「借金額が400万円に…これってやばいのかな?」
「400万円の借金ってどう返せばいいんだろう?」
借金400万円が、自分にとって返済が難しいかは、毎月以下のような額の返済ができているのかどうかが一つの判断基準です。
- 消費者金融からの借金の場合:8万2,772円(年利8%、5年で完済する場合)
- 奨学金の場合:1万7,594円(年利0.5%、20年で完済する場合)
- 車のローンの場合:7万5,043円(年利4%、5年で完済する場合)
また、何とか返済はできているものの収支の面で厳しくなっている場合についても、返済が難しくなってきているといえるでしょう。
借金400万円をうまく自力返済する方法としては、以下のような方法が考えられます。
- 収支と返済計画の見直し
- 繰り上げ返済
- 低金利ローンへの借り換え・おまとめローンの利用
- 過払い金返還請求
- 債務整理
このうち、債務整理は、現状では自力返済が難しい場合の選択肢であり「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった方法があります。
どの方法をとるかの判断は難しいケースも多いため、借金の返済が苦しくなったら、まずは弁護士事務所の無料相談を利用するのも一つの手だといえるでしょう。
借金が400万円を超えた場合の返済方法について、解説します。
相談無料 全国対応 24時間受付対応
- 月々の返済額を5万→2万へ減額できた事例あり
- 今お金がなくても依頼可能!
- 相談は何度でも無料
- 最短即日!返済ストップ
目次
弁護士に相談するのは迷う…という方は、まずは「借金減額診断」を使って借金を減額できるか診断してみましょう。
たった3問の質問に答えるだけですし、診断は無料でできます。
借金、減らせる?30秒で借金減額診断する
借金400万円はやばい?余裕?借入先ごとにシミュレーション
借金400万円の返済中で、月の返済額が以下のような額を下回っている場合、状況は厳しいといえるかもしれません。
- 消費者金融からの借金の場合
:8万2,772円(年利8%、5年で完済する場合) - 奨学金の場合
:1万7,594円(年利0.5%、20年で完済する場合) - 車のローンの場合
:7万5,043円(年利4%、5年で完済する場合)
それぞれについて解説します。
※ 返済金額はみずほ銀行「カードローン 返済回数シミュレーション」で計算しています。
※ 概算のため、実際の返済額や返済期間と異なる場合があります。
消費者金融からの借金の場合
消費者金融1社から400万円を借り入れている場合、年利は7〜8%前後となり、返済期間はおよそ5年をめどにすることが多いといえます。
年利8%で借りた400万円を5年で返済する場合、毎月の返済額と利息総額、返済総額は以下のようになります。
- 毎月の返済額:8万2,772円
- 利息額の合計:88万3,560円
- 返済総額:488万3,560円
月の返済額が上記金額を下回っていると、厳しい状況といえるでしょう。
返済額の大部分、もしくは全額が利息の支払いに回ってしまって借金の元金が減らず、返済が一向に終わらない可能性があるためです。
複数社から400万円を借り入れている場合
複数の消費者金融から借り入れ、合わせて400万円の借金になっている場合、それぞれの借金の金利が高くなる傾向があるため、毎月の返済額および返済総額も高くなることが多いでしょう。
たとえば、1社から100万円借り入れている場合、年利15%程度になるケースがあります。
4社から100万円ずつ借り入れ、すべての年利が15%だった場合、返済額と利息額、返済総額の概算は以下のとおりです。
- 毎月の返済額:9万7,448円
- 利息額の合計:174万9,220円
- 返済総額:574万9,220円
このように、複数の借入先がある場合は利息分で支払額が増えている可能性があります。
奨学金の場合
奨学金は通常の借入れよりもかなり年利が低く設定されており、完済までの年数も長く見て返済計画を立てるのが一般的です。
年利0.5%の400万円の奨学金を20年間で返済する場合、毎月の返済額と利息総額、返済総額は以下のようになります。
- 毎月の返済額:1万7,594円
- 利息額の合計:20万4,933円
- 返済総額:420万4,933円
上記の額の返済が厳しい場合は、返済計画の見直しをすべき状況といえるでしょう。
日本学生支援機構の奨学金は、市場金利にかかわらず、年利の上限は3.0%です。
利率の算定方法には以下の2つがあり、奨学金申込時に選択します(ただし、貸与期間中に一度だけ変更可能)。
- 利率固定方式:貸与終了時(大学卒業まで借りれば、卒業時)に貸与利率が決定し、返還終了まで固定利率として適用されます。
- 利率見直し方式:貸与終了時に貸与利率が決定し、おおむね5年ごとに利率は見直されます。基本的には、市場金利と連動する形で、利率も変動します。
令和4年度7月に貸与終了した利用者の貸与利率は、基本月額(※)の場合で、利率固定方式が年利0.437%、利率見直し方式が0.009%となっています。
(※)大学の場合、月額2〜12万円(1万円単位)が貸与の基本月額。他に、学部によっては増額が可能。
車のローンの場合
車のローンの年利は、購入した車の種類やローンの種類によりますが、3〜8%のことが多いでしょう。
車の買い替え時期も考慮し、5年間でローンを組むケースが多いようです。
年利4%で400万円、5年間の車のローンを組んだ場合、毎月の返済額と利息総額、返済総額は以下のようになります。
- 毎月の返済額:7万5,043円
- 利息額の合計:42万7,540円
- 返済総額:442万7,540円
上記の額の返済ができていない場合、厳しくなっている場合は、自動車の売却を含めた状況の見直しが必要といえるでしょう。
借金返済シミュレーションで月々の返済金額・返済期間を算出したい方は、以下の記事をご覧ください。
借金400万円の返済がやばいときの返済方法とは
「借金400万円の返済が難しい」と感じたときは、以下の方法を考えてみましょう。
- 収支と返済計画を見直す
- 臨時収入などがあった場合は繰り上げ返済をする
- 低金利のローンに借り換える
- 複数社から借り入れていたらおまとめローンの利用を検討
- 過払い金返還請求を検討する
- 自力での返済が難しいなら債務整理を検討
それぞれについて解説します。
収支と返済計画を見直す
400万円の借金の返済に漠然とした不安や苦しさを感じている場合、まずは収支状況を洗い出し、必要があれば返済計画を立て直しましょう。
下記のような順番で見直しを進めてみることをおすすめします。
- 借入れと返済の現状把握
- 収支の見直し
- 債権者との交渉
借入れと返済の現状把握
まずは、「現在いくら借りていて」「いくら返しているのか」「返済分の利息はいくらなのか」を可視化してみましょう。
特に、複数の金融業者から借り入れている場合は、すべてをきちんと把握できていないことも少なくありません。
利息分の支払いが月の返済分のどれくらいを占めているかなどを把握し、あらためて表などにまとめると、今後の対処法を考えやすくなります。
現在の借入金額や年利がわからない場合は、自分が借り入れている金融業者の会員ページから確認してみましょう。
借入先がわからない場合は、「信用情報機関」に情報開示依頼をすると確認できます。
収支の見直し
現状がつかめたら、毎月の生活の収支を洗い出してみましょう。
携帯電話料金やサブスク利用代金などの固定費を中心に支出を見直し、抑えられる費用はないか、いくらなら返済に回せるかを検討しましょう。
返済計画の見直し方については、以下の記事で詳しく解説しています。
債権者との交渉
1ヶ月に支払える額が見えたら、あらためて金利や返済期間と照らし合わせ、無理のない返済計画を立てて、債権者と交渉しましょう。
交渉に対応してくれるかは債権者次第ではありますが、現実的なプランであれば、月々の返済額や返済期間を変更してくれることがあります。
なお、奨学金の返済に困っている場合は各種制度が使えるケースもあります。(詳しくは後述)
臨時収入などがあった場合は繰り上げ返済をする
ボーナスの支給など臨時収入があった際は、繰り上げ返済を行うことで、返済期間の短縮と利息分の返済の負担軽減が期待できます。
繰り上げ返済とは、通常の返済とは別に追加で返済する方法で、通常の返済と異なり、返済額がすべて元金の返済に充てられます。
結果として、返済期間が短縮され、支払利息も軽減されることになります。

注意点としては、繰り上げ返済は、総返済額が減額となるという点で負担軽減となりますが、毎月の返済額は基本的に変わらないことが挙げられます(※)。
したがって、毎月の返済が厳しい場合は、効果的とはいえないでしょう。
また、繰り上げ返済を行う際、金融機関によっては別途手数料が発生する場合があります。
※ 繰り上げ返済には、毎月の返済額を減額する「返済額軽減型」という方法もありますが、これを選択できるのはおもに住宅ローンの場合です。
低金利のローンに借り換える
上のシミュレーションでわかるように、借金400万円の返済が難しくなる要因の一つは利息です。
金利が低ければ利息が下がり、支払総額も減るので、金利の低いローンに借り換えるのも打開策の一つといえます。

ただし、すでに収支が釣り合っていない場合はローンの審査に通らず、借り換え自体ができないことも少なくありません。
また、借金を借金で返しても当然ながら借入額自体は減らないので、根本的解決とはなりません。
そのため、すでに返済に苦しんでいる人は慎重な検討が必要です。
借金の借り換えについては以下の記事で詳しく解説しています。
複数社から借り入れていたらおまとめローンの利用を検討
借入先が複数ある場合は、金利が低い「おまとめローン」を利用することで、利息分の支払いを抑えられる可能性があります。
おまとめローンとは、返済先を一つにまとめる借り換えサービスの通称です。
借入額が大きいほど利息制限法で定められた上限金利が低くなるため、一本化して一社の借金額を大きくする方が金利が低くなる可能性があるといえるでしょう。
また、おまとめローンで借入先が一つになることで、借金の管理がしやすくなるというメリットもあります。

ただし、借り換えの場合と同様、すでにある借金の返済で収支のバランスが崩れている場合などは、おまとめローンの審査に通らないケースも少なくありません。
また、おまとめローンを利用する際に月の返済額を少なく設定した場合、支払利息が結局増えてしまうという事象も起きるため、利用の際は月ごとの設定額をよく検討しましょう。
おまとめローンについては、以下の記事で詳しく解説しています。
過払い金返還請求を検討する
返済してきた借金に過払い金があれば、過払い金返還請求を行うことでお金を取り戻したり、借金と相殺したりすることが可能かもしれません。
過払い金が発生しているかもしれない条件は、以下のとおりです。
- 2010年6月17日以前に消費者金融やクレジットカード会社から借り入れていた(キャッシング利用があった)
- 借金の最終返済日から10年経過していない
ただ、過払い金の発生条件についての判断や計算、請求手続きは複雑なこともあるので、思い当たる借入れがある人は、弁護士などの法律の専門家に相談してみるのがよいでしょう。

過払い金とは「払う必要のなかった利息」です。
2010年以前、利息の上限を定めた法律である「利息制限法」と「出資法」で上限金利が異なり、消費者金融やクレジットカード会社は出資法の上限金利である年29.2%に近い金利で貸付けを行っていました。
利息制限法と出資法の上限金利の差分に当たる金利は「グレーゾーン金利」と呼ばれています。
過払金請求に関する一連の判例、裁判例の推移の中で、2006年に最高裁でグレーゾーン金利での返済を事実上違法・無効とするという判決が下ったことで、適切な手続きを行えば、過払い金が返還されるようになりました。
2010年には出資法も改正されたため、以降過払い金は発生していません。
過払い金については、以下の記事で詳しく解説しています。
自力返済が難しいなら債務整理を検討する
ここまで解説してきた返済方法をとれない、もしくはこうした方法をとっても返済のめどが立たない場合は、債務整理を検討するのがよいかもしれません。
債務整理とは正当に借金を減額・免除する手段で、おもに「任意整理」「個人再生」「自己破産」などの方法があります。
次の項目で詳しく解説します。
債務整理については、以下の記事で詳しく解説しています。
債務整理は自力で返せなくなった借金の問題を解決する方法
債務整理の方法には、おもに以下の3つがあります。
- 任意整理:債権者(お金を貸した側)との交渉を通じて、将来利息(これから支払う利息)などのカット・減額を目指す方法
- 個人再生:裁判所に再生計画を認可してもらうことで、借金を5分の1~10分の1程度に減額してもらえる可能性のある方法
- 自己破産:裁判所に返済不能であることを申し立て、原則、すべての借金の支払いを免除してもらう方法
ただし、3つの方法に共通するデメリットとして、「信用情報機関に事故情報が登録される(いわゆるブラックリストに載る状態)」というものがあります。
事故情報が登録されている期間(5~10年程度)は、ローンやクレジットカードの利用、契約などができなくなります。
また、支払いが滞っている税金、養育費、罰金などは原則減額等ができません。
次の項から、それぞれの方法について解説します。
任意整理は将来利息などをカットして返済プランを立て直す方法
任意整理とは、債権者との直接交渉を通して、借金の将来利息のカットなどを目指す債務整理の方法です。
任意整理のメリット、デメリットは、それぞれ以下のようなものが考えられます。
- 将来利息を減額、カットし、3〜5年で分割返済できる
- 過払い金があれば元金も減額できる
- 督促や取り立てがストップする
- 対象とする借金を選べる
- 比較的家族や会社にバレにくい
- 家や車などの財産を残せる
- 原則として、返済総額それ自体の減額はできない(減額されるのは上記過払い金が生じたときのみ)
- 保証人付きの借金を任意整理すると、保証人は一括請求を迫られる
他の債務整理の手段と比べると、財産や周囲への影響を抑えやすいので、ある程度収入がある場合は最初に検討する選択肢となることも多いでしょう。
推定で年間200万人が利用しているともいわれています。
任意整理については、以下の記事で詳しく解説しています。
個人再生は借金を大幅減額しながら家を残せる
個人再生とは、返済不能であることを裁判所に申し立て、認可を受けることで借金を大幅に減額してもらえる可能性のある方法です。
個人再生のメリット、デメリットは、それぞれ以下のようなものが考えられます。
- 減額(圧縮)できる金額が大きい
- 原則3年(最長5年)での分割返済が可能
- 住宅ローンを滞納していなければ、住宅ローン特則(住宅資金特別条項)を使えば住宅ローンの残る家を手元に残せる
- ローンの残っていない車であれば手元に残せる可能性がある
- 給与などの差押えを停止できる
- ギャンブルや浪費が原因でも借金の減額が可能
- 借金額が100万円以下になることはない
- 定期的、継続的な収入がないと個人再生の利用は難しい
- 国の機関紙である「官報」に住所、氏名が載る
- 保証人がいる場合は一括請求を迫られる
- 手続きが複雑で所要期間も長い

個人再生については、以下の記事で詳しく解説しています。
自己破産なら借金を原則全額支払い免除できる
自己破産とは、裁判所に返済不能を申し立てて認めてもらうことで、一部の支払い(非免責債権)を除いたすべての借金の支払い免除(免責)を認めてもらう方法です。
自己破産は、他の債務整理の方法と比べて借金の減額幅が大きいことがメリットです。
一方、以下のようなデメリットが考えられます。
- 20万円以上の価値がある家や車など高額の財産を失う
- 国の機関紙である「官報」に住所、氏名が載る
- 手続き中は、職業や資格に制限がかかる
- 保証人は一括請求を迫られる
- 引っ越しや海外渡航、旅行に際して裁判所の許可が必要となる(手続き中のみ)
- 「免責不許可事由」に該当すると、自己破産が認められない可能性もある
上記のうち、最後に挙げた「免責不許可事由」とは、当てはまると免責許可が下りない可能性があると破産法に定められている事項です。
おもに、以下のようなものがあります。
- 浪費または賭博などの射幸行為(ギャンブル、株、FXなど)が原因で借り入れを行った場合
- 返済できないとわかっていて借入れを行っていた場合
- 過去7年以内に自己破産による免責を受けている場合
なお実際には、これらの事柄があっても免責を認められる制度(裁量免責)もあるため、弁護士などの法律の専門家と事前に確認することをおすすめします。
自己破産については、以下の記事で詳しく解説しています。
400万円以上の借金を債務整理で解決した人の体験談
- 性別・年齢:女性・当時30代
- 借入先:クレジットカード会社など計5社
- 借金総額:約420万円
- 利用した債務整理の方法:任意整理
- 借金総額:約420万円→約370万円
- 月の返済額:約14万円→約5.4万円
夢だった美容系の事業を立ち上げたのですが、なかなか経営が軌道に乗らず、支払いができない日々が続きました。
アルバイトと両立していて、月の収入は30万程度ありましたが、開業資金や毎月の返済もあるので、どんどん借金は膨らみ、あっという間に返済総額は420万円になりました。
やむを得ず店をたたむことにしましたが、借金をなんとかしなければという不安に押しつぶされそうでした。
ネットの検索で知った響さんの弁護士に相談し、任意整理をお願いすると、返済総額が420万円⇒370万円、月の返済額は14万円⇒5.4万円にまで減額できました。
クレジットカード会社から督促が来ており、それが苦痛でしかたがなかったので、任意整理をして督促がストップしたことが一番精神的に助かりました。
今は、アルバイトで稼いだお金でなんとか返済しつつ生活ができています。
自分の夢を続けることはできませんでしたが、任意整理をきっかけに新しいスタートが切れたと思うと、気持ちがスッキリしています。
借金の返済に困ったらまずは弁護士に気軽に相談しよう
400万円の借金の返済に困ったら、債務整理が選択肢に入ることもあります。
しかし、自分の場合はどの方法を選ぶべきか、何から始めるべきか、わからないことも多いはずです。
そのような場合は、弁護士に相談してみましょう。
弁護士に相談することのメリットとしては、以下のようなものが考えられます。
- 専門家として状況に合わせた借金問題の解決方法を提案してくれる
- 依頼を受けたときに発送する「受任通知」で督促や取り立てを止められる(貸金業法第21条)
- 代理人になってくれるので、裁判所を通す手続きでも書類準備等の多くを任せられる
なお、借金について司法書士に相談するという方法もありますが、司法書士は法律の制限によって債権者1社につき140万円以上の借金の案件を扱うことができません。
また、司法書士は基本的に訴訟上の代理人になれないため、裁判所を通す手続きの多くを自分で行う必要があります。
そのため、400万円の借金がある場合は、弁護士に相談するのがスムーズなことが多いといえるでしょう。
相談料が無料の弁護士事務所もあるので、まずは気軽に相談してみましょう。
400万円の借金についてよくある質問
400万円の借金で困っている人からのよくある質問を紹介します。
奨学金400万円が返せない…どうすればいい?
奨学金の返済が難しくなった場合、まずは借入先に相談しましょう。
たとえば、借入先が日本学生支援機構であれば、以下のような制度を使える可能性があります。
- 減額返還制度:毎月の返還額を減額する制度
- 返還期限猶予:ある程度の期間返済を待ってもらう制度
- 返還免除:事故や病気が原因で精神または身体に障害を抱え、働けなくなってしまった場合に、未済額の全部または一部の返済が免除される制度
なお、上で解説したとおり奨学金の返済における年利は1%以下であることが多いため、利息をカットする任意整理を行ってもほとんど意味がないといえます。
債務整理で奨学金の返済をなくしたり減らしたりする場合、個人再生や自己破産が選択肢になるでしょう。
奨学金返済については、以下の記事で詳しく解説しています。
借金が400万あるけど、住宅ローンや自動車ローンは組める?
借金があると住宅ローンや自動車ローンの審査で不利になる傾向はありますが、ローンが全く組めなくなるわけではありません。
返済負担率(年収に占めるローンの年間返済額の割合のこと)が一般的に25~35%に収まっているとローンの審査に通過しやすくなるといわれています。
ローンの審査が不安な場合、自動車ローンと住宅ローンで以下のような対策が考えられるでしょう。
自動車ローンの場合
- 頭金を多めに用意する
- ディーラーローンを検討する
住宅ローンの場合
- 頭金を多めに用意する
- できるだけ長期のローンを組む
なお、これらの方法は確実にローン審査に通るための方法ではないので、ご注意ください。
また、返済の長期滞納や債務整理で信用情報機関に事故情報が登録されてしまっている場合は基本的にローン審査には通らないので、この点にも注意するようにしましょう。
債務整理後の住宅ローンについては以下の記事で詳しく解説しています。
旦那に借金が400万円あることがわかった!離婚できる?
配偶者の借金を理由に離婚することは可能なことは少なくないといえるでしょう。
また、離婚後は、相手の借金の影響を受けることは原則ないといえます。
ただし、中には借金を理由に離婚することは難しいケースもあります。
離婚が難しければ、債務整理で返済負担を軽くしながら婚姻関係を維持する方法もあるといえるでしょう。
配偶者の借金を理由にした離婚については、以下の記事で詳しく解説しています。
- 借金が400万円となると、支払う利息がかなり多くなります。
特に消費者金融からの借入れの場合や、複数の金融機関から少しずつ借りている場合、上限金利が高めとなるため、利息が原因で返済が難しくなっていることもあるでしょう。 - 借金400万円の返済方法としては、以下のようなものが考えられるでしょう。
・収支と返済計画を見直す
・繰り上げ返済をする
・低金利ローンへの借り換えを検討する
・おまとめローンの利用を検討する
・過払い金返還請求を検討する
・債務整理を検討する - 債務整理は法律に基づいた手続きや交渉を通して借金問題を解決する方法です。現状での自力返済が難しい場合に有効といえるでしょう。
・任意整理:債権者との交渉を通し、将来利息などをカットしたうえで返済プランを立て直す方法
・個人再生:裁判所に再生計画を認めてもらい、家を残しながら借金の大幅減額を図る方法
・自己破産:裁判所に借金の全額免除(免責)を認めてもらう方法 - 「返済はたしかにつらいけど、借金400万円がなんとかできるかわからない」という場合、弁護士事務所の無料相談を利用してみましょう。
現状に合わせた的確なアドバイスをしてもらえるはずです。
相談無料 全国対応 24時間受付対応
- 月々の返済額を5万→2万へ減額できた事例あり
- 今お金がなくても依頼可能!
- 相談は何度でも無料
- 最短即日!返済ストップ