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2020.02.06
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任意整理でよく見る減額報酬とは?お得なの?

任意整理について専門家のホームページなどを見ていると、

「減額報酬はいただきません」

「減額報酬は10%」

といった記載を目にします。

この減額報酬とはいったいどんなものなのでしょうか?

事務所によって報酬体系は違います。なかでも、減額報酬は差がでる部分です。

今回は、具体的なケースをもとに、任意整理における減額報酬について説明します。

減額報酬は成功報酬の1つ

減額報酬とは、簡単に言えば専門家に支払う成功報酬の1つです。

専門家に任意整理を依頼すると、専門家は貸金業者から取り寄せた取引履歴をもとに「引き直し計算」を行います。

引き直し計算とは、過去に適用されていた法外に高い利率を、現在の上限利率に改めて計算し直すことをいいます。これをすることによって、過払い金の発生がわかったり、借金が減額されたりします。

この引き直し計算による借金の減額分が、減額報酬算定の基礎となります。

たとえば、

  • 減額報酬が10%、
  • もともとの借入元金が100万円

で、引き直し計算により残金が40万円になったとします。

この場合、減額された60万円から10%が減額報酬となるため、6万円を専門家に支払うというわけです。

減額報酬は発生しないほうが得?損?

減額報酬が発生するかしないかは、依頼する事務所によって異なります。

では、減額報酬は発生しないほうが得なのでしょうか?それとも損なのでしょうか?

A事務所、B事務所の2つの事務所の報酬体系を例に、具体的なケースをみてみましょう。以下のとおり、A事務所では減額報酬は発生しますが、B事務所では減額報酬は発生しないとします。

A事務所: 1社につき着手金は2万円、減額報酬は10%

B事務所: 1社につき着手金は4万円、減額報酬はなし

では、次の2つのケースをみてみましょう。

ケース1

貸金業者4社、借金総額300万円で任意整理を依頼したところ、引き直し計算によって借金総額は250万円に減りました。

(報酬額)

A事務所: 着手金が8万円、減額報酬が5万円の合計13万円

B事務所: 着手金が16万円、減額報酬は0円の合計16万円

ケース2

貸金業者1社、借金総額300万円で任意整理を依頼したところ、引き直し計算によって借金総額は200万円に減りました。

(報酬額)

A事務所: 着手金は2万円、減額報酬は10万円の合計12万円

B事務所: 着手金は4万円、減額報酬は0円の合計4万円

どちらが低額になるかはケースバイケース

ケース1ではB事務所の方が報酬は高く、ケース2ではA事務所の方が報酬は高くなっています。つまり、どちらが低額になるかは、ケースバイケースなのです。

減額報酬が発生する場合は、着手金を低額に抑えることができます。

一方、減額報酬が発生しない場合は、着手金を多く負担する代わりに、たとえ引き直し計算による減額が大きくても定額での支払いで済むというわけです。

「減額報酬なし」と聞くと、なんだかお得な感じもしますが、実際にはそうとは限らないわけです。

現在、専門家の報酬は自由化されているため事務所によってまったく異なることもあります。

自分の場合はどの事務所に依頼すると低額ですむのか?といったことも専門家に依頼する上で重要な判断要素になりますので、報酬についてはよく確認してから依頼しましょう。

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