借金地獄の生活から抜け出す方法とは?借金まみれの末路や実話を紹介

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借金地獄から抜け出したい…
借金まみれでどうすればいいかわからない…

借金地獄だと感じるのは、ほとんど利息のみの返済になっている、返済のために借金を繰り返しているという状況が原因でしょう。

借金まみれの状況を抜け出す方法の1つに、任意整理があります。
任意整理を行うと、弁護士などが貸金業者と交渉することで将来利息のカットが望めるため、月々の返済額を減らせる可能性があります

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目次

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この記事では、借金地獄とはどういう状態か、なぜ借金地獄に陥ってしまうのか、放置しているとどうなってしまうのかを解説していきます。

また、借金地獄から脱した実例を交えながら、借金地獄から抜け出す手立てである「債務整理」についても紹介します。
注意点もあわせて解説するので、借金に悩んでいる方は参考にしてみてください。

借金地獄はどんな状態?借金まみれに陥る典型的な状況3つ

借金地獄とは、一般的に借金を返しても返しても減らない」「雪だるま式に借金が膨れ上がっていく」といった状態を指します。
以下で紹介するような状態になっていると、借金地獄に陥っているといえるでしょう。

多重債務で返済のために他社から借り入れをしている状態

借金返済のために、別の金融機関から新たに借金を繰り返しているような状態は借金地獄といえるでしょう

例えば、消費者金融A社から50万円を借りている状態で、月々4万円の返済が難しくなり、その返済のためにB社から新たに4万円を借りるような場合です。
A社に4万円を返済しても、実際には利息分が引かれるため、A社の借金元金が4万円減るわけではありません。
さらにB社から借り入れた4万円にも利息が加算されるため、借金の総額は増えていくことになるのです。

このように、借金返済のために他社から新たに借り入れを行うと、借金が増える悪循環に陥ってしまいます。

毎月の返済額の利息分が多く元金がなかなか減らない状態

毎月返済をしていても、ほぼ利息分の支払いに充てられて元金があまり減っていない場合もあります

〈返済の例〉

  • 年18.0%の金利で80万円の借り入れ
  • 月々2万1000円返済の場合
  • 1ヶ月目の利息額は80万円×18.0%÷365日×30日=1万1,836円です。

元金の返済返済に充てられるのは2万1,000円から1万1,836円を引いた9,164円となります。
この場合は、返済額の半分以上が利息となり、借金額がなかなか減っていかないのです。

借金額が年収の1/3を超えている

一般的に借金総額が年収の1/3を超えると、返済能力を超えて自力での完済は難しいといわれています。

例えば年収420万円の方の借金総額が140万円を超えると、借金地獄に陥っているといえそうです。
本来は「総量規制」という貸金業法に基づくルールによって、年収の1/3を超える貸付けは規制されています。
しかし銀行などの貸付けは総量規制の対象外となっているため、知らぬ間に年収の1/3を超えてしまっているケースもあるのです。

用語集 総量規制とは?

借り手が返済期間内に完済することが難しい「返済能力を超える貸付け」は禁止されています。
これを判断する基準として「借入残高が年収の3分の1を超える」こととされ、規制されています。
総量規制の対象となるのは消費者金融やクレジットカード会社などの「貸金業者」の貸付けです。
銀行や信用金庫などのローンや、総量規制の対象にはなりません。

総量規制とは

出典:日本貸金業協会「借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】」より作図

金融庁などの調査によると、貸金業者​3社以上からの借り入れがある人は、2021年3月末時点で全国に約114万人いるそうです。
借金地獄は、多くの人の身に起きている問題だといえます。

【参考】金融庁/消費者庁/厚生労働省(自殺対策推進室)/法務省「多重債務者対策をめぐる現状及び施策の動向

借金地獄や借金まみれの状況に陥る原因とは?

借金地獄に陥る原因はさまざまですが、例として次のようなものが考えられます。

  • 生活費の不足
  • 医療費や介護費による困窮
  • 新型コロナウイルス感染症の影響による収入減少
  • 浪費
  • 奨学金の返済
  • パチンコ、競馬、競艇、オンラインカジノ(オンカジ)などのギャンブル
  • FX、不動産、仮想通貨などへの投資
  • 結婚式などの冠婚葬祭費用

金融庁などの調査によると、多重債務者の相談理由としては「低収入・収入の減少」がもっとも多いという結果が出ました。
「商品・サービス購入」という浪費と思われる回答も多いことがわかります。
しかし同時に「その他」の回答も目立っていることから、借金地獄の背景は人によってさまざまだといえそうです。

多重債務相談の概況

出典:金融庁/消費者庁/厚生労働省(自殺対策推進室)/法務省「多重債務者対策をめぐる現状及び施策の動向」より作図

以下でよくある原因についてくわしく見ていきましょう。

fx・仮想通貨・株式・不動産投資での失敗

fx・仮想通貨・不動産・株式などの投資で失敗して借金を抱え、支払いが厳しい状況になるというケースもあります。

投資には正しい知識が必要であり、知識がないまま投資をしてしまうと損失を被る可能性が高いだけでなく、投資詐欺などに遭って多額の借金を抱えてしまうということもあり得ます

金融庁によると、投資商品に関する相談は増加傾向にあるとのことで、投資に関連するトラブルは増えてきていると言えるでしょう。

参考:「金融サービス利用者相談室」における相談等の受付状況等(期間:令和3年10月1日~同年12月31日)

パチンコ・競馬・競艇・オンラインカジノなどのギャンブル依存

パチンコやオンラインカジノといったギャンブルが原因で借金を抱え、支払いが厳しくなるケースもあります。

ギャンブルが原因で日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、やめることができない状態である場合、ギャンブル等依存症の可能性もあります

消費者庁によると、ギャンブル等依存症とは、ギャンブル等にのめり込んでコントロールができなくなる精神疾患の一つとされています。

ギャンブル癖のある人は、次のような特徴を持っています。

  • 掛け金がどんどん増えていく
  • ギャンブルをやめると、イライラや不眠、発汗などの症状があらわれる
  • ギャンブルをするために借金をしたり、嘘をついたりする

借金への依存については以下の記事でも詳しく解説しています。
借金依存症の特徴は?ギャンブル、買い物癖を治すためにできること

減収による生活費の不足

離職などが原因で収入が減ったため、生活費を補うために借金をする、というケースもあります。

もちろん、これまでよりも節約して生活をすれば借金をしないで済みますが、なかなか今までの生活スタイルを変えられない、といった人もいます。

すぐ収入がもとに戻れば借金を返済できるかもしれませんが、借金頼みの生活が長期間続くようだと、借金はどんどん膨れ上がっていきます

女性が借金地獄や借金まみれに陥る原因とは?

女性の借金には、次のような理由が多いです。

  • 急な交際費や催事などの出費で生活費が足りなくなった
  • 流行の美容・ファッションなどに人一倍こだわりがあった
  • 結婚や出産に伴い何かと出費がかさんだ
  • 子供の将来のため、養育・教育に投資をしたかった
  • 自分または家族の療養費が必要になった

また、女性が借金をしてしまうのは、男性との年収の違いも考えられるかもしれません。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、2021 年の女性の一般労働者の平均所定内給与は月 25.4 万円で、男性の 33.7 万円の 75.2%にとどまっています

参考:令和3年賃金構造基本統計調査の概況 - 厚生労働省

借金地獄や借金まみれの末路はどうなる?滞納したときのリスクを解説

借金地獄から抜け出せずに支払いの遅延や滞納が重なっていった場合、次のような危険性が考えられます。

  • 滞納することで「遅延損害金」が発生して返済額が増える
  • 信用情報に事故情報が載り(いわゆる「ブラックリストに載る」状態)、新規借り入れやクレジットカードの利用が不可能に
  • 「支払督促」が届いて裁判・差押えもありえる

それぞれの詳細については、次の項目から解説していきます。

借金の滞納時の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。
借金を返せない末路はどうなる?返済できない時の対処法と相談先

滞納直後から遅延損害金が発生して返済額が増える

返済期日から1日でも支払いが遅れると、「遅延損害金」が発生します。
返済期日以降は利息が増えることはありませんが、さらに金利の高い遅延損害金が加算されることになるため、返済額はさらに増えていきます。

用語集 遅延損害金とは?

返済期日を守らなかったことに対する損害賠償金。「延滞利息」「遅延利息」と呼ばれることもあります。

遅延損害金

〈遅延損害金の計算のしかた〉
遅延損害金=滞納金額×遅延損害金利率(年率)÷365日×滞納日数

金融機関の多くで、遅延損害金の利率は通常利率より高く設定されています
そのため、支払いが遅れるほど、借金の返済額がどんどん増えていってしまうのです。
以下の表はその一例です。

〈遅延損害金の利率の例〉
消費者金融名 遅延損害金利率(年率) 貸付利率(年率)
アイフル 20.0% 3.0%~18.0%
アコム 20.0% 3.0%~18.0%
プロミス 20.0% 4.5%~17.8%

遅延損害金については、以下の記事で詳細に解説しています。
遅延損害金とは?上限利率と計算方法、免除される方法を徹底解説

信用情報に事故情報が載りクレジットカードの利用や新規借り入れが不可能になる

一般的に返済期日から2ヶ月以上滞納すると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます
いわゆる「ブラックリストに載る」と呼ばれる状態です。

用語集 信用情報機関とは?

信用情報とは、個人の支払い能力を判断するための情報を指します。
この信用情報を照会し、貸付けやクレジットカード、ローンなどの審査を行うのが信用情報機関です。日本の信用情報機関は、以下の3つが挙げられます。

信用情報機関に事故情報が登録されている期間中は、次のような影響が考えられます。

  • 金融機関での新規借り入れができなくなる
  • クレジットカードの利用・新規契約ができなくなる
  • 保証人・連帯保証人になれなくなる
  • スマートフォン・携帯電話端末の分割購入ができないことがある
  • 賃貸住宅の契約ができない場合がある

信用情報機関への事故情報の登録期間は、借金の完済日などから5年程度とされています。

裁判所から支払督促が届いて財産の差押えになることもある

借金返済の滞納期間が2ヶ月以上になり、債権者からの連絡にも対応しないでいると、裁判所から「支払督促」と呼ばれる文書が送られてくる場合があります
「支払督促」は通常の督促状とは異なり、裁判所を通じて支払いを命じる督促のことです。
これは「特別送達」という特殊な書留郵便で送られてくるため、家族などにも気づかれやすいといえます。
文書には、原則として、遅延損害金を含めた残高の一括返済を求める内容が記載されているでしょう。

この時点で返済を行えば解決となり、財産の差押えなどには至りません。
しかし、支払督促を受領後2週間以上無視していると、次に裁判所から「仮執行宣言付支払督促」と呼ばれる書類が送られてきます
こうなると、最短2週間を目処に差押えの強制執行を受ける可能性があるので注意しましょう。
「仮執行宣言付支払督促」が届いてから2週間以内に異議申立てをしなければ、財産差押えの強制執行となる可能性があります。

おもに差押えの対象となるのは、給与や預貯金です。
こうなると勤務先には「債権差押通知書」という書類が届くため、借金や差押えの事実がバレてしまいます

〈支払督促を悪用した架空請求に注意〉
支払督促の手続きを悪用した「架空請求」を行う事件も発生しています。
架空請求であっても正規の支払督促ならば、2週間以内に異議の申立てをしないと、差押えの強制執行を受けてしまうことがあります。
身に覚えがない支払督促を受けた場合は、速やかに裁判所に異議申立てをしてください。
参考:法務省 督促手続・少額訴訟手続を悪用した架空請求にご注意ください

借金地獄や借金まみれの状況から抜け出した体験談!年代ごとに実話を紹介

借金地獄からは、収支のバランスが取れるようになれば、抜け出せることもあります
実際に借金まみれの状況から抜け出した方の事例を見てみましょう。

20代女性がクレジットカードでの浪費で借金をした例

■当初の借入状況(社名は伏せています)
クレジットカードA社 約130万円
クレジットカードB社 約50万円
クレジットカードC社 約90万円
合計 約270万円

この女性はショッピングなど日頃の浪費によって借金をつくり、夫とあわせて約270万円まで膨らんでしまいました。
しかし、ひと月の収入は自分の給料15万円と転職活動中の夫のアルバイト代5万円だけで、とても返済にまで手が回らなかったそうです。

弁護士法人・響に相談をした結果、「任意整理」という債務整理の方法を行うことに。
そして、以下のように返済総額と月々の返済額を減額することができました。

返済総額

約270万円⇒約220万円

月の返済額

約12万円⇒約4.6万円

「任意整理」によって借金返済の目処が立ち、夫にも生活費を入れてもらえるように話が進んでいるそうです。
夫や弁護士事務所の方々が味方になってくれていると思うだけでも、以前までのモヤモヤがなくなったように感じます」とおっしゃっています。
精神的な負担も軽減されたようです。

20代男性がギャンブルと浪費で借金をした例

■当初の借入状況(社名は伏せています)
A信販 約70万円
B信販 約55万円
C信販 約30万円
D信販 約30万円
E信販 約20万円
F信販 約40万円
G信販 約20万円
H会社 約25万円
I信販 約10万円
合計 約300万円

この方は、ギャンブルと趣味の自動車改造で浪費をしてしまい、借金を重ねてしまいました。
さらに、経営している事業の業績が悪化した際に借入れを増やしてしまったことで、毎月の返済額の支払いができない状況になってしまっていたそうです。

弁護士法人・響に相談をした結果、「任意整理」という債務整理の方法を行うことになりました。
そして、以下のように毎月の返済額を減額し、借金返済の目処を立てることができました。

月の返済額

約30万円⇒約6万円

この方は、ギャンブル、借金について奥様にも話せず、自営業であることもあいまって、任意整理前は不安で苦しい思いだったそうです。
月の返済額が大幅に下がり、自営業で波があるときも返済できるようになり、気持ちがだいぶ軽くなった」とおっしゃっています。

30代女性が事業経営がうまくいかず借金をした例

■当初の借入状況(社名は伏せています)
クレジットカードA社 約190万円
クレジットカードB社 約30万円
クレジットカードC社 約45万円
クレジットカードD社 約100万円
カードローンE社 約55万円
合計 約420万円

この女性は美容系の事業を立ち上げたものの、なかなか経営が軌道に乗らず、支払いができない日々が続きました。

アルバイトと両立しながら月の収入は30万程度ありましたが、開業資金や月の返済もあり、どんどん借金は膨らみ、あっという間に返済総額が420万円ほどになったということです。

弁護士法人・響に相談をした結果、「任意整理」という債務整理の方法を行うことにしました
そして、以下のように返済総額と月々の返済額を減額することができました。

返済総額

約420万円⇒約370万円

月の返済額

約14万円⇒約5.4万円

任意整理をしたことで、「苦痛で仕方がなかったクレジットカード会社からの督促がストップし、精神的に助かった」とおっしゃっています。

40代女性がショッピングへの依存で浪費し借金をした例

■当初の借入状況(社名は伏せています)
クレジットカードA社 約80万円
クレジットカードB社 約70万円
クレジットカードC社 約60万円
クレジットカードD社 約35万円
クレジットカードE社 約40万円
合計 約285万円

この女性は物を買わないと気がすまないほど買い物に依存しており、過去に精神科に通うほどでした。
当時の収入は月収(手取り)15万円ほどで、夫の手取りが35万円ほどだったそうです。

弁護士法人・響に相談、依頼し、「任意整理」という債務整理の方法をとることになりました。その結果、以下のように月々の返済額を減額できました。

月の返済額

約18万円⇒約5万円

「今では買い物衝動にもしっかりと向き合うことができていて、家族のためにお金を使えるようになった」とおっしゃっています。

50代男性が介護費とギャンブルでの浪費で借金をした例

■当初の借入状況(社名は伏せています)
A銀行 約180万円
B銀行 約25万円
C金融 約270万円
D信販 約90万円
E銀行 約100万円
F携帯会社 約100万円
G福祉協議会 約170万円
合計 約935万円

この方は、ギャンブル(オートレース)と浪費、さらに親御さんの介護費で借金額を増やしてしまいました。
不動産中古販売企業に勤めており、当初は収入が上がっていっていたので、返済への危機感は薄かったそうです。
しかし、コロナ禍で収入が減少、一気に返済ができない状態になってしまい「どうすればよいのか全くわからない状態」になってしまったとのことでした。

この方は、弁護士法人・響に相談をした結果、「個人再生」という債務整理の方法を行うことになりました。
そして、以下のように毎月の返済額を減額し、借金返済の目処を立てることができました。

返済総額

約935万円⇒約200万円

月の返済額

約25万円⇒約5.5万円

個人再生の後、この方は「返済額も借金も5分の1くらいになったので、生活を再建できた」と話されています。

60代男性がコロナ禍での収入減やリボ払いによって借金をした例

■当初の借入状況(社名は伏せています)
クレジットカードA社 約100万円
クレジットカードB社 約100万円
クレジットカードC社 約120万円
クレジットカードD社 約50万円
合計 約370万円

この男性は、車を購入した矢先に新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減ってしまいました。
また、リボ払いも利用していたため、返済額のほとんどが利息という状態が続いていたのです。

弁護士法人・響に相談、依頼し、「任意整理」という債務整理の方法をとることになりました。その結果、返済総額と月々の返済額を以下のように減らすことができたのです。

返済総額

約370万円⇒約300万円

月の返済額

約22万円⇒約5.2万円

この方は借金のことは家族に秘密にしているそうで、「任意整理」を行った後もこれまでどおりの生活を続けていくとのことでした。
返済額が減ったとはいえ、精神的にも苦しい返済は続きますが、これなら完済できそうでよかったです」とおっしゃっています。

借金地獄や借金まみれの生活からは債務整理で抜け出せる!債務整理の方法を3つ紹介

紹介した4つの体験談からもわかるように、借金地獄から抜け出す手段の一つとして「債務整理」という方法があります。

債務整理には

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

などの方法があります。
いずれの方法も、個人信用情報機関に事故情報が掲載される(ブラックリストに載る)ことになりますが、和解や完済から5〜10年程度で事故情報は抹消されます。

  • 任意整理
    裁判所を通さずに、それ以降の借金の返済方法について債権者(貸した側)と直接交渉をする解決方法。
    将来利息などをカットして、残債を3~5年程度の分割払いにできる可能性があります
    費用の目安:5〜15万円程度(債権者の数によって異なる)
  • 個人再生
    裁判所に申立て、再生計画の認可決定を受ける解決方法です。
    借金額が1/5〜1/10に減額される可能性があり、原則3年(最長5年)で返済していくことになります。
    費用の目安:50〜90万円程度
  • 自己破産
    裁判所に申立て、一部の債務を除き全ての借金の支払義務を免除(免責)してもらう解決方法です。
    費用の目安:50〜100万円程度

3つの中でも、「任意整理」は比較的利用しやすい方法といえます。
他の2つの方法と比べると費用が少ない、期間が短いケースが多い、借金の理由が問われない、自宅や車などの財産を残しやすいという特徴があるからです。
任意整理を利用している人は、推定で年間200万人程度いるようです。

債務整理については、以下の記事で詳しく解説しています。
債務整理とは?4種類のメリット・デメリットや費用を弁護士が解説

任意整理はfxやギャンブルなどが理由の借金でも利用できる

前述したとおり「任意整理」は債権者と直接交渉をして、以降の借金返済方法について和解する方法です。
メリットとして、次のことが挙げられます。

  • 借金理由は不問。FXや株式投資、ギャンブル、浪費などがきっかけの借金でも利用できる
  • 整理する対象となる借金を選べる。返済中の住宅ローンや車のローンを対象から外せば、車や家を手元に残しておくことが可能
  • 裁判所を介さないため、財産や仕事にも影響が出づらく、周囲に知られにくい
  • 手続きにかかる期間が3〜6ヶ月と、比較的短い

ただし「任意整理」を行う条件としては、次のようなものがあります。

  • 継続的に返済可能な収入があること
  • 返済の意思があること

このような条件が設けられているのは、「任意整理」は原則として3~5年で残債を完済することになるからです。

任意整理について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
任意整理とは?メリット・デメリットと生活への影響|経験者の声も

個人再生は借金の元金も減らすことができ自己破産は借金をなくせる

利息がなくなったとしても借金完済は到底できない」という場合は、「個人再生」や「自己破産」を選択することになります。
この2つは、元金を含む借金の減額や支払いの免除を裁判所に認めてもらう方法です。
そのため、「任意整理」よりもデメリットや制約は大きいといえます。

それぞれについて、表にまとめました。

個人再生 自己破産
財産の回収 場合による
特則を利用すれば、ローンがある住宅が残せる
あり
(一定額以上の財産は、処分、換価される)
職業の制限 なし あり
(手続中は、一定の資格者について就業制限を受ける)
借金理由 原則不問 問われる
(免責不許可事由*に当てはまるとできない可能性がある)
期間 申立てから1年〜1年半程度 申立てから3ヶ月〜1年程度
条件 ・借金総額(住宅ローンを除く)が5,000万円以下であること
返済の見込みがあること など
返済できない状態であること

*「免責不許可事由」には以下のような行為が含まれます。

  • ギャンブルや浪費、投資などで多額の借金をつくった。
  • 返済できない状態にあるのに、偽って借り入れを行った。
  • ヤミ金などで違法な高金利でお金を借り入れた。
  • クレジットカードで新幹線のチケットなどを購入し、すぐに売却して現金化した。

債務整理のどの方法が適しているかは、個々の状況によって変わってきます。
弁護士や司法書士などの専門家に借金額や現在の状況を詳細に伝え、一緒に決めていくとよいでしょう。

自己破産、個人再生については、以下の記事で詳しく解説しています。
債務整理とは?4種類のメリット・デメリットや費用を弁護士が解説

借金地獄や借金まみれの状況を抜け出すために注意すべきこと

借金地獄を抜け出すためには、次の3つの注意点が挙げられます。

  • 借金返済のために新たな借金をしない
  • おまとめローンは効果的でないことも
  • ヤミ金の利用は絶対に避けるべき

それぞれの注意点について、見ていきましょう。

借金の返済のために新たな借金をしない

冒頭でも述べたように、返済額が捻出できないからといって、他社から新たな借入れをして返済に充ててしまうと、借金地獄の状態を加速させることにつながります。

他社からの借り入れで一時的に返済できたとしても、その借り入れにも利息が加算されるため、借金の合計額が増えることになってしまいます。
返済のための借り入れを重ねれば、より深刻な多重債務状態になってしまい、悪循環に陥る可能性が高まってしまうのです。

借金地獄や借金まみれの状況ではおまとめローンは効果的でないことも

複数の借り入れをまとめる方法として金融機関の提供する「おまとめローン」というサービスがあります。
複数の金融機関から借り入れている借金を1つの会社にまとめることで、金利返済額を減額できる可能性がある、返済期日などを管理しやすいといったメリットが考えられます。

しかし借金地獄に陥っている場合は「おまとめローン」の利用は効果的ではない場合が多いでしょう。
次のような可能性が考えられるからです。

  • 審査に通るとは限らない
    借金を一本化するということは1社から大きな金額を借りることになるため、金融機関は慎重になり、審査が厳しくなりやすい傾向があります。
    借金地獄と感じられるような状態だと、審査に通らない可能性も十分に考えられます。
  • 完済までの期間が長くなることが多い
    「おまとめローン」を利用すると、毎月の返済額を減らすことができる可能性があります。
    しかし、月々の返済額を減らすことで、借金完済までの期間は延びてしまうことがおいでしょう
  • 支払総額が増える可能性がある
    完済までの期間が延びると、利息が発生する期間も延びることになります。
    結果的に支払総額が増えてしまう可能性も生じます。

ヤミ金の利用は絶対に避けるべき

借金を重ねていくと、総量規制というルールなどによって消費者金融の審査に通りづらくなり、新規での借り入れができなくなっていきます。
そのような状況の人をターゲットに「審査に絶対通る」「どんな状況でも借りられる」などと説明する金融業者もありますが、そのような会社から借り入れてはいけません

法外な金利で貸付けを行う貸金業者、いわゆるヤミ金である可能性が高いからです

ヤミ金から借り入れてしまうと、法外な利息を要求されるだけでなく、嫌がらせ行為をされたり、犯罪への協力を強要されたりする可能性があります。
すでにヤミ金から借り入れてしまった心当たりがある人は、以下のような機関にすぐ相談しましょう。

借金地獄や借金まみれの状況を抜け出したいときは専門家に相談しよう

借金地獄に陥っていると感じたら、専門家に相談し、抜け出す方法を探っていきましょう。
弁護士事務所に相談することで、自分の状況に合った債務整理の方法を見つけられるでしょう。
また、借金の原因に「買い物依存症」「ギャンブル依存症」などがある場合、1人で乗り越えることは困難です。
その場合、依存症への治療を行ってくれる専門機関に相談することが、借金地獄からの再生と再発防止の近道といえます。

債務整理は弁護士事務所に相談を

「債務整理」を検討するのであれば、弁護士に依頼するとよいでしょう。
次のようなメリットが考えられるからです。

  • 自分の状況に合った債務整理の方法を提案してもらえる
    「債務整理」には、前述したように「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった方法があります。
    それぞれに整理できる債務の内容や実行できる条件が異なるため、個人で判断することは難しいといえます。
    弁護士などの専門家と一緒に決めていくと、理想の未来を実現しやすくなるでしょう。
  • 手続きなどを任せられる
    債務整理の手続きは、書類の作成や債権者との交渉など、一般の方には複雑な部分が多くあります。
    「個人再生」や「自己破産」などの裁判所を介する手続きでも、弁護士には債務者(借りた側)の代理人として手続の多くを代行してもらえます
    自分で行うよりもスムーズに解決を図れるでしょう。
  • 依頼すると原則督促、請求が止まる
    弁護士は債務整理を受任すると、債権者に「受任通知」を送ります。
    債権者は弁護士などから受任通知を受け取った場合、 貸金業法の第21条1項9号に基づいて、取立て行為を止めることが定められています。
    督促が止まることで精神的な負担が減り、生活を立て直しやすくなるでしょう。
続きを読む

(取立て行為の規制) 第21条
貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
(略)
9号 債務者等が、貸付けの契約に基づく債権に係る債務の処理を弁護士若しくは弁護士法人若しくは司法書士若しくは司法書士法人(以下この号において「弁護士等」という。)に委託し、又はその処理のため必要な裁判所における民事事件に関する手続をとり、弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があつた場合において、正当な理由がないのに、債務者等に対し、電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は訪問する方法により、当該債務を弁済することを要求し、これに対し債務者等から直接要求しないよう求められたにもかかわらず、更にこれらの方法で当該債務を弁済することを要求すること。

出典:貸金業法│e-Gov法令検索

債務整理の費用が不安なら法テラスの利用も選択肢の一つ

法テラス(日本司法支援センター)」では、法的トラブルの解決のためのサービスを提供しています。
その1つとして、経済的に余裕がない人に対する無料法律相談、弁護士費用の立て替えなどの「民事法律扶助業務」も行っています。
ただし、「民事法律扶助業務」の利用には、収入や資産、勝訴の見込みを確認する審査があります

法テラスの民事法律扶助業務
法律相談援助 無料法律相談
代理援助・書類作成援助 弁護士・司法書士にかかる費用の立替え

「民事法律扶助業務」の利用を検討する場合は、法テラスに連絡してください。

法テラス・サポートダイヤル
電話:0570-078374(IP電話からは03-6745-5600)
利用料:0円
通話料:固定電話からは全国一律3分9.35円(税込)
受付日時:平日9時〜21時、土曜9時〜17時(日曜・祝日は除く)

ギャンブル依存症の可能性がある場合は専門相談窓口も活用を

ギャンブル依存の状態では、一度債務整理をしても、再び借金を抱えてしまう可能性があります。
債務整理を進めるのとあわせて、以下のような専門の相談窓口を活用し、改善を目指していくとよいでしょう。

まとめ
  • 借金地獄とは、一般的に「借金を返しても返しても減らない」「雪だるま式に借金が膨れ上がっていく」といった状況を指します。

  • 借金地獄から抜け出せずにいると、次のような危険性が考えられます。

    ・滞納することで遅延損害金が発生して返済額が増える
    ・ブラックリストに載り、新規借り入れやクレジットカード利用が不可能に
    ・支払督促が届いて裁判・差押えもありえる

  • 借金地獄を抜け出す方法としては、次のような「債務整理」が挙げられます。

    ・任意整理
    ・個人再生
    ・自己破産

    それぞれ、できる条件やできることが異なるので、債務整理案件の解決実績が豊富な弁護士事務所に相談したうえで何を行うか決めるのがよいでしょう。

  • 借金地獄を抜け出したいのであれば、以下のことに気をつけましょう。

    ・借金返済のために借金をするのはNG
    ・借金地獄におまとめローンは効果的でないことも
    ・ヤミ金の利用は絶対に避けるべき

弁護士法人・響に相談するメリット
  • 月々の返済額を5万→2万へ減額できた事例あり
  • 今お金がなくても依頼可能!
  • 相談は何度でも無料
  • 最短即日!返済ストップ
監修者情報
澁谷 望
監修者:弁護士法人・響 弁護士
澁谷 望
弁護士会所属
第二東京弁護士会 第54634号
出身地
熊本県
出身大学
大学院:関西大学法学部 同志社大学法科大学院
保有資格
弁護士・行政書士
コメント
理想の弁護士像は、「弱い人、困った人の味方」と思ってもらえるような弁護士です。 そのためには、ご依頼者様と同じ目線に立たなければならないと思います。そのために日々謙虚に、精進していきたいと考えています。
[実績]
43万件の問合せ・相談実績あり
[弁護士数]
34人(2022年6月時点)
[設立]
2014年(平成26年)4月1日
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