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SMBC債権回収から連絡があったら放置はNG!適切な対処方法は?

島村 海利
監修者:弁護士法人・響 弁護士
島村 海利
  • 弁護士会所属:第二東京弁護士会 第52828
  • 出身地:高知県
  • 出身大学:香川大学法学部卒 九州大学法科大学院卒
  • 保有資格:弁護士、2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP2級)
  • コメント:人に対する温かいまなざしを持ち、ご依頼者の話をよく聞き、ご依頼者様に寄り添える弁護士になれるよう日々努めています。
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SMBC債権回収から督促状が届いたけど、これってなに?
聞いたことがない会社だけど、もしかして詐欺?放置していいの?

借金の滞納を続けていると「SMBC債権回収」から督促状などの通知が届くことがあります。

SMBC債権回収とは、借金の回収を専門に行う債権回収会社のひとつで、主に三井住友フィナンシャルグループの債権の回収(借金の取立)を行っています。

滞納に心当たりがあっても、身に覚えのない会社からの通知なので、不安に思い、放置してしまう人もいるかもしれません。

しかし、SMBC債権回収からの通知は無視しないようにしましょう。

債権回収会社からの通知がくる段階では、強制執行といった法的措置をとられる可能性が高まっている段階なので、適切に対処をしないといけないからです。

SMBC債権回収とはどんな会社なのか、督促の連絡が来たらどのように対処すればいいのかなどについて、詳しく解説します。

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SMBC債権回収って何をする会社?

SMBC債権回収は、三井住友フィナンシャルグループの1社である「三井住友銀行」の子会社で、「SMBCビジネス債権回収」と「SMBCローン債権回収」が合併して1999年に発足した債権回収会社(サービサー)のひとつです

SMBC債権回収の会社概要
商号 SMBC債権回収株式会社 [SMBC Servicer Co., Ltd.]
設立 1999年3月11日
許可番号 法務大臣第10号
資本金 10億円
主要株主 株式会社三井住友銀行 100% 出資
本社所在地 東京都中央区築地3丁目16番9号 築地室町ビル
電話:03-3544-6003(代表)

債権回収会社は、簡単にいえば「借金の回収を専門に行っている会社」といえます。

そう聞くと怖い印象を抱くかもしれませんが、法務大臣の許可を得なければ運営できない合法の会社です。

まずは、債権回収会社の業務内容について詳しく解説します。

債権回収会社(サービサー)ってどんな会社?

債権回収会社とはその名の通り、債権の回収を事業とする会社です

通常、債権(借金など)の回収は金融機関などが自ら行いますが、回収が困難になると、債権回収会社に回収業務を委託したり、債権そのものを譲渡したりします。

債権回収を代理ですることは、弁護士や弁護士法人以外は行うことができませんでした。

それが1999年2月1日に施行された「債権管理回収業務に関する特別措置法(サービサー法)」によって、民間業者も債権回収ができるようなりました。

ただし、債権回収会社を運営するには、以下のような厳格な要件があります。

  • 資本金5億円以上の株式会社であること
  • 取締役の1名以上に弁護士が含まれていること
  • 暴力団員等の参入排除のしくみがあること

上記のような条件を満たした上で、さらに法務大臣の許可も必要です。

「借金の取り立て」と聞くと、なんだか怖いイメージを持つ人もいると思いますが、社会的に信用の高い会社でなければ、そもそも債権回収会社を運営することができないのです。

また、「債権管理回収業に関する特別措置法(通称:サービサー法)」の第17条に以下のような記述があります。

第十七条
債権回収会社の業務に従事する者は、その業務を行うに当たり、人を威迫し又はその私生活若しくは業務の平穏を害するような言動により、その者を困惑させてはならない。

恫喝などの暴力的な態度、深夜の居座りといった迷惑行為などは「債権回収会社の審査・監督に関する事務ガイドライン」によって禁止さています。

借金の取り立ては、法律で認められている方法によって行われるのです。

SMBC債権回収が督促を行う主な債権

SMBC債権回収の主要取引先は三井住友銀行グループなので、主に三井住友銀行が持っている問題債権(返済されない借金)の回収業務を行っています。

SMBC債権回収が回収を行う主な債権は次のとおりです。

  • 三井住友銀行のローン(カードローン、住宅ローンなど)
  • SMBC信託銀行からの借入
  • 三井住友ファイナンス&リース
  • セディナ(クレジットカード)
  • モビット(カードローン、消費者金融)
  • など

SMBC債権回収から連絡があった場合はどうする?

SMBC債権回収から連絡が来たら、まずは督促の内容を確認しましょう

後回しにして放置していると、強制執行などの法的手続きを取られてしまうため、内容を確認して適切に対処する必要があります。

確認すべきポイントは、連絡を受けたタイミングで督促の内容に「心当たりがない場合」と「心当たりがある場合」とで大きく異なります。

それぞれ解説いたします。

心当たりがない場合は詐欺の可能性に注意!

心当たりがない、つまり借金の滞納などをした覚えもないのに督促がきたということは、SMBC債権回収の名を騙った架空請求の可能性が考えられます

そのため、まずは架空請求かどうかをチェックしましょう。

相手の連絡手段別に、確認すべきポイントについて解説します。

郵送物が届いた場合

SMBC債権回収より、ハガキなどの輸送物が届いた場合は、まずは記載されている会社名や住所を確認して、本当にSMBC債権回収からの連絡であるかを確認しましょう。

なお、届いたハガキや封書に、以下のような特徴に1つでも当てはまる場合は詐欺の可能性が高いと考えられます

  • 目隠しシールのないハガキでの請求や督促
  • 連絡先として多数の電話番号を列挙
  • 請求書面で担当者の連絡先として携帯電話を指定
  • 個人名義の口座を回収金の振込先に指定

メールが届いた場合

SMBC債権回収を騙って、アダルトサイトなどの利用料金の請求をする不振なメールが届くケースがあり、三井住友銀行の公式HPでも注意喚起しています。

注意喚起の内容にも書いてありますが、SMBC債権回収が出会い系サイトやアダルトサイト、有料番組などの利用料金を請求することはありません。

このようなメールが届いたら、詐欺のメールである可能性が極めて高いと考えられますので、絶対に連絡や返信をしてはいけません。

電話による連絡があった場合

SMBC債権回収からの電話があった場合は、一度電話に出て督促の内容について確認しましょう

人違いの可能性もありますので、原債権者や回収委託元、最後の取引日などを確認しましょう。

身に覚えがないは、そのことを伝えて電話を切れば問題ありません。

もし「自分の借金かもしれない?」と少しでも不安に思う場合は、信用情報機関に問い合わせて信用情報を確認することで、滞納している支払いがないか確認できます。

信用情報機関は、以下の3社があります

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人情報センター(KSC)
信用情報機関と主な加盟金融機関
信用情報機関名 主な加盟金融機関 問い合わせ先
JICC 銀行、貸金業者、クレジットカード会社 0570-055-955(平日10時~16時)
CIC 銀行、貸金業者、クレジットカード会社 0570-666-414(平日10時~16時)
KSC 銀行 0120-540-558

心当たりがあるなら時効期間を確認!返済できないなら債務整理を検討

心当たりがある場合は、最後に返済した日から5年以上経過しているか、それ以内であるかによって対処法が異なります。

最後の返済日から5年以上経過している場合

債務(借金など)には法的な時効が設けられているので、返済日から一定期間が経過していると時効により返済の必要がなくなる可能性があります

ただし、時効期間を迎えるには、以下の3つの条件を満たす必要があります。

  • 5年以上返済をしていない
  • 債務を認める行為をしていない
  • 元々の借入先やSMBC債権回収から裁判上の請求を受けていない

SMBC債権回収から届いた請求書や催告書の通知にある「約定返済日」や「期限の利益喪失日」から5年以上が経過していることが、時効期間のひとつの目安になります。

ただし、裁判や裁判上の請求を起こされていたり、督促を受けた際に借金を認めるような返事をしていたりする場合は、時効の更新となり、時効カウントがリセット(ゼロ)となります。

この場合、時効期間に到達するのは、時効の更新となった日から5年後が時効期間の成立日となりますので、およそ10年後が目安となります。

なお、時効期間を過ぎていても、自動的に借金が消滅するわけではありません。

時効を成立させるには「時効援用」といって、「時効期間に到達したので制度に従って借金の返済はしません」と債権者(SMBC債権回収)に伝える必要があります。

具体的には、SMBC債権回収に内容証明郵便で時効援用通知書を送付することで手続きを行います。

借金の時効については、こちらでさらに詳しく解説しています。
借金の時効成立に必要な条件|時効を狙うリスクと有効な打開策も解説

時効期間が経過していない場合は債務整理を視野に入れて検討

時効成立に必要な期間が経過していない場合、原則的には借金を返済するしかありません

しかし、滞納が続いていると遅延損害金によって請求額が予想以上に膨らんでいることが考えられるので、返済のハードルはより高くなっていると予想されます。

返済が困難な場合は「債務整理」が有効な選択肢になるでしょう

債務整理とは、返済が難しい借金を法律上の制度を利用することで、減額や免除などを行うことで、「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類があります。

●任意整理
裁判所を通さずに債権者(SMBC債権回収)と直接交渉し、将来利息や遅延損害金をカットすることで返済負担の軽減を目指す方法

●個人再生
裁判所に申立てて、再生計画の認可を受けることで債務を5分の1~10分の1程度に減額する手続き

●自己破産
裁判所に返済不可能であることを認めてもらい、非免責債権(税金など)を除く借金のすべての支払い義務を免除してもらう手続き

なお、債務整理をする共通のデメリットとして、信用情報に事故情報が登録(ブラックリストに載る)という点があります。

しかし、債権回収会社から督促の連絡がきている段階は、すでに61日以上、または3ヶ月以上滞納しているケースが多く、ブラックリストに載っている可能性が高いと考えられます。

ブラックリストに載るというデメリットは、この段階では新たなデメリットにはならないと考えてよいでしょう。

債務整理を検討する際は、財産を失うなどの生活に制限が生じるといったことが少ない任意整理から検討しましょう。

任意整理では解決できない場合は、自己破産や個人再生を検討します。。

どの債務整理の方法が適しているかは、債務総額や収入、所有財産によって大きく変わってきますので、個人で判断するのが難しい場合は、弁護士などに相談をしてみましょう。

SMBC債権回収からの連絡を放置するとどうなるの?

SMBC債権回収からの連絡を無視してはいけません

もちろん、SMBC債権回収は法務大臣が許可する専門業者ですから、違法な取り立てを行うことはありません。

だからといってなにもせず放置したままでいると、事態はどんどん悪化してしまいます。

SMBC債権回収からの督促の流れ

  1. 債権譲渡の通知が届く
  2. 電話や圧着ハガキ、文書などで督促が行われる
  3. SMBC債権回収から一括請求の督促が内容証明郵便で届く
  4. 裁判所から支払督促や訴訟(裁判)を提起される
  5. 何もしないとSMBC債権回収の主張が認められる
  6. 強制執行によって給料や預貯金などの財産が差押えとなる

電話やハガキ、封書などの督促の連絡を放置していれば、次に一括返済を求める催告書などが内容証明郵便で届くと考えられます。

一括請求も無視していれば、数ヶ月後には簡易裁判所から特別速達(配達員から直接手渡される)で、支払督促(支払い命令)や訴訟(裁判)が提起されます。

この書類を受領したら2週間以内に異議申立てまたは答弁書を提出、訴訟であれば裁判期日に出頭しなくてはなりません。

裁判期日に出頭しなければ被告人欠席扱いとなり、SMBC債権回収の主張が一方的に認められることなります。

こうなれば、強制執行がいつ行われてもおかしくない状況です。

最終的には強制執行によって給料の一部(給与の4分の1、または33万円を超える金額)や預貯金などの財産が差押えとなります

強制執行を回避するには、SMBC債権回収からの連絡があった時点で、適切な対応をすることが重要になるのです。

迷っている人は弁護士に相談を!依頼すれば督促もストップする

SMBC債権回収からの連絡を放置してはいけないとはいえ、自分ではなかなか行動に移せず「どうすればいいかわからない…」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。

そんな場合は、弁護士に相談を検討しましょう

弁護士に相談することで、次のようなメリットがあります。

  • 借金の時効が成立していれば時効援用の手続きを任せることができる
  • 時効が成立していなければ状況に合った借金問題の解決方法を提案してもらえる
  • 必要書類の準備やSMBC債権回収との交渉を代理で進めてくれる
  • 弁護士に依頼しすると受任通知され、SMBC債権回収に到着すれば督促や取り立てが止まる

特に大きなメリットは、依頼することによりSMBC債権回収からの督促が止まる、という点でしょう。

違法な取り立てなどはありませんが、頻繁に督促の連絡を受けなければなりませんし、強制執行が直前に迫っている場合でも、これをストップさせることができます。

無料相談を受け付けている法律事務所もありますので、ひとりで悩まず、まずは相談を検討してみてはいかがでしょうか?

この記事のまとめ

SMBC債権回収会社から督促の連絡を受けた場合の対処方法について解説してきました。

押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • SMBC債権回収は、金融機関に代わって借金の回収を行う債権回収会社
  • 借金に身に覚えがない場合は、詐欺の可能性を疑って確認する
  • 自分の借金でも、まずは時効期間が経過していないかどうか確認する
  • 時効まで年月があり、返済も難しい場合は債務整理を検討する

時効が成立している場合の時効援用の手続きも、返済が難しい場合の債務整理の手続きも、弁護士に依頼することでスムーズに進めることができます。

借金問題の多くは個人の力では手続きが難しい場合もありますので、専門的な知見を持つ法律の専門家に頼ることが問題解決の近道といえるでしょう

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