ブラックリストとは?載る条件や影響を受ける期間、対処法を解説

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この記事の監修者
北川 丈之
この記事の監修者
北川 丈之弁護士
弁護士会所属
第二東京弁護士会所属 第34888号
出身地
東京都
出身大学

上智大学法学部

専門分野
借金問題・債務整理・交通事故・刑事事件・詐欺被害・遺産相続

自分はブラックリストに載っているかもしれない」と不安に感じていませんか。
実際には、ブラックリストという名簿は存在しません。

借金の滞納などをした結果、信用情報機関に「事故情報」が登録されることを「ブラックリストに載る」と表現しているのです。

ブラックリストに載ると、新たにお金を借りたりクレジットカードを作ったりすることが難しくなります。

ただし、一定期間が経過すれば事故情報は削除されます。

一方で、返済が苦しい状態を放置すると、借金問題の解決も信用情報の回復も長引く恐れがあります。

完済の目処が立たない」という状況であれば、まずは借金返済問題の専門家である弁護士に相談するのも一つの方法です。

弁護士法人・響では、借金問題のご相談を24時間365日受け付けています。
まずはお気軽にお問い合わせください。

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目次

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借金の深刻度は、人によって異なります。まずは自分の状況が「どの段階にあるか」をチェックしてみてください。

※弁護士には守秘義務があり、入力いただいた情報を他の目的で利用したり、お問い合わせ内容をご家族やお勤め先などにお知らせすることは一切ありません。

ブラックリストに載る原因・条件とは?

ブラックリストに載る(事故情報が登録される)おもな原因は、以下の3つです。

それぞれ具体的に見ていきましょう。

①61日以上の返済遅延・3ヶ月連続の延滞がある

ブラックリストに載る代表的な原因は、クレジットカードやローンなどの支払いを長期間滞納することです。

目安として、61日以上または3ヶ月以上の滞納があると、信用情報機関に「事故情報(異動情報)」が登録される可能性があります。

事故情報の対象となるのは、おもに以下の支払いです。

  • 消費者金融やカードローン
  • スマホ端末の分割払い
  • ショッピングローン
  • 奨学金 など

一方で、家賃や公共料金の支払いは、原則として信用情報には登録されません。

ただし、これらをクレジットカード払いにしている場合は注意が必要です。
カードの引き落としができなければ「カードの支払い遅れ」として扱われ、ブラックリストに載る原因となります。

また、滞納が長引いて保証会社が借金を肩代わりする「代位弁済」が行われた際も、事故情報が登録されます。

北川弁護士
北川弁護士のコメント

代位弁済とは、ご自身が借金を返済できなくなった場合に、保証会社などの第三者が代わりに返済をすることです。
代位弁済されても返済義務はなくならず、保証会社から一括返済を求められます。

②過去に債務整理をしたことがある

借金問題を解決するために「債務整理」を行った場合も、ブラックリストに載ります。
対象となる手続きは、おもに「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つです。

債務整理をすると事故情報は登録されますが、「載るのが嫌だから」と手続きをためらう必要はありません。

返済できないまま放置するよりも、早めに専門家へ相談するほうが、結果として早く生活を再建できる場合が多いからです。

無理な返済を続けて状況を悪化させる前に、弁護士へ相談して根本的な解決を目指しましょう。

北川弁護士
北川弁護士のコメント

完済した借金に対する「過払い金返還請求」であれば、原則としてブラックリストに載ることはありません。
ただし、返済中の借金に対して請求を行い、戻ってきたお金で借金を完済できなかった場合は、任意整理として事故情報が登録されます。

③短期間に多くのカードやキャッシングを申し込んだ

短期間に複数のクレジットカードやローンへ申し込むと、審査に通りにくくなることがあります。

これは一般に「申し込みブラック」と呼ばれる状態です。

ただし、申し込みブラックは、長期滞納や債務整理によって事故情報が登録される状態とは異なります。

申し込み履歴が信用情報機関に一定期間残ることで、審査時に不利に見られることがあるというものです。

申し込み履歴は約6ヶ月で削除されます。
審査に落ちたからといって短期間に何社も申し込むのは避け、半年ほど期間を空けてから再度申し込むようにしましょう。

ブラックリストに載ると生活はどうなる?【債務整理経験者110名アンケート】

ブラックリストに載ると、クレジットカードやローンなど、信用情報を使う契約に影響が出ます。

ただし、生活のすべてが止まるわけではありません。実際には「何が使えなくなるのか」「どのような代替策があるのか」を知っておくことで、信用情報が回復するまでの生活への影響を抑えられます。

当メディアが債務整理経験者110名に行ったアンケートでは、もっとも多かった困りごとは「クレジットカードが使えないこと」でした。

次いで、車のローン、スマホの分割払い、新規借入など、生活に必要な支払い・購入手段で不便を感じる人が多い結果となりました。

Q.ブラックリストに載って困ったことは?
1位 クレジットカードが使えない 24%
2位 車のローンが組めない 13%
3位 スマホの分割払いができない 12%
4位 新規借入ができない 11%
5位 その他ローンが組めない 9%
6位 後払い決済の審査に通らない 7%
7位 住宅ローンが組めない 6%
8位 クレカ付帯のETCカードが使えない 6%
9位 賃貸契約の審査に通りにくい 4%
10位 奨学金などの保証人になれない 4%

【調査概要】
●対象者:5年以上前に債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)をしたことのある方
●実施期間:2026年4月~5月
●有効回答数:110件
●利用媒体:インターネットによるアンケート
●設問:ブラックリストに載って困ったこと・不便を感じたことを教えてください。(複数回答可)
●調査主体:『借金返済の相談所』編集部

続いて、ブラックリスト期間を乗り切るための具体的な影響と対処法を解説します。

クレジットカードの利用・新規契約ができない

ブラックリストに載っている間は、クレジットカードの新規作成が難しくなります

また、すでに持っているクレジットカードも、カード会社の定期的な審査や更新のタイミングで利用停止・強制解約となる可能性があります。

クレジットカードが使えなくなると、ネット通販やサブスク、スマホ料金、公共料金など、カード払いにしている支払いに影響が出ることがあります。

そのため、現在クレジットカードで支払っているものがある場合は、早めに口座振替や銀行振込、デビットカードなどへ変更しておきましょう。

審査不要で利用できる代替手段としては、次のようなものがあります。

  • デビットカード
  • プリペイドカード
  • 家族カード

これらは、審査不要または家族の信用で利用できます。

なお、クレジットカードに付帯しているETCカードも、カードが利用停止になると使えなくなる可能性があります。

高速道路を利用する機会がある方は、「ETCパーソナルカード」などの代替手段も検討しておくと安心です。

ローン(住宅・車など)やキャッシングの新規借入ができない

住宅ローンや自動車ローン、キャッシングなどの新規借入れは、原則として審査に通りません
金融機関は審査の際、必ず信用情報を確認して返済能力を判断するためです。

将来的にローンを組むためには、まずは現在の借金問題を解決し、ブラックリストの掲載期間が過ぎるのを待つ必要があります。

とはいえ、ブラックリスト期間中に、冠婚葬祭などでまとまったお金が必要になることもあるでしょう。

当メディアのアンケート調査によると、急な出費の際には、家財を売ったり、単発バイトで稼いだり、家族や知人に借りたりすることで乗り切る人が大半でした。

どうしても頼り手がなければ、国から無利子または低利で借りられる「緊急小口資金」などの公的融資制度の利用を検討するのもよいでしょう。

北川弁護士
北川弁護士のコメント

「ブラックでも融資可能」と謳う業者は、違法なヤミ金である可能性が極めて高いです。借り入れができないからといって、安易に利用してはいけません。

スマホの端末代を分割払いできない

スマートフォンの端末を分割払いで購入する際も、信用情報が照会されます。
そのため、ブラックリスト状態では分割払いの審査に通らない可能性が高いでしょう。

ただし、端末代金が「10万円以下」の場合は、生活必需品として審査が優遇される少額割賦の例外規定があります。

なるべく安価なモデルを検討するか、一括払いで購入するのが現実的な対処法です。

なお、通信回線自体の契約は、過去に通信料の滞納がなければ問題なく行えるケースがほとんどです。

賃貸契約で審査に落ちる可能性がある

ブラックリストに載っていても、賃貸住宅の契約や更新は問題なくできるケースがほとんどです。

当メディアの調査でも、「賃貸の契約・更新は問題なくできた」という声が多く寄せられました。

ただし、「信販系」と呼ばれる家賃保証会社を利用する物件に限り、審査に落ちる可能性があります。信販系の会社は、審査時に信用情報を確認するためです。

もし転居を検討しているなら、以下の対策をとることでより確実に契約できるでしょう。

  • 「独立系」の保証会社を利用する物件を選ぶ
  • 保証会社が不要な物件、または管理会社が直接審査する物件を選ぶ
  • 不動産会社に事前に相談し、審査に通りやすい物件を紹介してもらう

子どもの奨学金などの保証人になれない

ブラックリストに載っている間は、誰かの借入れに対する保証人や、お子さんの奨学金などの保証人になることはできません。

奨学金を利用したい場合は、配偶者や親族に保証人を頼むか、保証人を立てずに利用できる「機関保証制度」を活用しましょう。

この制度を利用すれば、親がブラックリスト状態であっても、お子さんが奨学金を借りる権利は制限されません。

ブラックリストの掲載期間は?復活するまでの期間

ブラックリストの掲載は永久に続くわけではなく、基本的に5年(最長7年)です。

具体的な期間は、信用情報機関や債務整理の方法によって異なりますが、大まかに次のとおりです。

ブラックリスト掲載の期間

※個人再生・自己破産について、KSCの場合は5〜7年。

上記の期間を経過すると事故情報は削除され、新たにローンを組んだりクレジットカードを契約したりできるようになります。

ただし、これは信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に登録される「信用情報ブラック」の話です。

これとは別に、金融機関が独自に管理している「社内ブラック」という記録があります。
過去に滞納や債務整理をした会社には、半永久的にトラブルの記録が残ります。

そのため、信用情報が回復した後でも、社内ブラックとなっている会社でのローン契約などは極めて難しくなります。

ブラックリストに載っているか確認する方法は?

ご自身がブラックリストに載っているかどうかは、信用情報機関に「情報開示請求」をすることで確認できます
日本にはCIC、JICC、KSCの3つの機関があり、借入先によって加盟している機関が異なります。

個人信用情報はスマートフォンや郵送でどなたでも取り寄せることができます。

信用情報機関 おもな対象(借入先) 手数料
CIC クレジットカード、信販会社、消費者金融など スマホ…500円
郵送…1,500円
JICC クレジットカード、消費者金融など スマホ…700円
郵送…2,177円
KSC(全銀協) 銀行、信用金庫、信用組合など スマホ…800円
郵送…2,403円

※2026年5月時点。価格は税込みです。

まずは、ご自身が利用しているサービスを運営する企業が、どの機関に加盟しているかを確認してみましょう。各信用情報機関のWebサイトにある「加盟会員検索」などから調べることができます。

報告書が届いたら、「返済状況」などの欄を確認してください。

そこに「異動」という文字が記載されている場合、いわゆるブラックリストに載っている状態を指します。

北川弁護士
北川弁護士のコメント

一つの企業が複数の信用情報機関に加盟しているケースも多くあります。借入先がどこかわからない場合は、3つすべての機関に開示請求してもよいでしょう。
開示請求することによるデメリットは特にないため、安心して取り寄せてください。

ブラックリストの解除方法はある?

個人信用情報を今すぐきれいにする裏技や、抜け道はありません
基本的には、借金を完済して5年〜7年が経過するのを待つしかありません。

SNSなどで「ブラックリストを消す」と謳うものは詐欺の可能性が高いため、騙されないようにしましょう。

ただし、これまで滞納をしていないのに事故情報が登録されているなど、情報が事実と異なる場合は例外です。

この場合は、借入先の金融機関や信用情報機関に「訂正請求」を行うことで、事故情報を削除してもらえます。

借金返済に困っているなら、債務整理の検討を

ブラックリストに載っているかどうかが不安な方の中には、すでに返済が苦しく、追加の借入で支払いを続けている方もいるかもしれません。

返済のために借入を重ねると、利息や毎月の返済額が増え、さらに生活が苦しくなるおそれがあります。

もし「毎月返済しているのに元金が減らない」「返済のために別の借入をしている」「すでに滞納が続いている」という状態であれば、債務整理も含めて返済計画を見直すことが大切です。

債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産などの方法があり、状況に応じて将来利息をカットしたり、借金を減額・免除したりできる可能性があります。

もちろん、債務整理をすると信用情報に影響しますが、すでに長期滞納などで事故情報が登録されている可能性が高い場合は、信用情報への影響だけを理由に相談を先延ばしにする必要はありません。

まずは、自分の借金額や収入で返済を続けられるのか、債務整理をした場合にどのような影響があるのかを、弁護士に相談して確認してみましょう。

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ブラックリストについてよくある質問

最後に、ブラックリストについてよくある質問をまとめました。

Q.銀行口座の開設に影響はある?

A.ブラックリストに載っていても、銀行口座の開設は可能です
口座開設の際には、信用情報機関への照会による審査は行われないためです。
ただし、クレジット機能付きのキャッシュカードを発行することはできません。

Q. 携帯回線の契約はできる?

A.ブラックリストに載っていても、携帯電話の通信回線の契約は可能です
ただし、過去に携帯料金を滞納したことがある場合は、契約を断られる可能性があります。

Q.結婚や子どもなどへの影響はある?

A.ブラックリストに載ったことが理由で、結婚や就職が制限されることはありません
戸籍や住民票に記録が残ることもないため、お子様の進学や就職に直接影響することもないでしょう。

ただし、奨学金の保証人になれない、住宅ローンが組めないなどの間接的な影響はあるため、家族でよく話し合うことが大切です。

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