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2020.02.06
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自己破産すると生命保険ってどうなる?掛け捨て型は?

自己破産すると生命保険ってどうなるの?

「自己破産をすると生命保険は解約させられるの?」

「万が一のときに、残された家族はどうなる…?」

基本的に生命保険は解約しなければなりません。

ただし、以下の2つの場合は、生命保険を解約する必要はありません。

  • 生命保険が掛け捨て型の場合
  • 生命保険が貯蓄型で、解約返戻金が20万円未満の場合
解約返戻金

保険の契約を解約するときに保険会社から戻ってくるお金。過去に支払った保険料合計の約7割が一般的。

生命保険は「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2つに分かれます。

掛け捨て型ではそもそも解約返戻金が0円になっています。

貯蓄型では、解約返戻金が20万円以上になっている可能性が高いため、自分で契約書を確認して、正確な返戻金額を把握しておきましょう。

しかし、自己破産という手段そのものが人生にとって多くのデメリットを持っています。

  • 連帯保証人に自分の債務を押し付けてしまう
  • 借金を自己破産で解決できるという甘い考えをもってしまう

借金問題を合法的に解決できる手段は、他にも様々な種類があります。自分はどのような手段をとるのが適切なのか、きちんと知識をつけて確認することが重要です。

自分だけでは不安…何をどうしたらいいか分からない…と感じている方は、まず専門の弁護士に尋ねてみることも一つの手でしょう。

生命保険の解約返戻金は個人の財産

生命保険が財産と評価されるのは、20万円以上の「解約返戻金」がある場合です。いわゆる掛け捨て型の生命保険の場合は、解約返戻金はほとんどないため、財産と評価されることはありませんが、積み立て型の場合はそういうわけにもいきません。

何年も積み立てている場合、かなり高額な返戻金となっていますので、手続きの中で生命保険は解約されてしまうことになります。

しかし、生命保険というのは、いつでも好きなタイミングで加入できるものではありません。高齢者の方や、加入後にどこか身体を悪くしてしまった方は、自己破産をすることによって、生命保険に再加入することができなくなってしまうのです。

生命保険を解約されないために

とはいえ、自己破産の手続き上、生命保険の解約は必須ではありません。あくまでも解約返戻金がある場合に限りますので、生命保険を解約されないための方法を知っておきましょう。

まずは、返戻金を20万円以下にしてしまう方法です。生命保険の契約内容にもよりますが、実は解約返戻金を担保に、生命保険会社から借入をすることができます。この担保貸付を利用することによって、返戻金を20万円以下にしてしまおうという方法です。

しかし、注意しなければならないこともあります。自己破産の場合、大きなお金の流れがあった場合は、その使途を説明しなければなりません。ここで借入れたお金は、自分の好きに使うのではなく、生活費や専門家への費用に充てることにしましょう。

保険法の介入権を利用する方法

2010年、保険法の改正によって新たに介入権制度というものができました。この介入権制度というのは、加入者が自己破産をする場合の生命保険金の受取人を保護するためにできました。

自己破産時に解約され換価されてしまうはずの解約返戻金を、破産をする方以外の親族が負担することによって、生命保険を解約せずに済むというものです。解約返戻金相当額を親族に用意してもらわなければ、この手続きを利用することはできませんが、生命保険を解約されないという意味では、非常に意義のある制度といえます。

以前から、自己破産者は生命保険に加入していてはいけないのか?死んでも財産を残すことができないのか?といったことが問題視されてきました。

現在は、こうした問題を法整備することによって、自己破産後も生命保険を維持できるようになったのです。どうしても生命保険を解約されたくない場合は、上記のような方法をうまく利用するようにしましょう。

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