1. ホーム
  2. 債務整理全般
  3. 給与の差押えがされるとどうなる?
2020.02.05
3,372 views

給与の差押えがされるとどうなる?

貸金業者からの支払い請求に対して、なんら対策も講じずにそのまま放置していた場合、いずれは給与の差押えがされてしまう危険があります。

給与の差押えがされるとどうなる?

給与の差押えは借金問題における最悪のケースの1つです。
実際に給与の差押えがされるとなると、どのように手続きが進められ、また、自身にはどういった影響が生じるのでしょうか?

給与の差押えまでの流れ

貸金業者が給与を差押える場合、まずは「債務名義」を取得しなければなりません。債務名義とは、請求する権利の存在を証明し、その請求を実現させるための執行力(強制的な差押えのこと)を得た公文書のことをいいます。
簡単に言えば、裁判の判決書のようなものです。

給与の差押えまでの一般的な流れとしては、貸金業者が貸金返還の裁判を起こし、これが裁判官に認められると貸金業者側に勝訴判決が下され、2週間の期間を経て判決が確定します。

その後、執行力を付与するための手続きを終えると、現実に給与の差押えが可能となります。

差押通知書は勤務先にも送られる

貸金業者に給与の差押えがされると、裁判所経由で自身と自身の勤務先に「差押通知書」が送付されることになります。

これを受けた勤務先は、法的には第三債務者(自身は単に債務者)として取り扱われることになり、債務者の手取り給与の中から4分の1を債権者(貸金業者のこと)に対して支払う義務を背負うことになります。

自身が債権者に支払いをするのではなく、勤務先が債権者に支払いをすることになるのです。また、給料の差押えは、支払いを命じられた金額を満たすまで継続して行われることになっています。

勤務先を変えれば差押えは止まるが・・・

勤務先に差押通知書が届くと、勤務先での自身の名誉に傷がついてしまいます。

後ろめたい思いをしながら勤務を強いられてしまうといっても過言ではありません。
どうしても解放されたい場合、勤務先を変えることによって差押えは停止され、再度の差押えがされるまでは、新しい勤務先で差押えがされることはありません。

しかし、また勤務先を知られてしまえば、再度の差押えがされてしまうことになります。

つまり、一度でも給与の差押えがされてしまうと、支払いを一括でするか、債務整理といった手続きに着手しない限り、延々と給与の差押えをされてしまう危険にさらされ続けるというわけです。

給与の差押えには債務整理を

とはいえ、現実には、貸金業者が転々とする勤務先をすべて掌握することはできないため、勤務先の変更は十分に有効です。しかし、差押えのためだけに勤務先を辞めてしまうのはもったいないことです。

こういった負担を考えると、差押えに関しては専門家に相談し、自身に適正となる債務整理手続きを取ってもらうのがもっともよい解決策と言えるでしょう。その際は、給与の差押えも止めてもらうよう、債権者との交渉も行ってもらいましょう。

関連する人気の記事