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債務の承認ってどういうこと?

債務整理の手続きにあたって「債務の承認」は、非常に重要な意味があるものです。

債務の証人ってどういうこと?

たとえば、すでに時効が完成していると思っていた債務について、時効援用をしようとしたところ(詳しくは「長い間まるで請求のなかった債権者から突然の請求がきたら?」)、自身がよくわからないうちに行っていた「債務の承認」があったため、

「時効援用の放棄をしていた」

と貸金業者から主張されてしまうことがあるのです。これをされてしまうと返済を継続せざるを得なくなってしまいます。

そもそも債務の承認って?

では、そもそも債務の承認とはどういったことを言うのでしょうか?

「債務の承認」とは、その言葉のとおり、相手への債務を承認することをいいます。ここで重要となるのは言葉の意味ではなく、

「どういった行為によって債務を承認することになってしまうのか?」

についてです。以下に列挙しましたので事項で詳しく見ていきましょう。

債務の存在を認めてはいけません

すでに時効になっていることが想定される場合、貸金業者からの請求に対して、絶対に債務の存在を認める行為をしてはなりません。支払ってしまうのはもちろんのこと、「債務承認書」といった書面に記名捺印をする行為も、当然ながらダメです。

さらに、もっとも注意をしなければならないのが、返済の猶予を求めてしまう行為です。貸金業者から電話などによって強く請求されると、

「来月には支払いますので」

「もう少し待ってもらえませんか?」

といった言葉がつい口から出てしまいます。

これだけで債務承認をしたことになってしまいますので、絶対にこういった言葉を使ってはいけません。

また、債務承認は書面として残していなくても効力が生じるため、電話内容を録音している貸金業者は多く存在しています。時効の可能性がほんの少しでも残されているのであれば、絶対に債務の存在を認める言動は避けるようにしましょう。

貸金業者から債務承認を主張されたら

自身の軽率な行為によって、債務承認と取られてもおかしくない行為をしてしまった場合、貸金業者はそれを盾に必ず請求をしてきます。

このような場合は、必ず専門家に相談するようにしてください。このまま放っておけば、貸金業者は債務承認を理由に裁判手続きへと移行し、いずれは強制執行へと着手してくる危険性が十分にあります。

もし、貸金業者から「債務承認による時効援用の放棄」を主張された場合は、専門家に依頼し、その真偽についてしっかりと争う必要があります。うまくいけば、裁判所から不当な債務承認であると判断され、支払い義務が発生することもなくなります。

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