見直して、ムダな支出を見つけたら、その分を毎月のリボ払いの返済に充てるのもひとつの方法です。
ムダな支出も返済総額も減らせて一石二鳥ですし、家計の改善につながりますよ。

2.一括返済・繰り上げ返済をする

早く完済に近づけられる方法に「一括返済」や「繰り上げ返済」もあります。

●「一括返済」とは
クレジットカードの利用残高を全額、一度に返す方法です。

一括返済のメリット
  • 元金がなくなるので、それ以降手数料は支払わなくて済む。支払う金額の総額を少なくすることができる
ボーナスや臨時収入などで、利用残高の全額が支払えるまとまった資金が手元にできた場合は、一括返済を検討してみるとよいでしょう。

●「繰り上げ返済」とは
月々の返済とは別に、利用残高の一部を返済する方法です。

繰り上げ返済のメリット
  • 決められた毎月の返済額よりも多い金額を、引き落とし日よりも前に支払うことで、利用残高の一部を減らすことができる
  • 繰り上げ返済をすることで利用残高が減るので、その分支払う手数料が少なくなる

返済の長期化を避け、できるだけ少ない返済額で完済したいのであれば、ボーナスなど臨時収入があった時に繰り上げ返済を行うことも検討してみましょう。

3.「カードローン」に借り換える

クレジットカードのリボ払いから「カードローン」に借り換えるという方法もあります。

銀行や消費者金融のカードローンは、金利が低くく感じるサービスも存在しています。
金利の低いカードローンで借りたお金で、クレジットカードの利用残高を一括返済すれば金利の差だけ支払う総額を抑えられる可能性があるのです。

しかし、カードローンへの借り換えはおすすめできません。理由は2つあります。

●カードローンは必ずしも低金利とはいえない場合がある
金融機関や消費者金融会社によって異なりますが、カードローンの金利は次のとおりです。

  • バンクイック(三菱UFJ銀行):金利年1.8~14.6%
    →利用限度額100万円の場合の金利例:年13.6~14.6%

  • 三井住友銀行カードローン:金利年4.0~14.5%
    →利用限度額100万円の場合の金利例:年12.0~14.5%

  • みずほ銀行カードローン:金利年2.0~14.0%
    →利用限度額100万円の場合の金利例:年12.0%

※金利は利用限度額により異なり、利用限度額が低いほど金利は高くなり、利用限度額が高いほど金利は低くなります。

クレジットカードのリボ払いにかかる手数料(金利)は、実質年率15.0%前後が一般的です。

カードローンの金利幅は大きく、一見金利が低そうに見える場合でも、利用限度額が低いケースでカードローンを借り入れた場合は、あまり金利に差があるとはいえないのです

●カードローンに借り換えても、元金を減らせず返済が長期化するケースあり
カードローンの金利は、残りの元金に対して発生します。

返済負担を減らしたいからといって毎月の返済額を少なく設定してしまうと、カードローンに借り換えても、なかなか元金を減らせず、返済が長期化するケースもあるのです。

4.債務整理(任意整理)をする

早く完済に近づけられる方法の一つに「債務整理」という方法があります。

「債務整理」とは、完済を目指すために返済負担を軽減する解決方法です。

「債務整理」には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの方法がありますが、クレジットカードの利用残高が100万円ある場合なら「任意整理」を検討してみましょう。

利用残高100万円のリボ払いを整理できる可能性がある「任意整理」とは?

クレジットカードの利用残高が100万円もあると、完済までの道のりは容易ではないといえます。

そんな場合は「任意整理」も解決方法のひとつとして検討してもよいでしょう。

ここでは、任意整理のメリット・デメリットを紹介します。

任意整理は「将来利息」をカットできる可能性がある

「任意整理」とは、裁判所などの公的機関を通さず、債務者(借りる側)が債権者(貸す側)と話し合って、双方が合意して行う債務整理の一種です。

比較的少額の返済額がある場合に向いている解決方法です。

任意整理をすると、将来支払う利息をカットできる可能性があります

任意整理のメリット
  • 貸主(債権者)の承諾が得られれば、将来利息など債務の減額ができる
  • 「経過利息」(任意整理の和解が成立した日から完済日までに発生する利息)をカットできる可能性がある
  • 弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、債権者(貸す側)は債務者(借りる側)に対して督促(取り立て)ができなくなる
任意整理でカットできる可能性のあるもの
将来利息 任意整理の和解が成立した日から完済日までに発生する利息。返済期間が3年になれば3年分の利息、5年になれば5年分の利息になる
経過利息 最後に借金を返済した日から任意整理の和解日までに発生する利息
遅延損害金 借金返済を滞納している期間に課される損害賠償金。多くの会社が年利18~20%程度に定めている
利息制限法を超過した利息 利息制限法で定められている年利15~20%を超える部分の利息。平成22年(2010年)以前に消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用していればその利息をカットできる可能性がある

もし任意整理ができれば、上の表の利息などがカットされる可能性があるので、債権者との交渉次第では、返済総額を減らすことができます。

また、これを機に、生活を再建するきっかけになるともいえます。

任意整理のデメリット
数年間、クレジットカードの新規発行や銀行・消費者金融会社から新規融資を受けられなくなる

任意整理をした場合、信用情報機関へ事故情報の登録(いわゆるブラックリストに載る)がされてしまいます。

そのため、完済から5年程度は新たに借入をすることが困難となってしまいます

このようなデメリットも考慮した上で、クレジットカードの利用残高が100万円ほどあって返済状況が厳しいのであれば、任意整理の選択を検討してみてもよいでしょう。

【まとめ】リボ払いの現状を把握したうえで、任意整理の検討を

クレジットカードの利用残高が100万円もあると、完済は容易ではないといえます。

リボ払いの現状(利息や返済額)を把握したうえで「月々の返済額を増やす」「一括返済や繰り上げ返済をする」などの方法を検討してみましょう。

どうしても返済が困難と判断した場合には、解決方法のひとつとして、任意整理も検討してみましょう

任意整理の進め方や費用について知りたい場合は、弁護士や司法書士に相談してみましょう。将来利息のカットや返済月額の削減によって返済額を減らし、無理のない返済計画を立てることも可能です。

【弁護士法人・響に依頼するメリット】

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