楽天カードの借金は債務整理で減額できる?実際の対応とメリット・デメリットは

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楽天カードの返済が困難に…債務整理で解決できるかな…
楽天カードの支払いを債務整理するとどうなるのだろう?

楽天カードの支払いがどうしても難しいときは、債務整理で解決できる可能性が高いといえます

楽天カード(一般カード)の利用額100万円以下が払えない場合は、任意整理が適しているといえます。

また楽天カードの支払いを任意整理すると、ほかの楽天サービスにも次のような影響があります。

  • 楽天カードは強制解約になる
  • 任意整理しても原則として楽天モバイルは使える
  • 楽天ポイントは失効するが継続利用できるポイントもある
  • 楽天カードの家族カードも使えなくなる

この記事では楽天カードを債務整理(任意整理)する流れやメリット・デメリット、楽天カードを債務整理したあとの影響などについて解説します。

どうしても楽天カードの返済が難しい場合は、弁護士法人・響へお気軽にご相談ください。相談は何度でも無料です

弁護士法人・響に相談するメリット
  • 月々の返済額を5万→2万へ減額できた事例あり
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目次

楽天カードの借金は債務整理で減額できる?

楽天カードの支払いがどうしても難しいときの解決方法に、債務整理という選択肢があります

楽天カードの利用代金(キャッシング利用分・ショッピング利用分)も、債務整理で減額や支払いを免除してもらうことができます。

債務整理とは借金問題を解決する正当な方法で、次の3つの方法があります。

  • 任意整理(減額)
  • 個人再生(減額)
  • 自己破産(支払い免除)

楽天カードで買い物をしすぎて返済が困難になっている
楽天カードの支払いが払えず滞納してしまった

このような事態に陥っている場合は、債務整理も検討してみましょう。

以下で、債務整理について解説していきます。

楽天カードを債務整理する場合は任意整理が有力

楽天カード(一般カード)」の利用限度額は、100万円です。

100万円までの返済が難しい場合の債務整理の方法としては「任意整理」が最も有力といえます

任意整理は、裁判所を介さずに直接債権者と交渉することで、おもに利息(将来利息)をカットしてもらい、元金を3~5年で返済していく方法です。

任意整理以外の債務整理である「自己破産」「個人再生」は、デメリットもあるため、楽天カードの借金(100万円以下の場合)の解決方法にはあまり適していないといえます。(後述します)

任意整理は個人再生や自己破産と比較してデメリットが少ないため、債務整理を検討する場合にまず選ぶべきといえます。

任意整理のメリット・デメリットは以下の「楽天カードの借金を任意整理するメリット・デメリット」で解説しています。

実際に弁護士法人・響で100万円の借金を任意整理で解決した方の実例は以下の記事で詳しく解説しています。
100万円の借金を任意整理で解決した方の体験談

  • 個人再生の最低弁済額は100万円
  • 個人再生は、返済が必要な最低限の金額(最低弁済額)が100万円と定められています。そのため借金100万円の場合は減額できず、利用するメリットはほとんどありません

  • 自己破産は認められない場合も
  • 自己破産は借金額に制限がないため、100万円でも利用できないわけではありません。しかし免責のためには「支払不能である」という条件があります。

    そのため、会社員などで安定した収入がある場合は、100万円の借金では免責が認められない可能性があります

    また自己破産は、持ち家や車などの財産を回収されるなどのデメリットも多く、弁護士費用も高額になります。そのため借金100万円の場合は、自己破産はあまり現実的ではないといえます

楽天ゴールドカードなど200~300万円の債務は個人再生なども

楽天カードの「楽天ゴールドカード」の利用限度額は最高200万円、「楽天プレミアムカード」の利用限度額は最高300万円です。

200万円~300万円の返済が難しい場合は「個人再生」「自己破産」も検討してみましょう。ただしデメリットも大きいため、あらかじめ弁護士などに相談するとよいでしょう。

  • 借金を5分の1~10分の1程度に減らせる個人再生
  • 「個人再生」は、裁判所を介して借金総額を1/5~1/10程度に減額してもらい、原則3年(最長5年)で返済する方法です
    ※減額の下限は100万円。

    個人再生の大きな特徴は、住宅ローン特則(住宅資金特別条項)を利用することで、家を手放さなくて済むことです。

個人再生が向いている方
  • 借金額が1/5~1/10程度になれば3~5年で返済できる
  • 住宅を手放したくない

また個人再生には、次のようなデメリットもあります。

おもなデメリット
  • ブラックリストに載り、日常生活に不便が生じる
  • 国の機関紙である官報に住所・名前が掲載される
  • 連帯保証人に残債を一括請求される
  • 手続きが複雑で期間も長い

個人再生については以下の記事で詳しく解説しています。

  • 借金をほぼ免除できる自己破産
  • 「自己破産」は、裁判所を介して、一部の債務を除きすべての借金の支払い義務を免除(免責)してもらう、借金問題を解決するための正当な方法です

    収入がない場合でも利用できるなど、どうしても借金が返済できない人のための救済措置なので、困っている場合は利用を検討すべきといえます。

自己破産が向いている方
  • 借金額が多く3~5年で返済できない
  • 失業や減収などにより借金返済のめどが立たない
  • 車や持ち家などの高額な財産がない

また自己破産には、次のようなデメリットもあります。

おもなデメリット
  • 家や車など高額の財産が回収・処分される
  • ブラックリストに載り、日常生活に不便が生じる
  • 国の機関紙である官報に住所・名前が掲載される
  • 連帯保証人に残債を一括請求される

自己破産については以下の記事で詳しく解説しています。

弁護士法人・響で楽天カードを任意整理をした方の実例

楽天カードの返済が苦しくなり、弁護士法人・響で任意整理を行った方の解決実例を紹介します。

任意整理の実例1
  • 利用者のプロフィール
  • 50代男性・国家公務員

  • 任意整理前の借入状況
  • 楽天カードから180万円の借入れ。
    子供2人の進学が続き、必要な物をカードで支払うように。返済が厳しくなったのでリボ払いとキャッシングも併用していたが、家のローンも重なり自力では返済できなくなった。職業上、破産や個人再生は避けたかったので任意整理を選んだ。

  • 任意整理で減額できた金額
  • 将来利息カットで月々の返済額が12万円→4.6万円に減額

  • 相談から解決までの期間
  • 約4ヶ月

  • 任意整理をしてよかったこと
  • 毎月の返済額が半分以下になり、家計的にも自分の気持ち的にも楽になった。

任意整理の実例2
  • 利用者のプロフィール
  • 50代男性・運転手

  • 任意整理前の借入状況
  • 楽天カードから100万円、クレカA社から150万円、信販会社C社から100万円。
    トラブルに巻き込まれ、その解消のためにキャッシングを繰り返すように。日用品の買い物などもクレジットカードのリボ払いを使うようになる。
    返済を続けても返済総額はほとんど減らず、毎月の請求額も増えていくので毎日借金のことばかり考えていた。

  • 任意整理で減額できた金額
  • 返済総額が350万円→300万円に減額
    月の返済額が9万円→4.5万円に減額

  • 相談から解決までの期間
  • 約8ヶ月

  • 任意整理をしてよかったこと
  • 返済総額が減って、何より月の返済額が半分になったことがうれしかった。新しい仕事に就くこともできたので、きちんと返済していきたい。

楽天カードの返済でお悩みの方は弁護士法人・響へご相談を

弁護士法人・響では、借金問題や債務整理に関する相談を無料で受け付けています

楽天カードの返済や借金についてのお悩みがある方、債務整理をすべきかの判断が難しい方は、まずはお気軽にご相談ください。

債務整理をご希望の場合は、借入額や収入などから適切と思われる債務整理をご提案し、手続きや交渉の多くをお任せいただけます

※法的手続きの場合は、ご依頼者様自身で書類収集を行っていただく必要がありますが、ていねいにサポートをいたします。

弁護士法人・響のおもな特徴と相談のメリット

弁護士法人・響では弁護士費用の分割払いも可能です。相談料も無料なので、初期費用は必要ありません

受付は24時間365日、全国対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。

弁護士法人・響について詳しくは以下をご参照ください。

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楽天カードの支払いを任意整理する流れ

楽天カードを任意整理する場合の、流れと必要な期間は、おおむね次のとおりです。

弁護士に依頼すると、これらの計算や交渉のほとんどはおまかせできます

内容 必要な期間の目安
1 弁護士・司法書士に相談・依頼
2 楽天カードへの受任通知の送付 即日~3日程度
3 取引履歴の開示請求と債務額の調査 2週間~1ヶ月程度
4 利息制限法に基づく引き直し計算 1~2週間程度
5 和解案の作成と楽天カードとの和解交渉 3ヶ月程度
6 和解成立 即日
7 返済開始~完済 3~5年程度

※期間表記はあくまで目安であり、内容を保証するものではありません。債権者によってはこれより短期間で和解となるケースや、さらに長期間を要するケースもあります。

おもなポイントを、解説します。

(表内2)楽天カードへの受任通知の送付

委任契約を交わすと、弁護士は楽天カードに「受任通知」を送付し、依頼者(債務者)の任意整理の手続きに入ることを伝えます。

受任通知を送付することにより、楽天カードからの借金の督促や取り立て行為が止まり、返済が一時ストップします

受任通知については以下の記事で詳しく解説しています。

(表内4)利息制限法に基づく引き直し計算

取引履歴の調査に加え「利息制限法」という法律に基づいた金利で利息を再計算し、実際の債務額を確認します。

引き直し計算の結果、払いすぎた利息である「過払い金」が発生している場合がありますが、楽天カードはサービス開始が2011年のため、過払い金は発生していません。

過払い金については以下の記事で詳しく解説しています。

(表内5・6)和解案の作成と楽天カードとの和解交渉~和解成立

引き直し計算で確定させた債務額をベースに、依頼者と弁護士で無理なく返済できる返済計画(和解案)を作成します。

この和解案をもとに弁護士が楽天カードと交渉します。通常は依頼者自身が交渉に参加することはありません。

楽天カードから和解案の合意が得られれば、和解成立となり和解契約書(合意書)を取り交わします。

任意整理の和解については以下の記事で詳しく解説しています。

実例あり・楽天カードの借金を任意整理するメリット・デメリット

前述のとおり、楽天カードの返済ができない場合の有力な解決法として「任意整理」があげられます。

実際に任意整理を行うべきか判断するためにも、まずは任意整理のメリットとデメリットを理解しておきましょう

また任意整理した場合の、楽天カードの実際の対応も紹介します。

任意整理についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

任意整理をするメリットと楽天カードの実際の対応

任意整理には、次のようなメリットがあります。

メリット
  • おもに利息を減免して3~5年の分割返済になる
  • 整理対象の債権者を選ぶことができる
  • 裁判所を通さず進められるので期間や費用が少ない
  • 家族などにバレにくい

任意整理の大きなメリットは、将来利息などのカットです

楽天カードの利用分には利息が加算されています(ショッピング利用分は手数料と呼ばれます)が、任意整理を行うことで将来利息が減免されるので、その後の支払いはすべて元金に充てられます。

そして元金のみを3~5年での分割返済にできることが多く、月々の返済負担を減らすことができるのです

任意整理のイメージ

また、任意整理は対象とする債権者を選べます。

住宅ローンや自動車ローンなどを任意整理の対象から外すことで、持ち家や自動車への影響を抑えられるのです。(自己破産は、原則として持ち家や自動車などの財産は回収・処分されます)

弁護士法人・響で任意整理した場合の、楽天カードの実際の対応は次のようになります

〈楽天カードの任意整理への実際の対応〉
任意整理でカットできるもの 基本的に将来利息のカットとなります。
遅延損害金と和解までの経過利息は一定期間支払う必要がありますが、早期和解によりその対象期間を短縮することが期待できます。
分割返済の回数 最低返済額がありますが、おおよそ60回以内となります。ただし取引状況によっては、分割回数が増減します。
対応の姿勢 現状は特に問題なく任意整理に応じていただけます。

※2023年5月20日現在の情報です。内容を保証するものではありません。

任意整理をするデメリット

任意整理にはメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。

デメリット
  • ブラックリストに載り、日常生活に不便が生じる
  • 必ずしも長期分割払いができるわけではない
  • キャッシング利用分・クレジット利用分の一方だけを整理できない

任意整理をする大きなデメリットとしては、信用情報機関に事故情報が登録されること(いわゆるブラックリストに載る状態)です

ブラックリストに載ると、完済してから約5年間はクレジットカードやローンの新規契約はできなくなります。

これは、ほかの債務整理でも共通のデメリットです。

用語集 信用情報機関とは?

クレジットカードやローンの契約や取引などの情報を収集・管理している機関です。

ブラックリストの影響については下記の記事で詳しく解説しています。

また任意整理は裁判所を通さず債権者(楽天カード)と直接交渉をする方法のため、和解の成立や減額・支払いの条件は債権者次第といえます。

そのため必ずしも利息が減額したり、長期分割払いができるとは限りません

また任意整理は債権者ごとに手続きをすることになるので、楽天カードのキャッシング利用分とショッピング利用分を分けて一方だけ整理することはできません。

キャッシング利用分のみ任意整理してショッピング利用分は任意整理しない、という選択はできないということです。

クレジットカードを任意整理する影響についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

楽天カードの任意整理後ほかの楽天サービスへの影響は?

楽天カードを任意整理すると、ほかの楽天サービスにも影響があります。

次のサービスへの影響を解説します。

  • 楽天カード
  • 楽天銀行
  • 楽天モバイル
  • 楽天ポイント
  • 楽天家族カード

楽天カードは強制解約になる

楽天カードを任意整理(債務整理)すると、会員資格を取り消され(強制解約)使用できなくなります

任意整理などの債務整理を行うと信用状態が悪化したとみなされ、楽天カード継続利用はできなくなります。

家賃や光熱費、携帯電話の利用料金などを楽天カードで支払っている場合は、事前に支払い方法を変更しておきましょう。

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〈楽天カード規約〉
第19条(カード利用の停止、会員資格取消し)
(中略)
3.当社は、会員が次の各号のいずれかの事由に該当した又は当社が該当したと判断した場合、会員資格を取消すことができ、加盟店等に当該カードの無効を通知又は登録することがあります。
(中略)
(3) 会員が支払債務の履行を怠った場合。
(4) 差押・破産・民事再生申立・取引停止処分があった場合等会員の信用状態が著しく悪化した場合。

※引用:楽天カード「カード会員規約」

任意整理しても原則として楽天モバイルは使える

楽天カードの支払いを任意整理しても、原則として楽天モバイルは解約されません。

しかし、楽天モバイルの利用料金を楽天カードで支払っている場合は注意が必要です。

楽天カードが利用停止になることで、楽天モバイルの利用料金が滞納となってしまうと、次のようなタイミングで利用停止や契約解除となります。

  • 滞納発生の翌月末(約40~50日後)に利用停止
  • 滞納発生の翌々月末(約70~80日後)に契約解除

※参考:楽天モバイル「未払い料金の発生からご利用停止・契約解除まで」

利用料金を滞納している期間中は、数回にわたりメールやハガキで督促や通告が届くため、早めに支払い方法を変更しましょう。

なお自己破産・個人再生を行った場合は、楽天モバイルは解約される場合があります。

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〈楽天モバイルの規約〉
第15条(当社が行う契約の解除)
(中略)
6 当社は、契約者について、破産法、民事再生法又は会社更生法の適用の申立てその他これらに類する事由が生じたこと又はこれらのおそれがあることを知ったときは、直ちに本契約を解除することができます。

※引用:「楽天モバイル通信サービス契約約款

また楽天モバイルのスマートフォンの端末を分割払いで購入(割賦購入)する場合は、審査に通らず分割払いができない場合があります

スマートフォン端末の割賦購入時には、申込者の信用情報を信用情報機関に照会するため、事故情報が登録されていると割賦販売を断られる可能性があるのです。

楽天モバイルの加盟する信用情報機関は、シー・アイ・シー(CIC)です。
※2023年5月現在の情報です。

この場合は、以下のような方法が考えられます。

  • スマートフォン端末を一括払いで購入する
  • SIMカードのみ契約して中古・格安端末を買う
  • 家族などに代理契約してもらう

楽天ポイントは失効するが継続利用できるポイントもある

楽天カードが強制解約になると、楽天カードに紐づいた楽天ポイントも失効になります

任意整理をする前に、あらかじめポイントを確認したほうがよいでしょう。

楽天ポイントは次のようなさまざまなサービスで利用できるので、利用できるものを確認してみましょう。

  • 楽天市場
  • 楽天モバイル
  • 楽天トラベル
  • ラクマ
  • 楽天マガジン
  • 楽天ビューティ など

参考:楽天グループ サービス一覧

※2023年5月10日現在の情報です。ポイントの利用を保証するものではありません。

しかし、楽天カードに紐づいていないポイントカードや、スマホアプリで貯めた楽天ポイントは継続して使用できます

継続利用可能な楽天ポイントの例
  • 楽天ポイントカード*
  • 楽天Edy
  • 楽天アプリ(楽天市場・楽天Edy・PointCulb・楽天ペイなど)
  • *クレジット機能付きカードは除きます。

参考:楽天ポイントカードとは?

※2023年5月10日現在の情報です。ポイントの継続を保証するものではありません。

楽天カードの家族カードも使えなくなる

楽天カードが強制解約になると、家族カードも使えなくなります

家族カードを利用している場合は、楽天カードの本会員(主契約者)のクレジットカードが強制解約になった場合に、すべての家族カードも同時に解約となってしまいます。

そのため、家族にも滞納・解約の事実がバレてしまう可能性が高いといえます。

楽天カードの家族カードで公共料金や携帯電話料金、光熱費などの支払いをしている場合は滞納となってしまうため、早めに支払い方法を変更する必要があります。

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〈楽天カード規約〉
第2条(家族会員)

1.(中略)家族会員は、本会員が退会その他の理由で会員資格を喪失した場合には当然に会員資格を喪失します。

引用:楽天カード「カード会員規約」

債務整理による家族カードの影響

楽天カードの任意整理に関するよくある疑問と回答

楽天カードを任意整理した際によくある疑問と回答を紹介します。

Q1.楽天カードの借入れは過払い金返還請求で減額できる?

前述したとおり、楽天カードには原則として過払い金は発生していません

過払い金は「2010年6月17日以前の借入れ」にしか発生しませんが、楽天カードのサービス開始は2011年です。

そのため過払い金による減額は期待できません。

用語集 過払い金とは?

消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者や信販会社に法律の上限を超えて支払った利息、つまり払いすぎた利息を指します。
2010年以前に消費者金融やクレジットカード会社から借金をしていた場合は、過払い金返還請求を行うことで過払い金が返金される可能性があるのです。

なお2007年以前に「楽天クレジット」「楽天KCカード(キャッシング)」を利用した場合は、過払い金が発生している可能性があります。

実際に過払い金が発生しているか確認したい場合は、弁護士や司法書士に相談してみるとよいでしょう。

過払い金の相談については以下の記事で詳しく解説しています。

Q2.別の借金を任意整理中は楽天カードの審査は通る?

楽天カード以外の借入れを任意整理して返済中に、楽天カードの新規契約を申し込んだ場合は、契約はできないといえるでしょう(いわゆる審査落ち)

任意整理(債務整理)を行うと、信用情報機関に事故情報が登録されます(いわゆるブラックリストに載る状態)。

ブラックリストに載ると、抹消されるまで(任意整理の場合は完済後5年程度)は原則としてクレジットカードやローンの新規契約はできません。

楽天カードが加盟する信用情報機関
〈登録期間の例(JICCの場合)〉
項目 登録期間
延滞、債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等 契約継続中及び契約終了後5年以内

出典:JICC「信用情報の内容と登録期間」から抜粋

Q3.任意整理後に楽天カードは契約できる?

楽天カードを任意整理後、再び楽天カードを契約することは原則としてできません

前述のとおり、任意整理後は一定期間信用情報機関に事故情報が登録されます(ブラックリストに載る)。

さらに信用情報機関の登録期間が経過しても、楽天カード社内に事故情報が残り(いわゆる社内ブラック)、当面は新規契約はできない可能性があります。

新規にクレジットカードを作りたいときは、信用情報機関の事故情報が削除された後、楽天カード以外のクレジットカード会社に申し込むことを考えてください。

債務整理後のクレジットカード利用についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

楽天カードを任意整理した後クレジットカードの審査に通るには

任意整理をして完済後約5年が経過すれば、事故情報は抹消されます。

しかし、事故情報が削除されてもクレジットカードの審査に通らず、新規契約ができない場合もあります

任意整理後に、再びクレジットカードを契約する際の注意点について解説します。

安定した生活や収入を確立しておく

クレジットカードを新規契約する際の審査には、職業や年収といった条件がありますので、事故情報が抹消されるまでに安定した生活や収入を確立しておくことが大切です

雇用形態はアルバイトよりも正社員のほうが審査で評価されやすいですし、同じ正社員でも、年収が高いほうが評価されるでしょう。

収入面や社会的立場で信用を得やすいと、クレジットカードの審査にマイナスになることは少ないと考えられます。

キャッシング枠を設定しない

クレジットカードでお金を借入れする「キャッシング枠」は、立て替え払いの「ショッピング枠」よりも、審査のハードルが高いとされています。

そのためキャッシング枠を設定せず、まずはショッピング枠のみでクレジットカードを申し込むほうが審査には通りやすい可能性があります。

クレジットヒストリーを築く

クレジットカードを新規契約する際には、クレジットヒストリー(クレヒス)を照会されます。

クレヒスとは、クレジットカードやカードローンなどの利用履歴をいいますが、信用情報機関の事故情報が削除されます(いわゆるホワイトな状態)。

ある程度の年齢の人のクレヒスがホワイトの場合、債務整理をしたことを疑われて審査に落ちることがあるのです

そのためクレヒスの蓄積は大切なのですが、まずは比較的低額な支払いを毎月コツコツと行うといいでしょう。

たとえばショッピング枠のみのクレジットカードを作成し、公共料金や携帯電話料金をカード払いにすることでクレヒスを築くことができます。

「申し込みブラック」に気をつける

「申し込みブラック」とは、短期間にクレジットカードやローンなど複数の金融商品に契約申し込みをすることをいいます。

信用情報には、クレジットカードやローン申込の事実も記載されます。

クレジットカード会社は申込者の信用情報を照会するため、短期間に複数の契約申し込みをしていると「特典目当てなのでは」「お金に困っているのでは」「審査に通らず信用情報に問題があるのでは」と疑念を持たれて警戒される可能性があります。

まとめ
  • 楽天カードの借金は債務整理で減額できる可能性が高い

    ・100万円以下の債務は任意整理が適している
    ・200~300万円の債務は個人再生や自己破産も選択肢に

  • 楽天カードの任意整理後の楽天サービスへの影響

    ・楽天カードは強制解約になる
    ・任意整理しても楽天モバイルは使える
    ・楽天ポイントは失効するが継続利用できるポイントもある
    ・楽天カードの家族カードも使えなくなる

  • 楽天カードを任意整理した後クレジットカードの審査に通るには

    ・安定した生活や収入を確立しておく
    ・キャッシング枠を設定しない
    ・クレジットヒストリーをつくる
    ・「申し込みブラック」に気をつける

  • 楽天カードの返済でお悩みの方は弁護士法人・響へご相談を

弁護士法人・響に相談するメリット
  • 月々の返済額を5万→2万へ減額できた事例あり
  • 今お金がなくても依頼可能!
  • 相談は何度でも無料
  • 最短即日!返済ストップ
[実績]
43万件の問合せ・相談実績あり
[弁護士数]
43人(2023年2月時点)
[設立]
2014年(平成26年)4月1日
[拠点]
計7拠点(東京、大阪、香川、福岡、沖縄)
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