「勝手にリボ払いになっていたんだけど、なんで?」
「どうしたら解除できるの?」
クレジットカード会社は基本的に、利用者に断りなくリボ払いに設定することはありません。
ただし、
- 申し込みフォームでリボ払いにチェックがついていることを見落としていた
- キャンペーンの申し込み条件がリボ払いであることに気づかなかった
など、意図せずリボ払いを利用してしまうケースは、いくつか考えられます。
この記事ではおもに、意図せずリボ払いを利用してしまうケースや、リボ払いを解除する方法を解説します。
現在リボ払いの利用残高が膨らんでいて、今後支払いの目処が立たない場合は、弁護士法人・響の無料相談窓口をご利用ください。状況にあった解決策をご提案いたします。
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なぜ勝手にリボ払いに?リボ払いに設定されるケースとは
基本的に、クレジットカード会社によって支払い方法が「勝手にリボ払いに変更される」ことはありません。
しかし、以下のようなケースでは、意図せずリボ払いを設定する可能性があります。
- 申し込み時に自動リボ払いにチェックをしていた
- 参加条件が自動リボ払いのキャンペーンに申し込んだ
- 一定の利用額を超えるとリボ払いになる設定にした
- 知らずにリボ払い専用カードを申し込んだ
以下で具体的に解説します。
申し込み時に自動リボ払いにチェックをしていた
よくあるケースとして、クレジットカードの申し込み時に、意図せず支払い方法を「自動リボ払い」にしてしまうことが挙げられます。
「自動リボ払い」とは、クレジットカードの支払いがすべてリボ払いになるよう、前もって行う設定のこと。
クレジットカードによっては、申し込みフォームの選択式チェックボックスにおいて、支払い方法が最初から「自動リボ払い」になっているケースがあります。
「自動リボ払い」が選択されていることに気づかずに申し込んでしまうと、その後の支払い方法がリボ払いになってしまいます。
申し込み条件が自動リボ払いのキャンペーンに申し込んだ
「申し込むと◯◯ポイントが手に入る」といったキャンペーンでは、申し込み条件が「自動リボ払いの登録」とされていることがあります。
- 三井住友カード「マイ・ペイすリボ」:3,000円キャッシュバック(2022年11月1日〜)
- 楽天カード「自動でリボ払い」:最大5,000ポイント付与(常時開催)
- PayPayカード「まるごとフラットリボ」:「5,000ポイント付与」(2022年6月1日〜)
- dカード「あとからリボ」:100名様に30,000円キャッシュバック(2022年2月1日~3月31日)
※2023年1月現在の情報
クレジットカード会社は基本的に、キャンペーンの申込ページに申し込み条件を記載しなければなりませんが、申込者がそれを見落としてしまう可能性もあります。
「自動リボ払い」に登録されることに気づかずにキャンペーンに申し込んでしまい、あとで利用明細を見たときにリボ払いになっていたことを知る、といったケースもあるでしょう。
クレジットカードの新規申し込みキャンペーンに参加する場合は、申し込み条件をよく確認しておくことが大切です。
一定の利用額を超えるとリボ払いになる設定にした
クレジットカードによっては、一定の利用額を超えるとリボ払いになる機能がついています。
dカードの「こえたらリボ」はその一例です。「こえたらリボ」は、あらかじめ決めた金額を超えると、超えた分だけリボ払いになります。
利用額が3万円以下だと1回払いですが、利用額が3万円を超えるとリボ払いになる、といった機能になっています。
(参考:dカード「こえたらリボ」)
こうした機能はあらかじめ設定しなければ利用できませんが、設定したことを忘れていて、ある月で一定額を超える買い物をした際に、リボ払いになっていたことに気づく、というケースも考えられます。
知らずにリボ払い専用カードを申し込んだ
クレジットカードの中には、支払い方法がリボ払いのみの「リボ払い専用カード」というカードがあります。
一般的なクレジットカードには一括払い・分割払い・リボ払いの3種類が用意されていますが、リボ払い専用カードではリボ払い以外は利用できません。
一方でリボ払い専用カードは、一般のクレジットカードよりもポイント還元率が高い傾向があります。
- 一般的なクレジットカード:0.5〜1.0%程度
- リボ払い専用カード:1.0~2.0%程度
※あくまで目安です
しかし、ポイント還元率の高さだけに注目してしまうと、リボ払い専用であることに気づかない可能性もあります。
また、「ポイント還元率が高いから得だろう」と思いがちですが、リボ払い専用カードは通常のカードと比べて、手数料が高い傾向があることも認識しておかなければなりません。
カードを申し込むときは、「リボ払い専用になっていないか」を必ず確認するようにしましょう。
リボ払いを解除する方法
意図せずリボ払いを利用していた場合、どうすれば解除できるのでしょうか?
リボ払いを解除し通常の支払い方法に変更するためには、基本的にクレジットカード会社の会員サイトや電話で手続きを行う必要があります。
ここでは例として、以下に記載するクレジットカードのリボ払いの解除方法を紹介します(2023年2月現在の情報です)。
- 三井住友カード
- 楽天カード
- PayPayカード
- dカード
- その他のクレジットカード
三井住友カードのリボ払いの解除方法
三井住友カードでは、「マイ・ペイすリボ」という名称で、リボ払いのサービスが提供されています。
「マイ・ペイすリボ」の解除は、「『マイ・ペイすリボ』取り消しのお手続き」のページから行うことができます。
ページに記載の注意点を読み、内容に同意した上で「手続きを進める」のリンクを押してください。
以後はVpassのログインが必要となります。もし、現在三井住友カードVpassに登録していない場合は、まず無料登録を行うようにしましょう。
(参考:三井住友カード「Q.「マイ・ペイすリボ」の取り消し方法を教えてください。」)
楽天カードのリボ払いの解除方法
楽天カードが提供している「自動リボサービス」を解除する場合は、楽天e-NAVIにログインし、「自動リボの登録・解除」のページで手続きを行います。
該当のページでは、現在のリボ払いの登録状況についても確認できます。
(参考:楽天カード「Q.『自動リボサービス』の登録を解除する方法を教えてください。」)
PayPayカードのリボ払いの解除方法
PayPayカードでは、「まるごとフラットリボ」というリボ払いサービスが提供されています。
「まるごとフラットリボ」の解除は、PayPayのアプリ、もしくはWebから行います。
(PayPayアプリにPayPayカードを登録している場合は、アプリからの手続きが必要となります。)
- PayPayアプリの「あと払い」アイコンをタップ
- [管理]から[リボ管理]をタップ
- [まるごとフラットリボ]をタップ
- [確認画面に進む]をタップ
- 「まるごとフラットリボの登録を解除する」と表示されていることを確認して[申し込む]をタップ
- 解除完了画面が表示されれば完了
- 会員メニューの[管理]をタップ
- [リボ管理]をタップ
- [まるごとフラットリボ]をタップ
- [確認画面に進む]をタップ
- 「フラットリボの登録を解除する」と表示されていることを確認して[申し込む]をタップ
- 解除完了画面が表示されれば完了
(参考:PayPayカード「Q.まるごとフラットリボを設定・解除したい」)
dカードのリボ払いの解除方法
dカードのリボ払いサービスである「あとからリボ」を解除する場合は、電話で連絡する必要があります。
dカード会員の場合は「dカードセンター」へ、dカードGOLD会員の場合は「dカードゴールドデスク」に連絡するようにしましょう。
ドコモ携帯から:*8010
ドコモ携帯以外の電話から:0120-300-360
受付時間:10:00~20:00(年中無休)
ドコモ携帯から:*9010
ドコモ携帯以外の電話から:0120-700-360
受付時間:10:00~20:00(年中無休)
(参考:dカード「電話でのお問い合わせ」)
その他のクレジットカードのリボ払いの解除方法
ここまでに紹介していないリボ払いの解除方法を、一部ですが以下にまとめています。
いずれも基本的には、会員サイトから解除する必要があります。詳しくは、各リンク先の説明ページをご覧ください。
クレジットカード | リボ払い サービス名 |
解除方法 | 説明ページ |
---|---|---|---|
auPAYカード | あらかじめリボ | 会員サイトにログインし、「あらかじめリボ」の設定を解除 | auPAYカード「FAQよくあるご質問」 |
オリコカード | マイ月リボ | 会員サイトにログインし、「マイ月リボ」の設定を解除 | オリコカード「Q&A」 |
JCBカード | スマリボ | 会員サイトまたは電話(自動音声)で解除 | JCBカード「よくあるご質問」 |
ポケットカード | あとリボくん | 会員サイトにログインし、「あとリボくん」の設定を解除 | ポケットカード「リボ・分割・ボーナス払い」 |
三菱UFJニコスカード | 楽Pay | 会員サイトにログインし、「登録型リボ楽Pay」の設定を解除 | 三菱UFJニコスカード「FAQ」 |
リボ払いを解除する方法について詳しくは、以下の記事でも解説しています。
リボ払いを解除してもそれ以前の支払いはリボ払いで行う必要がある
リボ払いの解除方法について説明しましたが、解除する際に注意すべき点があります。
それは、リボ払いの解除をしても、解除前の利用分の支払いはリボ払いで行う必要があるということ。基本的には、リボ払いの設定を解除しても、それまでの利用残高を完済するまでは、リボ払いを継続しなければなりません。
つまり、リボ払いを解除した翌月も、引き続きリボ払いをしなければならないケースがあるということです。
ただし、解除前の利用残高を、繰り上げ返済、または一括返済で支払えば、リボ払いによる手数料はかかりません。
繰り上げ返済、または一括返済への変更は、リボ払いの解除と同様、会員サイトから行うことがほとんどです。
詳しくは、各クレジットカード会社の公式ページをご覧ください。
リボ払いを繰り上げ返済する方法は以下の記事で詳しく解説しています。
リボ払いを一括返済する方法は以下の記事で詳しく解説しています。
勝手にリボ払いにならないために確認すべきポイント
そもそも、意図せずリボ払いを利用してしまう状態にならないためには、どうすればよいのでしょうか?
いくつか確認すべきポイントがありますので、以下で具体的に解説します。
- 申込時の支払い方法が自動リボ払いになっていないか
- 契約するカードがリボ専用カードでないか
- 利用明細に記載されている支払い方法がリボ払いになっていないか
申込時の支払い方法が自動リボ払いになっていないか
クレジットカードを新規に申し込む際、申し込みフォームの支払い方法の箇所が「自動リボ払い」になっていないか確認しておきましょう。
クレジットカードによっては、最初から「自動リボ払い」の箇所にチェックが入っている可能性もあります。その場合は、チェックを外すことを忘れないでください。
また、リボ払いの名称は、クレジットカード会社ごとに異なりますので、それと知らずに申し込まないよう注意しましょう。
- 三井住友カード:マイ・ペイすリボ
- 楽天カード:自動リボサービス
- PayPayカード:まるごとフラットリボ
- dカード:あとからリボ
申し込みするカードがリボ払い専用カードでないか
申し込みを検討しているクレジットカードが「リボ専用カード」でないか、確認しておきましょう。
以下は、主要なクレジットカード会社が発行しているリボ専用カードの例です。
- 三井住友カード:RevoStyle(リボスタイル)
- オリコカード:UPty(アプティ)
- JCBカード:JCB CARD R
- 三菱UFCニコス DCカード:Jizile(ジザイル)
リボ専用カードかどうか判断がつかない場合は、事前に申し込みを検討しているクレジットカード会社のWebサイトで確認しておきましょう。
なお、リボ専用カードの中には、1回払いができる通常のクレジットカードとあわせて発行されているものもあります。
もしリボ払い専用カードが不要であれば、通常のクレジットカードと間違えて利用してしまわないように、解約することも検討しましょう。
利用明細に記載されている支払い方法がリボ払いになっていないか
クレジットカードの利用明細に目を通し、支払い方法がリボ払いになっていないか確認しておきましょう。
通常、毎月クレジットカード会社から利用残高がメールで通知されます。メールに記載のリンクから会員サイトにアクセスし、Web明細を確認するとスムーズでしょう。
利用明細を確認した際に、以下のケースに該当する場合は、リボ払いを利用している可能性があります。
- カードの利用金額以外に手数料の記載がある
- カード利用額に比べ、請求金額が少ない
- カードを利用していないのに、請求金額があった
現在のクレジットカードの利用状況を把握するためにも、利用明細は定期的に確認しておくようにしましょう。
リボ払いの支払いが難しい場合は任意整理を検討
意図せずリボ払いを利用していると、知らぬ間に利用残高が膨らみ、後で支払いが難しくなるというケースも少なくありません。
リボ払いは一般的に金利が15.0%程度あり、比較的手数料が高くつく傾向があります。
たとえば、金利15.0%で利用残高10万円の場合、手数料は1,250円発生します。
そのため、「毎月一定額を支払っていても元金がほとんど減っていない」といった状態に置かれる可能性もあります。
リボ払いの利用上のリスクについて詳しくは、以下の記事で解説しています。
もし、今後の返済の見通しが立たない場合は、解決策として「任意整理」を検討する必要があります。
任意整理は、クレジットカード会社などの債権者と交渉し、将来利息や遅延損害金のカット、返済期間の延長に応じてもらうことで、借金を返済しやすくする方法です。
和解契約が成立すれば基本的に、元金のみを3~5年の分割払いで返済するかたちにできるため、リボ払いの利用でかさんでいた手数料を支払う必要がなくなります。
なお、任意整理は、借金を減額または免除してもらう債務整理の手続きのひとつです。
債務整理には、任意整理のほかに、個人再生や自己破産といった方法があり、債務者(お金を借りた人)の借金総額や収入、資産の状況によって、どれを選ぶべきかは異なります。
債務整理は借金を減額または免除してもらうことができる一方で、信用情報機関に事故情報が登録される(いわゆる「ブラックリスト」に載る状態)というデメリットがあります。
事故情報が登録されると、借金の完済後、最低でも5年間はクレジットカードの利用(継続利用、新規契約のいずれも)ができなくなります。
その他にも、生活に以下のような影響があります。
- 住宅ローンや車のローン・キャッシングなど新たな借り入れができない
- 賃貸契約ができない場合がある
- 携帯電話端末の分割購入ができない場合がある
- ローンや奨学金などの保証人になれない
ブラックリストについては以下の記事で詳しく解説しています。
債務整理のメリット・デメリットについて詳しくは、以下の記事で解説しています。
任意整理すべきか迷う場合は弁護士法人・響にご相談ください
任意整理をすべきか迷う場合は、弁護士法人・響にご相談ください。
ご相談者様のリボ払いの利用状況、返済総額、現在の収入などを加味し、最適な解決方法をご提案いたします。
また、任意整理をご依頼いただいた場合は、リボ払いを利用されているクレジットカード会社との交渉もお任せいただけます。
任意整理の交渉を法律の専門家である弁護士が代理することで、手続きがスムーズに進むだけでなく、有利な条件で和解契約を締結できる可能性もあります。
以下は、任意整理をご依頼いただいた場合の、解決までの流れのイメージです。
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- 意図せずリボ払いを利用してしまうケースとして、以下が考えられます。
・申込時に自動リボ払いにチェックをしていた
・参加条件が自動リボ払いのキャンペーンに申し込んだ
・一定の利用額を超えるとリボ払いになる設定にした
・リボ払い専用カードを申し込んだ - リボ払いを解除したい場合は、クレジットカード会社の会員サイトから変更できます。
- ただし、解除する前にリボ払いで利用した分については、その後もリボ払いする必要があります。
- リボ払いによって利用残高が膨らみ、支払いが難しくなった場合は、任意整理という方法で解決を図ることもできます。
- 任意整理をすべきか判断がつかない場合は一度、弁護士法人・響にご相談ください。24時間365日、無料でご相談を受け付けています。
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