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アウロラ債権回収から請求書が届いた!裁判や財産差押えを防ぐには?

澁谷 望
監修者:弁護士法人・響 弁護士
澁谷 望
  • 所属弁護士会:第二東京弁護士会 第54634号
  • 出身地:熊本県
  • 出身大学・大学院:関西大学法学部 同志社大学法科大学院
  • 保有資格:弁護士・行政書士
  • コメント:理想の弁護士像は、「弱い人、困った人の味方」と思ってもらえるような弁護士です。 そのためには、ご依頼者様と同じ目線に立たなければならないと思います。そのために日々謙虚に、精進していきたいと考えています。
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アウロラ債権回収って何?知らない会社から請求が届いたけど…
自宅訪問や訴訟と書かれているけど、どうすればいいの?

「アウロラ債権回収」は、借金の回収を専門に行う会社です。

もし、借金の滞納があるなら、アウロラ債権回収から通知が届いた時点で、適切かつ迅速な対処が欠かせません。

しかし、理解しておくべき重要なポイントがいくつもあります。

ここでは、アウロラ債権回収がどのような会社か、請求書が届いた場合の対処法、放置した場合の状況などを解説していきます。

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なぜ「アウロラ債権回収」から通知が届くのか?

もし突然「アウロラ債権回収」という会社から支払通知書や督促状が届いたら、きっと誰もが戸惑うでしょう。

「アウロラ債権回収」とは、法務大臣の認可を受けた債権回収会社の一つです

これまで、金融機関による貸付やクレジット会社などからの借入の回収業務は、弁護士もしくは弁護士法人以外が行うことが禁じられていました。

しかし、それら不良債権処理の促進を目的に、1999年に「債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)」が施行され、専門の民間企業を設立できるようになりました。

2020年12月1日現在、法務大臣による許可を受けた債権回収会社は全国で77社あり、アウロラ債権回収株式会社もそのひとつなのです。

では、債権管理回収会社とは具体的に、どのような債権回収を行うのでしょうか。以下に詳しく見ていきましょう。

債権回収会社(サービサー)とは何をする企業?

債権回収会社はその名のとおり、借金(債権)の回収や管理を専門に行う企業のことです

銀行等の金融機関や消費者金融などの貸金業者から委託を受け、あるいは債権を買い取り、その回収を行います。

債権回収」と聞くと、いわゆる「借金の取り立て」、つまりは強引で怖いイメージを抱く人もいるかもしれません。

しかし、脅迫的な取り立てが行われることはありません

サービサー法第十七条に「債権回収会社の業務に従事する者は、その業務を行うに当たり、人を威迫し又はその私生活若しくは業務の平穏を害するような言動により、その者を困惑させてはならない」と定められているためです。

債権回収会社そのものにも、

  • 資本金5億円以上の株式会社
  • 取締役に1名以上の弁護士
  • 暴力団等の参入排除のしくみ

といった厳格な許可要件が課せられ、さらに法務省や警察庁による立入検査も行われています。

アウロラ債権回収の委託元を知っておこう

債権回収会社は、借金の支払いを滞納している利用者(債務者)に対して督促を行いますから、その利用者には当然、元々の借入先があります。

アウロラ債権回収の場合、以下の金融機関や貸金業者が元々の借入先(アウロラ債権回収にとっての委託元)である可能性が高いとされています。

アウロラ債権回収の委託元の例
  • CFJ(旧ディックファイナンス、旧アイク、旧ユニマットライフ)
  • 東京スター銀行
  • 東京スター・ビジネス・ファイナンス(TSBキャピタル)
  • タイヘイ
  • マルフク
  • ジュピター合同会社
  • 合同会社エムシーフォー
  • SKインベストメント
  • 三和ファイナンス
  • シティカードジャパン
  • イオンクレジットサービス

アウロラ債権回収から連絡があったらどうする?

アウロラ債権回収から連絡(電話、書面等)があった場合、まずは落ち着いてその内容を十分に確認することです。

しかし、連絡の目的は督促であり、後で詳しく触れますが、法的手続きを取られてしまう可能性もあります。

したがってあわてる必要はありませんが、後回しにしたりせず、より迅速な対処が必要となります。

では、どのような確認をすべきでしょうか。

督促について身に覚えが「ある」か「ない」か、この違いが大変重要であり、それによって対処法は大きく異なってきます。

身に覚えがない場合の対処法

もし、身に覚えがない、つまり借金返済の滞納がないのに、督促が来たとすれば、アウロラ債権回収の名を騙った架空請求の可能性もあります。

したがって、まず架空請求がどうかをチェックしなくてはいけません

連絡手段別にチェックポイントを見ていきましょう。

ハガキや封書(赤い封筒など)による連絡

記載されている会社名や住所を確認し、本当にアウロラ債権回収からの連絡かをチェックしましょう。

会社名 アウロラ債権回収株式会社
住所 東京都港区愛宕2丁目5番1号 愛宕グリーンヒルズMORIタワー19階
許可番号 法務大臣第76号

また、届いたハガキ、封書に以下の点が該当すれば、架空請求による詐欺の可能性があります。

債権回収会社では行わない請求や督促の例

  • 目隠しシールのないハガキで請求や督促をする
  • 連絡先として多数の電話番号を列挙する
  • 請求書面で、担当者の連絡先として携帯電話を指定する
  • 個人名義の口座を回収金の振込先に指定する

SMS(ショートメール)が届いた場合

アウロラ債権回収は、返済の滞納について連絡を依頼するなどの目的でSMS(ショートメール)も使用しています。

ただし、送信元の番号は以下に限られますので、それ以外の場合は架空請求の可能性があります

また、身に覚えがないのであれば、面倒でもアウロラ債権回収にその旨を連絡(SMSに対しては直接返信しない)の上、メッセージを削除してください。

アウロラ債権回収からの送信元番号

  • 03-5408-5191〜5195(5回線)
  • 03-6432-4201
  • 03-4400-2997
  • 080-4062-4200
  • 080-7560-4100
  • 080-7575-4300
  • 21094(Softbank回線利用の場合)

電話がかかってきた場合

上記の電話番号から電話がかかってきたら、一回出て人違いでないかを確認します

自分宛であった場合は、回収委託元や最後の取引日、借金額などを確認しておくとよいでしょう。

ただし、仮に自分の借金かもしれないと思っても、「今は払えない」「返事を待ってほしい」など借金を認める、あるいは返済意思があると判断されるようなことは言わないようにしたほうが無難です。

「身に覚えがない」とその場では電話を切りましょう。

もし、まったく身に覚えがなくて不安に感じる場合は、信用情報機関に信用情報の開示を請求すれば、滞納している支払があるかどうかを確認できます。

信用情報機関には次の3社があり、情報開示を受けることが可能です。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

ただし、コロナ禍では窓口での開示手続きを休止している機関もありますので、事前に確認してください。

国内の信用情報機関
信用情報機関 主な加盟金融機関 問い合わせ先
CIC クレジット会社、消費者金融会社など 0570-666-414
JICC クレジット会社、消費者金融会社、信販会社、保証会社、リース会社など 0570-055-955
KSC 銀行、信用金庫、信用組合、農業協同組合など 0120-540-558

心当たりがある場合の対処法

アウロラ債権回収から通知が届き、それについて心当たりがある場合は、以下の手順で対応していきます。

(1)時効期間が経過しているかどうかを確認する

債務(借金)には「時効」があります。

アウロラ債権回収が回収を委託されている借金も、その例外ではありません。

したがって、まずは時効期間が過ぎているかどうかの確認をします

時効期間を過ぎていれば、債務そのものが消滅する(消滅時効)可能性があるからです。

以下の3つの条件がそろえば、消滅時効が完成する可能性があります。

  • 5年以上返済をしていない
  • 債務を認める行為をしていない
  • 元々の借入先やアウロラ債権回収から裁判上の請求を受けていない

ここでの「5年」は、通知書の中に以下の記載があれば、その日から起算して、何年経過しているかがひとつの目安となります。

  • 期限の利益喪失日
  • 約定返済日
  • 支払いの催告に係る債権の弁済期

気をつけたいのは、2つ目の「債務を認める行為」です。

借りた人(債務者)が借金のあることを認めたり、返済意思があることを示したりすると、時効期間が5年を過ぎていてもリセットされ、期間はゼロに戻ってしまいます。

これを「時効の更新」といいます。

先にアウロラ債権回収からの電話対応でも説明したように、債務を認めたと受け取られる言動をしないよう十分注意が必要です。

また、消滅時効の条件がクリアされれば、借金の消滅時効が成立するわけではありません。

消滅時効を成立させるには「時効援用」という手続きが必要です

時効援用とは、時効の利益を受けることを相手に伝えるということで、具体的にはアウロラ債権回収に内容証明郵便を送付することになります。

借金の時効について、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
借金の時効成立に必要な条件|時効を狙うリスクと有効な打開策も解説

(2)時効期間が経過していなければ債務整理も視野に入れた検討を

時効の条件を満たしていないなら、原則的にアウロラ債権回収から請求された借金を返済することになります

ただし、滞納分の利息や遅延損害金を加算すると、請求額が想定以上に膨れ上がっているというケースも少なくありません。

結果、分割払いが可能となっても、請求額の全額返済が厳しい事態が想定されます。

その場合「債務整理」が選択肢となります。

債務整理には主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類があります。

  • 任意整理:裁判所を通さず債権者と交渉して将来利息や遅延損害金のカットを目指す方法
  • 個人再生:裁判所に申立てをして、再生計画の認可を受けることで、借金を5分の1〜10分の1程度に減額する方法
  • 自己破産:裁判所を介して、一部の債務を除いたすべての借金の支払義務を免除してもらう方法

なかでも、任意整理は財産を失う、生活に制限が生じるといったことがほぼなく、デメリットがもっとも小さい債務整理方法です。

任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録されますが、借金を延滞・滞納した時点で事故情報が登録されている可能性が高く、新たなデメリットはないといってもよいでしょう。

アウロラ債権回収からの連絡を放置したらどうなる?

アウロラ債権回収からの連絡への対応を「身に覚えがある」「ない」に分け、説明してきましたが、どちらにせよ、連絡の放置は絶対してはいけません。

アウロラ債権回収は、法務大臣が認可する専用業者ですから、連絡を放置したからといって、深夜の電話や恫喝、近所に貼り紙をするといった悪質な行為をすることはありません。

しかし、連絡があっても何もしないでいると、事態は債権者にとって徐々に悪化していきます

督促の流れ

  1. 債権譲渡の通知
  2. 電話やハガキ、封書などでの督促
  3. 一括請求の督促
  4. 裁判所から支払督促や訴状が届く
  5. 強制執行による差押え

電話やハガキ、封書などでの督促を放置すると、一括返済を求める催告書が内容証明郵便で届きます。

さらに放置を続けると、数ヶ月後には簡易裁判所から「特別速達(配達員から直接手渡される)」という特殊な郵便で、支払督促(支払い命令)や訴訟(裁判)の提起がされます。

この場合、書類を受領して2週間以内に異議申立てまたは答弁書を提出し、訴訟であれば裁判期日に出頭する必要があります。

もし無視した場合は、アウロラ債権回収の請求が一方的に認められ、その判決が覆ることはありません。

強制執行がいつ行われてもおかしくない状況となり、最終的には強制執行によって給料の一部や預貯金などの財産が差し押さえられます

そのほか、アウロラ債権回収の場合は「訪問予告通知書」が届き、実際に自宅を訪問されることもあります。

もちろん、法外な取り立てを行うわけではありませんが、心理的には大きなプレッシャーとなるものと考えられます。

したがって、アウロラ債権回収からの連絡があった時点で、適切な対応をすることがとても重要となるわけです。

対応で悩んでいるなら専門家である弁護士に相談を

アウロラ債権回収から連絡があった場合「結局どうしていいかわからず、放置してしまった」という事態は避けなくてはいけません。

アウロラ債権回収への対応に困った場合は、法律の専門家である弁護士に相談するという方法もあります

弁護士に相談・依頼することで、以下のような多くのメリットが期待できます。

  • 時効期間が経過していれば、時効援用の手続きを任せることができる
  • 時効が成立していなければ、もっとも適した借金問題の解決方法を提案してもらえる
  • 債務整理をする場合、必要書類の準備やアウロラ債権回収との交渉、裁判所とのやり取りなどを代行してもらえる
  • アウロラ債権回収に受任通知が届いた時点で、督促・取り立てが停止される

アウロラ債権回収への対応は、個人では難しいケースも考えられます。

弁護士への相談は「怖い」「敷居が高い」などとお感じの場合は、事務所へ直接行く前にメールでの無料相談を行っている事務所もありますので、まずは気軽に相談をしてみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ

アウロラ債権回収は、債権回収会社のひとつです。

したがって、アウロラ債権回収から通知が届いたら、滞納している借金への取り立てを意味します。

まずは通知の内容を確認し、以下の対応をとりましょう。

身に覚えがない場合=架空請求でないかどうかを確認。それでもわからなければ信用情報を取り寄せる

心当たりがある場合=時効の条件を満たしている:時効援用手続きをする

時効の条件を満たしていない:自力で返済できるのであれば返済。返済が困難な場合は債務整理も検討する。

アウロラ債権回収からの通知や裁判所からの支払督促・訴状を放置すると、最終的に財産差押えに至る可能性があります。

対応に困った場合は、事態が悪化する前に法律の専門家である弁護士に相談しましょう

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