アイコン

借金を放置すると危険!返済から解放される方法と注意点

借金を返せないままだと何がまずいの?
借金を返せなくなった人はどうするべき?

毎月の借金返済が厳しくなると、滞納してしまったらどうなるのかが気になることでしょう。
2~3ヵ月以上の滞納が続くと、一括請求が届き、そのまま放置し続けていると、給料や財産を差し押さえされる恐れがあります

そうなる前に、債務整理などで早めの解決をしておく必要があります。

こちらの記事では、

  • 借金は債務整理で解決できる
  • 借金を滞納した場合のリスク
  • 借金の悩みはどこに相談すべきか
  • などについて解説します。

    借金を返せない悩みは債務整理で解決できる

    なかなか返済できない借金の悩みは、債務整理によって早期解決できます。 債務整理を専門家に依頼することで、さらに借金の負担を軽減することもできます。

    債務整理の特徴

    債務整理とは、債務(借金)を整理して返済の負担を軽減できる手続きです。
    利息や借金が減額・免除になったり、返済期限を延ばしたりしてもらえます。

    債務整理は、弁護士や司法書士などの専門家に手続きを依頼することで、

  • 貸金業者からの取り立てを止められる
  • 過払い金が発生しているかどうかを調べてくれる

  • といったメリットが得られます。

    債務整理には次の4つの方法があり、借金の額や収入などによって選択肢が異なり、手続きの難しさもそれぞれです。

  • 任意整理
  • 特定調停
  • 個人再生
  • 自己破産
  • それぞれの債務整理の特徴や向いている人について、説明します。

    任意整理

    任意整理は、裁判所を介さずに貸金業者と直接交渉することで借金の負担を軽減する債務整理の手続きです。
    基本的には、利息と遅延損害金が免除され、3~5年で返済する計画が立てられます

    借金の元金は返済しなければなりませんが、4つの中で最も手続きが簡単で、多くの人が任意整理を選択します。
    どの会社を債務整理するかを自由に選べるというメリットもあります。

    任意整理が向いている人は

  • 利息や遅延損害金が膨れ上がっているが、元金だけならば返済できる
  • まわりにバレずに債務整理したい

  • という人です。

    特定調停

    特定調停は、裁判所を介して貸金業者と話し合い、返済計画を立て直す債務整理の手続きです。
    貸金業者と交渉して将来利息を免除してもらったり、3~5年で返済する計画が立てられたりできます

    貸金業者との交渉は、裁判所が選任する調停委員がしてくれるので、自分で専門家に依頼する必要がなく、費用を抑えることができます。
    デメリットは、すでに発生している未払利息と遅延損害金は免除されないということです。

    特定調停が向いているのは、

  • 未払利息や遅延損害金がない
  • 専門家に依頼する費用をかけたくない

  • という人です。

    個人再生

    個人再生は、裁判所を介して行われ、借金の残額に応じて大幅に減額し、3~5年の分割で返済していく債務整理の手続きです。

    借金の理由によっては免除されない自己破産とは違い、個人再生ではギャンブルや浪費でも手続きが認められるメリットがあります。
    ただし、借金が100万円未満だと免除がなく全額返済となり、金額の点ではメリットがないので注意が必要です

    個人再生が向いているのは、

  • 100万円以上の高額な借金がある
  • 大幅に減額してもらえれば分割で返済ができる

  • という人です。

    自己破産

    自己破産は、裁判所を介して手続きが行われ、一部を除いて、借金の全額が返済免除される債務整理の手続きです。
    返済できるかどうかは、借金の金額よりも収入状況で判断されるため、失業などで無収入になっている人は、100万円以下の借金でも認められる場合があります

    ただし、借金が免除になるというメリットが大きい反面、次のようなデメリットもあります。

  • 一定の財産は換価(処分)する必要がある
  • 破産手続中は一部の職業に就けなくなる
  • ブラックリストに登録されている期間が長くなる
  • 自己破産が向いているのは、

  • 収入が少なく、他の債務整理では返済できない
  • 換価しないといけないような価値のある財産がない

  • という人です。

    借金は放置するより債務整理するほうがメリットが大きい

    債務整理をするとなると、少なからずデメリットがあります。
    にもかかわらず債務整理した方がいいのはなぜなのか、ここで説明しましょう。

    債務整理の代表的なデメリットが、ブラックリスト入りすることです。

    ブラックリスト入りに伴うデメリット

    ブラックリスト入りとは、信用情報機関に事故情報が登録されることで、

  • 借金ができない
  • クレジットカードが作れない
  • ローンが組めない
  • など、生活に不便が生じることになります。
    4つの中のどの債務整理を選択しても、ブラックリスト入りは避けられません

    事故情報は一定期間が経過すると信用情報機関から消されます。
    信用情報機関によって期間は異なりますが、目安として、

  • 任意整理:5年
  • 特定調停:5~8年
  • 個人再生・自己破産:5~10年
  • とされています。

    債務整理しなくても滞納すればブラックリスト入り

    債務整理をせずに借金を放っておいても、2~3ヵ月滞納した時点でブラックリスト入りします。
    滞納するようになると、いずれは債務整理をせざるを得ず、結局、一定期間は信用情報機関に登録されることになります。

    滞納を続ければ差し押さえの危険もある

    滞納を続けていると、強制執行をされるリスクも生じてくるので、何もしない状態でいることは決しておすすめできません。

    滞納から強制執行までは、次のような流れで進みます。

  • 電話での支払い督促がくる(滞納後数日~1週間)
  • 督促状や催告書が届く(滞納後1週間~2ヵ月)
  • 一括請求書が届く(滞納後2~3ヵ月)
  • 裁判所から「訴状」または「支払督促」が届く
  • 何もせずに放置していると、給料や財産などが差し押さえされる
  • 借金の滞納は、放置していたところで何も解決しません。
    むしろ、借金の元金に加えて、未払利息と遅延損害金が蓄積していくので悪化する一方です。

    一括請求が届き、給料や財産の差し押さえとなる前に、早めに債務整理をして借金の悩みを解決する方が、はるかにメリットが大きいと言えるでしょう。

    借金を債務整理以外で解決するときの注意点

    債務整理以外で借金の悩みを解決できる場合もあります。

    ただし、それぞれ一長一短といえる部分があるので、よく特性を理解した上で検討するようにしましょう。

    おまとめローン・借金一本化

    「おまとめローン」「借金一本化」には、複数の貸金業者などから借金をしている場合、返済する会社を一本化して管理しやすくなるメリットがあります。

    現在借金をしている貸金業者よりも、「おまとめローン」「借金一本化」に借り換えることで金利が安くなる場合もあります。

    ただ、借金を一本化しても、利息を払っていくことには変わりありません。
    結局は多重債務のときと利息の総額が変わらず、返済が苦しくなってしまう人も少なくありません。

    借金を借金で返すことは、利息の支払先を他の貸金業者に移しただけで根本の解決にはなりませんので、あまりおすすめはできません

    時効の援用を利用する

    時効の援用とは、借金の返済・請求が一切ないまま一定期間が過ぎたとき、返済の義務を法律的になくせる制度です。

    時効の援用が可能になるには、時効が成立する5年間または10年間、次の条件を満たす必要があります。

  • 1円たりとも借金の返済をしないこと
  • 借金があることを認める行為をしないこと
  • 貸金業者が裁判所に訴えないこと
  • 借金を返済しないことと、認めないことの2つは、本人の意思でクリアできる可能性があります。
    しかし、貸金業者が裁判所に訴えるかどうかは、こちらでコントロールできるものではありません
    貸金業者が黙って何もしないまま時効の成立を許すことは考えづらいので、時効の援用に期待するのは現実的ではありません。

    借金問題は放っておかず専門家に相談しよう

    借金問題は専門家のアドバイスを得るのが一番の近道です。
    次のような相談先を利用してみるといいでしょう。

    弁護士や司法書士の事務所

    弁護士や司法書士の事務所の中には、債務整理の悩みを専門に扱っているところがあり、多くが無料相談を受け付けています。

    依頼費用の目安は以下の通りです。

  • 任意整理:5~10万円(金融業者1社当り)
  • 個人再生:30~70万円
  • 自己破産:30~70万円
  • 債務整理をする貸金業者の数が多いと、専門家への依頼費用は高くなります。

    司法書士事務所では、法律上、債務整理で取り扱えるのが借入額140万円までと定められています。
    140万円を超える借金の債務整理は、弁護士事務所への依頼となります。

    法テラス

    法テラスはあらゆる法的な悩みを受けつけている公的な相談窓口です。
    低所得者の場合、無料で法律相談をできるサービスがあります。

    日本司法支援センター 法テラス 公式HP

    日本クレジットカウンセリング協会

    多重債務などの借金問題を抱える人を対象に、無料でカウンセリングを行っています。債務整理を必要とする場合は、適切な専門家を紹介し、債権者に対しては取り立ての中止などを求めます。

    公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会 公式HP

    日本弁護士連合会

    弁護士などを会員とする組織で、法律の悩み、弁護士費用と支払方法の相談など、弁護士へ相談したい人に総合的な案内をしています。

    日本弁護士連合会 公式HP

    日本司法書士会連合会

    法律に関する悩みや相談ができる司法書士・司法書士会の総合案内をしています。
    悩みの内容によって相談すべき司法書士は異なります。

    日本司法素子連合会 公式HP

    まとめ

    借金を返せなくなったら、債務整理で早めに解決することができます。

    債務整理には、

  • 任意整理
  • 特定調停
  • 個人再生
  • 自己破産
  • の4つの方法があり、借金の減額・免除、返済期限の見直しなどが可能です。

    債務整理をするとブラックリスト入りするデメリットはありますが、返せないまま強制執行をされるよりも、債務整理を進めた方が、はるかにメリットは大きいです

    まずは専門家の事務所や法テラスなどの総合受付機関に相談してみることをおすすめします。

    関連記事